自分の弱点
~翌日~
地下の闘技場に向かう。
今日はエイリスに模擬戦をして貰う( ^ω^)
朝食を食べてたらエイリスが今日は時間があるからと、模擬戦をしてやるわと言って貰えた(*´ω`*)
エイリスはアップすると言って先に行ってるらしい。
そう言えばエイリスってどんなトレーニングをしてるんだろう。
教えてるところは何度も見た。
地下への階段を降り、闘技場につく。
エイリスが剣を取り出し、目を閉じてる姿が目に入る。
その様子を見ているアユム。
何故かグラスを持ってる。
アユムは何を血迷ったのかエイリスに向かってグラスを思い切り投げつける。
それをエイリスはグラスも見ないまま刃で受け止める。
……グラスが割れる事も無く。
すっげぇな……。
重力で地面に落下するグラスを再び刃で受け止め、とんでもない速さでグラスに刃を当てていく。
その間、グラスに傷1つついてない。
再び刃先でグラスを受け止め、アユムに向かってグラスをパス。
目を開けるエイリス。
剣神。
その言葉が真っ先に浮かぶ。
「来やがったわね」
俺を見ず、エイリスは声だけで反応する。
バンテージを巻き、簡単なアップを開始する。
「準備が出来たら声をかけやがりなさい」
「はい」
あれでアップ……。
切っ先は辛うじて見えた程度。
普段どんなトレーニングをしてるんだ……?
アップを止め、エイリスに向き直る。
「大丈夫です」
「色んな人物と模擬戦をしてやがるのは良い事でやがるわ! それを全部ぶつけて来やがりなさい!」
すぅー……はぁー。
構える。
「はじめ!」
アユムの号令と同時にエイリスが距離を詰めて来る。
切り払って来るエイリス。
ギリギリ距離でかわしたところに左ストレート。
でも手で軌道を変えられ、逆風で右腕を狙われる。
下から上への斬撃に対応しきれず、右ひじを切っ先が掠める。
距離を取り、両足にサンダーを纏う。
「開始してから即自分のスタイルを作りやがりなさい! 今ので私が距離を詰めてあげたら君はどうなりやがってた? この剣が本当に切れるものでやがったら? 何もできやがらずに右腕は無くなりやがってたわ」
「はい!」
慢心して勝てる相手じゃないのは俺が一番良く分かってたはずなのに、エイリスは的確に俺の弱点を突いて来る。
エイリスにじゃない。
自分自身に勝たないと。
距離を一瞬で詰めて来るエイリスの突きを右に避けてかわすも、今度は左ミドルを同時にわき腹に撃たれる。
なっ……!
もろに貰いながら距離を取るも、更に距離を詰めて来る。
「想定外の事も想定しやがりなさい! 君は頭の中でだけで戦いやがってる! 決闘で見せた対応力を見せやがりなさい! 日頃から想定外の事に対応しやがればもっと君は強くなりやがる!」




