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チート魔法の攻略法~俺は異世界でも事前準備で無双する~  作者: 広田香保里
1章~デュエロス・パートル編~
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分析の正体

~その夜~


 勝利に浸りたかったから、今日は自分から進んで酒場にいる。


酒は飲めないけど。


エイリスとステラとアユムが来て。


何故かフロイヤがいる。


……何この状況?



「負けた決闘相手と飲みたいなんて頭がいかれてやがるわね」


「ブーメラン刺さってますよエイリス」


「何でさりげなく私も見るんですかねステラ(# ゜Д゜)」


「お前らうるせーよ(# ゜Д゜)」


「あっはっはー! すげー頭のおかしい奴らでおもしれーな!」



 何で秒で馴染んでるのこの人(;^ω^)


いやブーメラン刺さってるって突っ込みが追い付かない(´・ω・`)



「1つ言ってやるけど。フェルマーに何かしようと判断したら分かりやがるわね」


「わーってるよ。んな事しねーって。おれぁつえー奴が好きだ。そうしてそいつの技、考え方。全てを盗んでやんだよ」



 はーなるほど。


その考え方には同意する。


それを負けたその夜に実行に移すメンタルの強さ。


強いわけだ。



「んでよ。単刀直入に聞くが、何故俺の魔法が分かった?」


「それを聞きやがりたかったわけね」


「茶化すんじゃねーよ。初見でここまでやられたこたぁねーんだよ。決闘を見てたと仮定してもだ。ここまでコケにされたこたぁねー。何かあったんだろ? 要素ってやつがよ」


「決闘の相手が全て秒殺。しかも、見当違いの所を攻撃してました。この事からすぐに催眠系の魔法だと思いました」


「……秒で気付きやがった訳か」


「ですが上位魔法は詠唱でしか具現化出来ない。ならどうやってるのか。そこだけを考えてました」



 俺とフロイヤの会話を、酒を飲みながら黙って聞いてるエイリス達。


普段は頭がおかしいけど、こう言うところで空気が読めるって凄いよね。


相手をリスペクトしてる。



「俺の『目』が条件だと何故分かった? ……流石に今はやらねえ。おめーがつえーのは分かった。ここで勝って手に入るものなんて何もねー」


「決闘が始まるまでの間が気になったのと、何も喋ってない事です。何もしてないなら、ただ相手を見る。或いは目を合わせる行為それ自体で魔法をかけ終えてる可能性を追いました。何度も考えましたがそれしか無いだろうと」


「……」


「たまたま俺が戦った相手に、視界を塞ぐ戦法の人がいて、目隠しをして戦う練習はしてました。この考察が当たってる前提で作戦を立てて、完全に今回は嵌ったって事です」


「なるほどな」



 笑いながらフロイヤは酒をあおる。



「運も味方の内……って言うのはおめーに失礼だな。勝っても反省してたのか」


「反省なんて。そんな大層なものじゃ……」


「前の決闘での反省を俺との戦いで活かしたんだろ。 ……小賢しいが、そりゃあ負けるわな」



 小賢しいは余計です(;^ω^)


まあだって、そうしないと勝てない魔法じゃん……ってのはあるけど。



「対策無しでそもそも勝てる相手でやがらないって事でやがるわね」


「なるほどなぁ……」



フロイヤはそう言いながら俺に酒を注ぐ。


酒飲めないんですけどね(# ゜Д゜)


飲みたいのに(# ゜Д゜)



「無礼講にしやがっても良いわ!」


「だから無礼講の意味違いますがな」


「では私が飲みましょう」


「ステラは飲みたいだけでしょ(;^ω^)」


「私の分析が嵌りましたね」


「アユムは何もしてないでしょ……」


「私のお陰でしょ(# ゜Д゜)」



 掴みかかって来るアユム。



「お陰ってなーどう言うこった?」



 フロイヤは酒をあおりながら俺に視線を向けて来る。



「そういや、おめーが観客席で決闘を見るってなーほぼねーな。最終戦が殆んどだった。それなのにこう対策を練れるったぁ疑問だな。んで、今のこのじょーちゃんの言葉。何かあんのか?」



 分析力は中々なんだな。


だから俺の登場を見てから即戦い方を変えれた訳か……。



「んで、どーなんだフェルマー」



 俺はエイリスとアユムを見る。


エイリスは俺を見ず、ただ酒を飲む。


アユムはただ頷く。

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