頭のおかしいお嬢様の護衛とゴースト退治(物理縛り)
準備出来る事……。
エイリスと別れ、部屋に戻りながら考える。
武器、防具は必要無いとして。
衣服か。
同じものを数着貰ったからそれを全部ぶち込んでおけば良いだろう。
他は……。
何かあるかなって思った時、そうだと思いつく。
目的は貴族の護衛。
誰から守るのか。
モンスターからだ。
賊もいるかもしれないけど。
モンスターの情報は仕入れといた方が良いな。
アユムにどんなモンスターがいるのか記憶を共有してもらうか。
そうと決まれば話は早い。
クエスト受付所の2階を訪れ、扉をノックする。
扉が静かに開く。
アユムが(#^ω^)の表情で俺を見る。
「うるさいです」
「まだ何も言ってないです……」
「どうせまただろが(# ゜Д゜)」
「そうなんだけど怒らないで! モンスターの特徴を知りたくて!」
どさっと本が何冊か置かれる。
「これで良いですね(#^ω^)」
「えー(´・ω・`)」
「えーじゃない(# ゜Д゜)」
「だって記憶共有の方が楽ですもん」
「それが狙いじゃねーかよ(# ゜Д゜)」
本を持たされ追い出されてしまう。
まあいっか。
部屋に戻り予習。
こう言うところから戦いは始まってるのだ。
なになに?
・モンスターは強さで最大4段階に分けられる。
・獣系、悪魔系、水棲系、鳥系、アンデッド系、ドラゴン系、獣人系、妖精系などの種類が存在する。
・最上位に分類されるモンスターの中には上位魔法を使ってくるモンスターも存在する。
こんな感じだろう。
流石に全部は覚えきれないから触りだけだけど。
俺とマイルが孤児院で戦った巨大オーガとオーガロードはオーガの上位と最上位だったのか。
よー勝ったな……。
ステラがオーガロードは倒してくれたけど。
それに予想してたけどアンデッドもいるのか……。
おおよそRPGと同じみたいだ。
って事は打撃が普通に効かないモンスターもいるって事か。
幽霊系なんて特にそうじゃん……。
まあ、今回は貴族の護衛。
そんなところは行かないと思うから安心して良いと思うけど。
でも今後の任務次第だと普通にありそうだなぁ。
何か対策考えないと。
それは置いといて、出てきそうなモンスターは軽くチェックして……。
準備はこれ位で良いだろう。
って思ってたけど、エイリスの『ケッ(`ط´≠)』の意味を理解してなかったのは反省材料だとすぐに気付く事になるのだった。
~翌日~
「ここはいかにも出てくれそうですわね! おーっほっほっほ!」
貴族御一行様と俺とエイリスは町を出て、廃墟の並ぶ場所に来ていた。
「アミーラお嬢様。さ、こちらを」
「ドゥヴァ! ありがとう。さあ、護衛して下さいまし!」
「相変わらず悪趣味ではありませんか? お嬢様(# ゜Д゜)」
流石に貴族の前だと普通の言葉遣いだけど、顔がブチギレてるからあまり意味をなしてないエイリス。
紅茶っぽいのを優雅に飲んでるアミーラって言うお嬢様は幽霊鑑賞が趣味らしい。
その為に護衛をたまに依頼してくる。
うん。
頭がおかしい人しかいないのかな!?
ってか幽霊系のモンスターと戦う準備なんて何もしてないんだけど。
うううう……。
とか言ってる傍からもう来てるし……。
目の前にあからさまな幽霊っぽいモンスターが姿を見せる。
「フェルマー。倒してみやがりなさい!」
無茶苦茶言うなって(# ゜Д゜)
何て言ったら祭典に出場出来なくなるかもしれないからなぁ……。
こいつは最下位のゴーストって相手か。
放って来たファイアを拳で弾く。
つーか詠唱無しに魔法まで使えるのかよ……。
マジでどうやって倒そう(´・ω・`)




