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チート魔法の攻略法~俺は異世界でも事前準備で無双する~  作者: 広田香保里
1章~デュエロス・パートル編~
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合成魔法対策

 1戦目のマイルの対戦相手は多彩な武器を使って攻撃を仕掛けていた。


マイルはその攻撃をことごとくかわしてる。


動きが魔法使いとは思えない。


それに。


マイルは複数の魔法を合成してた。


アクアとファイアで霧を発生させ、視界を奪って攻撃が自分に及ばないようにしてる。


しかもフィールド全体を覆う訳じゃなく、対戦相手の周りを常に覆うような形になってる。


マイル自身は視界を奪われる事も無く、サンダーでの魔法乱射。


相手、これは攻撃できないだろうなぁ……。


って言うか普通に強いわ。


相手は何も出来ずに、ほぼ一方的な試合展開。


半年に満たない時間での成長とは到底思えない。


俺は目を開ける。



「武器を使ってはいませんでしたね」


「ですけど、避け方が素人のそれじゃなかったです。近接戦闘で有利に動けそうにはありませんね……」



 問題は魔法だな……。


魔法を組み合わせれば単純に戦闘の幅が増える。


魔陣札を使うメリットなんて説明するまでも無いだろうな。


……対策無しで戦おうとしたの誰やねん(;^ω^)



「合成魔法でどんな魔法になるか、分かりますか?」


「無限にあるかと。想像を形にするのが魔法の基本ですから」



 ……(´・ω・`)


対策され辛い事まで織り込み済みなのかどうかは知らないけど。


穴が無いな。


近接だったらマイルの対戦相手よりは早く行ける自信はある。


それなら魔法を打たせない方法を真っ先に思いつく。



「明日、実際に可能かどうか試してみましょうか」


「え!?」


「? 何を驚いてるんですか」


「手伝ってくれるんですか!?」


「フェルマーがしているようにサンダーを足に纏ってスピードを上げた状態であればある程度本番に近い状態で出来るかと思いますが?」


「あ、ありがとうございます」


「近接戦闘がからっきしとか思ってるんですかね(# ゜Д゜)」


「い、いいえ違います違います! 積極的に協力してくれると思ってなくて!」


「そもそも早く対策しようと思ったらあなたがどっか行って遅れてるんです(# ゜Д゜) 協力しなくても良いならしませんが(# ゜Д゜)」


「すみませんお願いします( ノД`)」




~翌日~


 フィジカルトレーニングは欠かさずこなしておく。


現実世界での試合前日にやる事なんて絶対に無かったけど、長期に渡って行われる世界最大規模の祭典。


しかも回復魔法で疲れや怪我の回復は出来るから、フィジカルトレーニングに時間を費やしても問題無いって判断した。


俺自身の体は14歳。


育ち盛りだし。


それで午後の時間でアユムとの決闘前の模擬戦を行う。


模擬戦の場所も、運営側の指定で決められた人以外は入れないようになってる。


町の面積が狭いのにも関わらず設備の充実が凄い。


と言う訳で地下に作られた魔法・傭兵訓練場に来た。


こんな感じで魔法使いは秘密裏に訓練してるのかーとか場違いな事を思う。



「では、行きますよ」


「お願いします」



 既にアユムは両足にサンダーを纏ってる状態だ。


対して俺は普通の状態で攻撃を仕掛ける。


アユムが何とか避けて行く。


けど、とんでもないスピードになってるな……。


目線から察するに攻撃は見切れてる訳じゃないと思うけど、勘で強引に避けれてるから、サンダーのスピードがどれほど上がってるかが分かる。


或いはアユムの魔力が高いのも関係してるのか?


その辺は分からないけど別の人が同じ魔法を使う事で新たな発見も出来そう。


連撃をアユムに仕掛けていく。


アユムはそれを避けながらアイスとファイアを同時に撃って来る。


巨大なアイスが俺の方に振って来るのと同時にファイアが当たり、小さな爆発が起きる。


同時に広範囲に小さな氷のつぶてが飛んで行く。


攻撃範囲広過ぎね?


何とかバックステップでかわし切ったと思いきや、アユムが俺に対して距離を詰めてきてた。


至近距離でファイアを打たれるけど、ギリギリで足にサンダーを纏って回避する。


色んな使い方があり得そうだな……。



「今のをかわすのは良いと思いますが、魔法を使わないルールを自ら破るとは」


「今のはノーカンでお願いします。実際に危なかったですから」


「大目に見ておきましょう(#^ω^)」


「大目に見てない顔やん……」


「次、行きますよ(# ゜Д゜)」


「なーんで切れてんですかね(# ゜Д゜)」



 俺がブチギレる直後に大量のファイアとアクアで霧を作られる。


サンダーを纏った状態で霧を何とか出来るか。


霧から超速で抜け出すと、霧状のもの(最早雲だな)が俺を追って来る。



「この霧ってアユムが操ってるんですか?」


「悪いですか(# ゜Д゜)」



 人次第って事かこの霧は。


回避出来得るのが分かっただけでも収穫か。



「……この霧を避けるってどんな速度なんですか本当に……」



 アユムがへたり込む。


魔力を使い切ったみたいだ。



「出来る限り早く操ってみましたが、相手はこの霧をかなり使い慣れていそうですね」



 自分で操る霧に、あれだけのサンダー連射だもんなぁ。


本番次第の不安要素。



「やれる事はあらかたやりました。後は自分が思うまでやれば良いでしょう」


「ありがとうございました」



 ……ん?


アユムがへたり込んだまま顔を赤くして俯いてる。


なんだ?



「トイレなら、行ってきて良いですよ?」


「ちげーよ(# ゜Д゜)」


「じゃあ何ですか(;^ω^)」


「宿泊施設まで運んでいただけますか……」



 ……は?

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