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チート魔法の攻略法~俺は異世界でも事前準備で無双する~  作者: 広田香保里
1章~デュエロス・パートル編~
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~その日の夜~


 決闘が終わってすぐにマイルの控室に行ったら、今は誰とも会いたくないからって付き添いの魔法使いに言われた。


凄い攻防だった。


でも、悔しいだろうな……。



「ボーっとしてて良いんですか?」



 左側から来る魔法を間一髪で避ける。



「マイルが負けてしまっては、あなたは負けるわけにはいきませんよね。フェルマー」



 ステラのレイピアの突きを紙一重で避け、三日月をカウンター気味に放つも、ステラは左手でボディをガード。


お互いに距離を取ったところに背後からのアイス。


かするように貰う。


……明日、決闘なんだ。


勝ちたい。


頭を振り、切り替える。


地下の闘技場に来て、ラムジーとの決闘をある程度想定した模擬戦。


実質1体多数の決闘。


実際にやってみると見えてる位置からの攻撃に、見えない何かがいる。


実際に仮説が正しければ、ラムジーの魔法をもろにくらった事になる。


本番は見えてる(ステラ)は動けなくなるけど、見えない(アユム)は動いて攻撃して来るようになる。


ステラの袈裟切りを右に避けると同時に右側からサンダーが来る。


とっさに避けれなかったからハイキックでサンダーを蹴散らしたところにステラの突き。


かするように左肩に貰いながらも左回転で受け流し、胴回し回転蹴りをステラの顎目掛けて放つ。



「くっ!」



 ステラは距離で外すも、かする形で貰う。


そこにアイスの攻撃を背後からくらいながらも逃げる。


アイスは細かい粒子だけど、当たったら割と痛い。


はぁ……はぁ……。



「今日はこれくらいにしましょう」



 ステラはレイピアを仕舞い、壁にもたれかかってたアユムは意識を取り戻して立ち上がる。


今のは確実にとどめを貰う流れだった。


もしこれが本番なら。


ヒールで回復した矢先に攻撃が来る。


もう、明日が本番。


不安要素が尽きない。


でも今戦ったイメージを忘れないように。


今の動きの悪かったところを反芻し、明日に備える。


それしかやれる事は無い。


今日の決闘は本当に凄かった。


だからこそ。


マイルが負けたから……じゃない。


絶対に勝ちたい。

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