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チート魔法の攻略法~俺は異世界でも事前準備で無双する~  作者: 広田香保里
1章~デュエロス・パートル編~
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魔法剣(足)

 ラズリの町から北にある洞窟にたどり着く。


ごくりと息を吞むジネカとウィル。


ホントこいつら何しに来たんだ……。


俺はアユムから貰った石をかざす。


この石は通行石と言われ、クエスト受領者にのみ渡される封印された場所に入るための石だ。


通行石をかざすと封印の魔法陣が見え、入口の形に開く。



「早く行きましょう」


「あ、ああ……」


「ち、ちょっと待ちなさいよ!」



 通行石はクエスト依頼の許可が下りた冒険者に渡されるもので別に特別なものでも無いんだけど、何で俺に渡して来たのかが分かった。


こいつらが身の丈に合わないクエストを受けたからだろうなぁ。


洞窟の中は暗く、天井は分かんないけど大体3~4m位で幅は2mほどの割と広めの通路。


ウィルのファイアでランタンに火をつけ、それを明かり代わりに使ってる。


結構深い。


ただ、モンスターがいる気配があまりない。


オーガが寝てる時間……ならクエストとして封印が破られた場所を冒険者に任せるなんて事するのかな?


ん-……。


どうするかな。


ただ、何もしないで帰るのは流石に2人が許さないだろう。



「もうちょっと奥に進んでみましょう」


「だ、大丈夫なの!?」


「冒険者がビビってどうするの……」


「と、とにかく俺達は金が必要だからい、いいいい行くぞビビんな!」


「大声出さないで下さい」



 やっぱり帰るって言えばよかったな……。


ビビる冒険者2名をよそに、先へ進んでいくと、明かりが遠くに見えて来た。


先客でもいるのか?


立ち止まり、音を出さないようにして耳を澄ませてみる。



「うぎゃあああああ!」



 ……!


人の悲鳴!?



「な、何だ?」


「分からないです」



 モンスターがいない事を確認しながら走って行き、曲がり角を曲がる。


中は明るく、開けた場所になってた。


でかいオーガが腰を抜かした男の冒険者を追い詰めていた。


男の横には血を流して倒れた人が3人。


パーティの仲間だろう。


危ない!


俺はジネカにランタンを渡し、振り下ろした棍棒から、男を助け出す。


紙一重の所で救出に成功し、オーガの攻撃が壁に突き刺さり、地面が揺れる。



「大丈夫ですか?」


「あ、ああ。君……ありがと」


 このでかさは……オーガロードだろう。


遅れてジネカとウィルがやって来る。


動きは速いけど、あの時に比べて目がついて行けてる。



「倒れてる人を非難させてください! こいつは俺が倒します!」


「わ、分かった!」



 オーガロードの注意が俺に向いてる間に、3人は倒れた人を洞窟の方に避難させる。


周りには倒れた巨大オーガが何体もいるところを見るに、こいつらがやられて出てきた感じか。


攻撃を避けながら、オーガロードの左足、身長差的にアキレス腱の辺りにミドルキックを思い切り見舞う。


オーガロードの攻撃を避けながら同じ箇所に蹴りを入れて行く。


けど、オーガロードはそれでも俺に反撃をしてくる。


でかすぎるためか、ダメージを受けてる様子が無い。


足首周りだけでも俺の胴回りの3倍はあるだろう。


まいったな……。


攻撃を避けながら次の手を考える。



 グゥゥゥゥゥ。



 そんな時間は与えないとでも言いたげに、もう1体のオーガロードが出て来る。


うわ。


これはきっついな……。


2体の攻撃を避けながら、ジネカとウィルが遠巻きに俺を覗いてる。


あ。


1つの案を思いついた。



「ウィル! 俺の足にサンダーかけれる?」


「は? 何言ってんだ!」


「魔法剣みたいにさ!」


「あ、ああ……」



 ウィルは詠唱を開始する。



「天の力よ集結せよ。全てを焼き尽くし給え」



 俺の方に両手をかざすウィル。



「サンダー!」

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