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チート魔法の攻略法~俺は異世界でも事前準備で無双する~  作者: 広田香保里
1章~デュエロス・パートル編~
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オリフィスの様子

 オープニングセレモニーが終わり、宿泊施設に移動する間、オリフィスの町中は人、人、人だった。


宿泊施設しか無くて人通りが少なかったのに前回は疑問を持ったけど、これかーと納得する。


20万もの人がここに来るならそりゃあ受け入れる宿泊施設が必要だよなぁ。


もしかして、アミーラがここに来たのってこの祭典に関する事だったのか?


って思うとガードマンを断ったのはちょっと心苦しい。



「フェルマー。大会前でやがるわ」


「知ってますがな」


「存分に楽しんで来やがりなさい!」



 どうしよっかな。



「根を詰め過ぎるのは良くないですよ」



 途中で合流したステラもこう言ってくれてる。


やれる事はやって来たけど、うーむ悩む。



「勝てますよ。フェルマー」



 思いがけない事を、トレーニングに付き合ってくれたアユムが言ってくれる。



「神経は、直前に再度張り直しましょう」


「……それもそうですね。楽しみます」



 よく見れば前哨戦と銘打った試合なんかもやるらしい。


他にも普通に面白そうな出店とかが目茶目茶多い。


ラズリの生誕祭もそうだけど、現実世界であんまりお祭りとか行かなかったなぁ。


いや、女の子に振られて行く機会が無かったからとかじゃないからね(´;ω;`)



「フェルマーはアユムの言う事は聞くんですね」


「ばばあの発言よりは丁寧でやがるためね!」


「ブーメランぶっ刺さってますからねあなた(# ゜Д゜)」


「いつもいじってますからたまには話を聞かないと……」


「どう言う事だよなぁ(# ゜Д゜)」


「楽しんで来まーす!」



 アユムに殴られる前に逃げを決め込む。


前哨戦は魔法使いVS傭兵として2人が実際に戦ってた。


魔法使いの巧みな魔法戦術に加え、近接戦闘では鉈を巧みに使って傭兵の槍を受け流してる。


更に鉈には支援魔法がかかっており、傭兵と互角に近接戦闘をこなしてた。


魔法使いも魔法だけじゃないんだな……。


攻め手を欠いた傭兵は、魔法使いのとどめの魔法攻撃に撃沈した(´・ω・`)


見るの止めとけば良かった。


魔法使いは普段表に出て来ない分、対策し辛いのが痛いな。


決闘が終わってもおちおち休んでもいられないかも。




 気を取り直して他の出店を見て、食べて、楽しんで回る。


ビール……は未成年だから……。


ってそれ以前に決闘前だからダメだわどの道(´・ω・`)


あれ。


遠くに対戦相手のルサルカが見えた。


だけど挙動がおかしい。


甘味を売ってる店の前で辺りをキョロキョロしている。


何をしてるんだ?


近付き、声をかけようとした時。



「こ、このクラッペを1つ下さい!」



 恥ずかしそうに顔を赤らめ、クレープのようなものを1つ貰い、(*´ω`*)の顔になる。


はむっと1口食べる度に幸せそうな顔をするルサルカ。


周りの人も俺と同じく和んでる人もちらほら。


あれだけの殺気を放って来た人とは思えない一面を垣間見た。




 宿泊施設に戻る。


出場選手同士が同じ宿に泊まらないよう配慮がされてて、ピリピリする事無く安心した準備が出来るようになってるらしい。


って言っても、1階の酒場は絶賛大繁盛中だ。


……飲みてー(# ゜Д゜)


因みにエイリスとアユムもここに泊まってる。


そう言えばステラが来たって事は、孤児院の皆は来てるのかな。


ステラに聞いとけば良かったな。


マイルにお礼も言いたいし、俺がステラにトレーニングを付けてもらってた時に別の人にトレーニングを付けて貰ってた。


今どうしてるのか知りたかったなぁ。

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