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第2幕:これは色々とアカンやつだ

さっさと異世界に行かせたかったんですがね……


「で、どうすればいいわけ?」

 ヒルダにストレートに聞く。


「とりあえず、嫌でも絶対に戦いそうなのがいるのよ。一先ず、そいつらを止めてくれれば大丈夫。」

 っていうか、超越者同士でお互い敵同士と認識しあってるやつらがいるのか……いきなり厄介なんだが。


「いきなり難易度上がったじゃねーか。驚きだよ! もういいや、それよりいい説得方法とかあるの? というか、君たちが戦うと世界が滅びますとか言っていいの?」


「言って聞くような奴らだったらあたしもアンタの事呼んだりしないし……むしろ説得方法はこっちが聞きたいくらいよ。なんたって、魔王と勇者が超越者なんだから」

 は? 聞いちゃいけないことを聞いてしまった気がした。え? 魔王と勇者? RPGで言う絶対に戦う運命みたいなの背負ってる感じの?


「おい! それって止めるの不可能な奴じゃないのか? 絶対戦う運命みたいなものを感じるんだが……」


「だからそう言ってるんだって。 世界のシステムみたいなもので争いを義務付けられている二人が超越者なの!」

 ナンテコッタ! 安請け合いするんじゃなかった。既に失敗しそうな予感がプンプンするぜ! というか先に言えよ! まぁ、細かい条件を聞かないで受けちゃった俺も馬鹿なんだけどさ……


「因みに失敗したらどうなるんだ?」


 彼女はうーんと唸った後、

「とりあえず、世界の人間は全員死滅するかな……あと、そこで亡くなった人は転生がだいーぶ先まで出来なくなっちゃう。あとはあたしより偉い神様に()()()()()()()()()! ()()!」

 自分の事ばっか強調すんな……この女神本当に酷いな。まぁその分、接し易くて嫌いじゃないが……。


「既に胃が痛くなりそうな話ばっかだけど、やるって言った以上真面目にやるから向こうに送ってくれ!」

 こうなったらヤケだ。やるしかない!


「まって! 便利道具あげるから。準備してくる」

 ビュン、と一瞬で消えた。こういうところを見ると女神ってのも本当っぽく見えるな。


「用意できた。はいこれ! 大切にしなさいよ!」

 スマホを渡された。 え? これでどうするの? というか裏側にロゴが入ってるんだが、かじりかけたパイナップルのマークがついてる…… 嫌な予感しかしない。


「パイナップル社製ゴッデスフォン! ユーフォンよ!」

 いやいやいやいや、ダメなヤツだろこれ! どう見ても アッ〇ル社のア〇フォンにしか見えない。というか明らかにロゴが後から張り付けた感があるんだが……。準備ってこのロゴ貼りに行ったとかじゃないだろうな。


「すごいでしょ! これ! かっちょいいでしょ!」

 ほめてと言わんばかりの勢い出来ている。どうしよう……指摘したらいじけそうだよなぁ。俺はすでにヒルダの事を子供にしか思えなくなってきていた。


「う、うん。すごいいいとおもう。何がいいとかよくわからないけどなんか調子よさそうだ」

 褒める言葉が思いつかないと人間ってここまで実の無いセリフしか言えないんだな。


「えへへ! そうでしょ! アンタほんと話が分かるやつね! 選んで正解だったわ」

 嘘つけ! 誰にも相手にされなかったんだろ。ここまで来るとやさしくするしかない。


「あ、使い方教えとくね!」

 そう言ってヒルダは俺にこのスマホの使い方を教えてくれた。機能は幾つかあるようだ。


 神様コール

 これを使用するとヒルダと会話が出来るようになるらしい。なにか分からない事や聞きたいことがあったらかけてこいとの事だった。正直、役に立つか一番怪しい機能だった。


 検索

 この機能で俺の世界のインターネットに接続できるそうだ。また、異世界の知識でも、一度見聞きした情報なら、自動的にユーフォンに記録されて音声認識で回答してくれるらしい。


 オートマッピング

 これはゲームと同じように自動で訪れた場所を地図化してくれるらしい。


 図鑑

 これは植物、鉱物、魔物等の情報が一度タッチパネルに触れさせただけで自動的に記録されていく。薬の作り方など生産品の作成方法も見聞きをすれば記録される。地図と連動することでどこで素材が採取できるのか、どこで該当する魔物と遭遇できるかなども分かるらしい。


 クリエイト

 物や道具の作成方法が図鑑で記録してあれば、必要な素材を用意することで使用できる。一瞬で作ることができるが、普通に作るものよりも質は一段階落ちる。


 チェイスエネミー

 これは他人にこのユーフォンのタッチパネルを触れさせると使える機能で、半径1km以内なら地図上に表示できるというものだった。


 ライト

 最大で野球場やサッカー場についているナイター用のスタンド位の明るさが出せる。ただし、使用できるようにするには一定量の太陽光を浴びせないといけないらしい。


 最後に神の奇跡

 これはその名の通り神の奇跡でヒルダが3回だけ奇跡を起こしてくれるそうだ。ただし、度を越えた奇跡は起こせないとの事。例えば、()()()()()()()()()()()()()()()()()()が、死んだ人間は生き返せなかったり、()()()()()()()()()()()()()()()などは出せるが、壊れないバリアなどは出せない。また、他人を傷つける事には使えないそうだ。ピンチの時に使おう。


 これらは使用者が使いやすい形で表れているらしい。つまりは俺以外の者がユーフォンを使用すると別の機能が付いた可能性もあるそうだ。妙にゲーム的な感じに機能がまとまっていると思ったのはこれが原因である。因みに()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()そうだ。後は、スマホとは関係ないが、異世界の言語や文字に関しては自動で理解できるように転生の際にあらかじめ配慮しておくそうだ。


 さて、一通り話を聞いて頭に入れた。後は転送してもらうだけだ。

「ヒルダ! 準備できたぞ! 送ってくれ!」


「五十嵐 蹴斗シュート 君 いよいよこれから君の物語の始まりだ! 夢と冒険とファンタジーの世界へ! レッツゴー!」

 そのセリフって思いっきり、ポ〇モンのやつじゃねーか! そう思った瞬間に俺の意識はまたしても遠のいた。

スマホの説明に抜けてた部分があったので、追加しておきました。(19/09/29)

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