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チート魔法の攻略法~俺は異世界でも事前準備で無双する~  作者: 広田香保里
1章~デュエロス・パートル編~
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魔法無効化 VS 停止Ⅰ

~デュエロス・パートル決勝トーナメント2戦目当日~


 マイルとアレッティの決闘。


アレッティの停止をマイルがどう防ぐか。



「さあやってまいりました決勝トーナメント2戦目! 停止に対するは最年少魔法使い! アレッティとマイルの決闘! 1戦目は一方的な決闘となりましたがこの決闘はどうなるか!? 両選手の入場です!」



 観客の歓声の中、マイルとアレッティが入って来る。


マイルはフード付きのマントを羽織ってない。


攻撃回避するためだったはず。



「服装の変化がどう決闘に影響するのか、楽しみですね」



 ステラはどこか嬉しそうに言う。


マイルが礼をし、アレッティがそれに合わせて礼をする姿が見える。


お互いが10mほどの距離に立つ。



「さあ5感全てフル回転必須! もうすぐ! 開! 始!」


「デューーーーーー……エローーーース!」


「「エローーーース!!」」



 アレッティはフォークを構え、マイルは銃をアレッティに向ける。


互いに動かず、牽制し合うような形。



「マイル君の銃はアレッティにとって厄介ですね」


「詠唱よりも速く攻撃を当てれます」



 それだけじゃない。


フォークは刃物を防御するのに適してるけど、銃による攻撃だけは弱い。


それを分かってるからアレッティも安直に攻撃は出来ない。



「さぁ、ひりつくような膠着が続いております! まるで息も出来ぬ温度の中にいるようです!」



 マイルの発砲を皮切りに、状況が動く。


アレッティは左前方に避けながらマイルへフォークの突き。


それにマイルのサンダーがぶつかる。


お互いが距離を取るも、アレッティはマイルへの距離を詰める。



「霧対策……ですかね」


「アレッティも自分にとっての不利な魔法を分かって仕掛けてますね」



 そうだ。


例え時間が止まっても、追尾する魔法はどうか。


アレッティの攻撃を見る限り、多分全部を止められる訳じゃないんだ。



「魔法は止められない……そうみるべきかもしれません」



 たった1回の攻防に、お互いの対策が垣間見える。


本当のトップレベルの決闘。


アレッティの逆風がマイルのアクアに相殺され、マイルが距離を取る。


しかし、マイルのアクアがアレッティのフォークに纏ったままになってる。


アクアは自分で試してみたけど、攻撃よりは防御の役割がある。


それを相手の武器に……。



「マイル、やるな」



 マイルがマントを羽織ってない理由が分かった。


アクアを相手の武器にかけるなら、その攻撃をマントに貰ったりしたら防御の意味が無く、重くなって邪魔になるだけ。


だからか……。



「フェルマーから盗んだ技術を更に応用してきましたね」


「え(;^ω^)」


「剣や手足に魔法をかける。それは別に相手にかけても良いのでは? って事ですね」


「……俺の技術、盗まれ過ぎ(;^ω^)」


「これは盗んだわけでは無いでしょう……」



アレッティが構わず距離を詰める。


今度はアイスの壁をマイル自身の前に展開。


アレッティの侵入自体を防ぐ。


距離を取るアレッティに対して……。


4魔法同時合成。


アルテマだ。


アレッティは距離を取るけど、モノマキアのフィールドに対してでかすぎる。


限定された空間では避ける術が無い。


マイル自身に突っ込むしか対策が無い。


なのにもかかわらず、アレッティはフォークを構えたまま。


アルテマがアレッティに襲い掛かる。


その魔法を。


アレッティは切り伏せた。


アルテマが離散する。



「……何て奴」



 アユムの表情。


同じような感想を思ったんだろう。


観客からも感嘆の声が漏れる。


いつの間にかフォークにかかったアクアも消え、再び構えるアレッティにマイルは発砲。


避けながらも前進して来るアレッティ。


フォークを銃で受け止めるも、銃ごと吹き飛ばされるマイル。


吹き飛ばされながらもマイルは距離を詰めて来るアレッティにファイアとアクアを同時展開。


今度はアレッティに霧が襲い掛かる。


向かって来る相手に対して放たれた霧は、確実にアレッティを捉えた。


息もつかぬ攻防に、ただただ見入るだけだった。

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