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チート魔法の攻略法~俺は異世界でも事前準備で無双する~  作者: 広田香保里
1章~デュエロス・パートル編~
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相手の魔法推測

~デュエロス・パートル本戦1週間前~


 朝起きて、軽く食べてからのランニング。


朝食後の模擬戦。


昼からはフィジカルトレーニング。


昼寝を挟んで対戦相手の分析。


あらかたこんな感じの毎日が続いた。


特に対戦相手の分析は頭の中だけで考えるのは限界があったから紙に色々書いて行った。


軽く2冊分ぐらいの本の量になった。


サンサーラ、アレッティの対策は勿論、もう1人気になった選手。


ラムジー・レント。


メリケンサックみたいなものが指の隙間から見えるのと、そこから伸びてる15㎝くらいの刃。


小型の武器を使う、いわば俺に似た距離で戦う選手。


けど、本人は攻撃してないのにも関わらず、相手はどこかからダメージをくらってる。


魔法……だろうな。


何の魔法かは何とも言えないけど、フロイヤみたいな幻覚を引き起こすようなタイプの魔法じゃない事は分かる。


対戦相手の動きが全く見当違いの方向に向かってるわけじゃなく、ラムジーを見ながらも戸惑ってるような様子。


見えない攻撃魔法って考えるのが妥当。


それが何なのかはまだ分からないけど、肝心のラムジー自身が全く動いてないのを見る限り、魔法を使う代わりに動けなくなってる可能性はありそう。


ただ、決闘前を含めて詠唱してる様子が無い。


上位魔法じゃないのか、或いは控室から既にかけてるのか。


どちらにせよ対策必須。


うーむ……。



「フェルマー(# ゜Д゜) いやがるわね(# ゜Д゜)」



 借金取りのヤクザのノリでエイリスが扉をバンバン叩く。



「うるさいな毎回(# ゜Д゜)」


「入ってあげるわ!」



 ホムラとフレアはお互いに寄り添い、怯えてる。


マジでこの子らをビビらすの止めて(;^ω^)



「何ですか(;^ω^)」


「決闘相手が決まりやがったわ」



 ……相手はラムジーか。


倒しがいがある。



「頑張りやがりなさい(# ゜Д゜)」



 さっさと出て行くエイリス。


えげつなく強い以外ただのブチギレキャラになっとりませんか(;^ω^)


それは置いといて、とりあえず決闘相手は決まった。


気を取り直してラムジーの分析。


決闘中に詠唱してないって事は、さっき考えた通り入場前の控室で魔法をかけ終えてると仮定する。


そんな状態で見えない攻撃魔法を仕込むなんて出来るのか?


攻撃魔法じゃない、別の可能性を考えた方が良さそうだ。


ラムジーは近距離タイプの武器を持ってる。


魔法ってより、これを使って見えない攻撃をしてる可能性は?


例えば……分身……とか?


実体が見えないのなら、分身に透明化を合わせて戦ってる……とか?


この可能性はどうだろう。


もう1度決闘の様子を思い出す。


その前提で見てみると、顎を攻撃された時にその特徴が見て取れる。


くらった後の相手の顔の傷。


いくつか赤い斑点らしいのが見えるか見えないかくらい。


だけど頬の切り傷。


確実にラムジーの武器による傷だろう。


分身+透明の可能性が高まった。


いずれにせよチート……(´・ω・`)


多分マイルならアンチマジックを使って有利に戦えるだろうな。


動き回って本体を攻撃するって戦法を一番に思いつく。


ただ、ラムジーがどれぐらいのスピードなのか分からない。


……あ。


違うわ。


もう1度思い起こす。


攻撃を受けた相手のリアクション。


吹っ飛んでるわけじゃないから、さほどこの時の攻撃は強くは無さそう。


力任せってより急所を的確に打ち抜けるように打ってるんだろうと推測。


ただ、実際のパワーとスピードは自分で確かめないと何とも言えない。


それに分身だって何体いるのか想像もつかない。


いずれにしても、勝つには見えてる本体を何とかするしか無さそう。


スピードで翻弄しつつ、タイミングを見て……。



 ミィヤー。


グウウウ……。



 ホムラとフレアが俺に甘えて来る。



「どうしたの?」



 ぐぎゅるるる。


……。


お腹が鳴る。


気付けばもう夕方か。



「ご飯食べよっか」



 嬉しそうにこくこくと頷く2匹。


その夜も他の傭兵仲間がドン引きするくらいの量をホムラとフレアは平らげるのだった。

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