第50話〜ヴィオラの思惑、絶対絶命のルディ〜
2年ぶりの投稿になってしまいごめんなさい!
スマホが壊れてしまい投稿出来ずにいましたがやっと手に入ったのでまた更新していきます♪
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「行きます!<ウィンドバレット>!」
ルディの右手から10発の<ウィンドバレット>が放たれた。
「やるわね!<ロックバレット>!」
ヴィオラさんも負けじと土属性の中級魔法を放ち、お互いがぶつかり相殺していた。
「流石ですね。次、行きます!<フレイムランス>!」
今度は炎の槍が5本現れ、ヴィオラさんに向かっていった。
「動きながら撃つのは相当な技術なのに流石ね。でも、私はそんなに甘くないわよ。<ウォーターランス>!」
ヴィオラさんは6本の<ウォーターランス>を放ち、相殺させた。
「やっぱり中々当たりませんね。<ファイアーウォール!>からの<ウィンドバレット!>」
<ファイアーウォール>がヴィオラさんをぐるっと一周取り囲み、見えない状態からの<ウィンドバレット>は避けれるはずもなくヴィオラさんはかなりのダメージを受けていた。
(今のはかなり危なかったわね...。戦いの経験こそ私が上だけど魔力量は恐らく、いいえはっきり言ってルディちゃんの方が上。持久戦になれば私が不利になる。勝負を決めるなら今しかないわね!)
ヴィオラさんが顔を上げると、彼女の中に相当量の魔力が集まり始めた。
「凄まじい量ですね...。食らえばやばそうなのがひしひしと伝わってきますよ」
「ええ。これは超級魔法。これを食らって無事だったのは今までで2人。リーダーのスイウェルと私の魔法の師匠だけよ。覚悟はいいかしら?」
「勿論です!」
「行くわよ。<クリスタルプリズン!>」
キラキラとした冷気が放たれると、一瞬でルディの元に辿り着いていた。
一瞬だった為ルディは避けることが出来ず、氷の檻に囚われてしまっていた。
「その<クリスタルプリズン>は込める魔力量によって強度が変わるわ。勿論外の声や音も聞こえないし、内側の貴女の声も外には聞こえないわ。貴女の負けよルディちゃん。といってもこの声も貴女には聞こえていないでしょうね」
ヴィオラさんは自身の魔法が破られるとは思ってないのか余裕の表情を見せていた。
その頃、イングレア王立学園サイドの控え室では...
「ルディ、大丈夫かな。結構強そうな魔法だよね」
「あれは氷属性の超級魔法だね。見ての通り氷の檻で相手を閉じ込める魔法で、私もあまり詳しくは知らないんだけど、かなり強力な魔法で攻略出来た人はあまり聞かないね」
「そうなんだ。じゃあ、ルディはかなり危険な状態なんだね」
「うん。私達はルディちゃんの無事を祈りながら信じて応援しよう」
「そうだね」
2人はルディの無事と勝利を願い、応援を続けた。
一方、檻に閉じ込められたルディは...
「寒ーい!身動き取れないし寒すぎるから体力をどんどん取られる。魔力を循環させて少しでも体を温めよう。さて、どうしようかな?込められてる魔力量的にはちょっとやそっとの事じゃあ壊せないよ」
すると、私の頭の中にヴィオラさんの声が聞こえてきた。
(貴女の負けよ。ルディちゃん)
「私負けちゃうの?嫌だ!負けたくない。ユーマ君やシルフィ、オーグ君、フィオさん、学園のみんなが私が勝つって信じてくれてるのに...。私...負けちゃうのかな...」
そこで私の意識は途切れた。
私は夢の中でユーマ君に会っていた。
(ごめんユーマ君。私、負けちゃうみたい)
(まだ負けてないよ!ルディなら勝てる)
(でも、ヴィオラさんとんでもなく強いんだよ。私には無理だよ...)
(大丈夫。僕との修行や冒険者としての活動の日々を思い出して!ルディならいけるよ。それに君の中には僕、いやみんなが付いてる!)
すると、他のみんなの声も聞こえてきた。
(ルディならいけるよ。何たってうちでユーマの次に強いんだからね)
(シルフィ...)
(ルディちゃん頑張って!確かにヴィオラちゃんは強いけど、私はルディちゃんが勝つって信じてる)
(フィオさん...)
(ルディなら大丈夫だ。王子の俺より強いんだからな)
(オーグ君...)
(ルディの強さなら先生も良く知っている!だから勝てるぞ!)
(ラルフ先生...)
最後にユーマ君の声が聞こえてきた。
(ルディ、大好きだよ!僕の大好きな人なら絶対勝てるって信じてる。だから勝って優勝を決めてきて!)
(うん!)
私は檻の中で意識を取り戻した。
(ユーマ君、そしてみんな。ありがとう!私、絶対勝つからね)
ルディは頭をフル回転させて策を練った。
(!あそこ、少し魔力が弱くなってる。あの魔法ならいけるかも。良し!まずは私を結界で守ろう。<プロテクション!>。これで大丈夫。あとは魔力を集中させよう)
ルディが魔力を集中させると、とんでもない量の魔力が集まりだした。
「何っ!?この魔力量は?」
ヴィオラさんはかなり驚いた顔をしていた。
(良し!行くよ。<スーパーノヴァ!>」
ルディは魔力が弱り始めていた一ヶ所に炎属性と風属性の複合魔法で上級魔法の<スーパーノヴァ>を放った。
少し弱まっていた所に魔法を集中させた事もあり、<クリスタルプリズン>は急激にひび割れだした。
「嘘でしょ!?この魔法を破れるというの?」
次第にひび割れが大きくなっていき、とうとう割れて中からルディが出てきた。
「ふーっ!今のは流石に危なかったですよ」
「何故破れたの!?」
「私も正直に言えば檻の中ではやばかったです。でも、ユーマ君やみんなが私の心の中へ励ましの言葉をくれたお陰で何とか心が折れずに、さらに<クリスタルプリズン>を破ることができたんです」
「そうなのね。やはり、簡単にはいかないわね。まさか<クリスタルプリズン>が破られるなんて思ってなかったわ」
「やられる前に破れて良かったです。それとヴィオラさんに提案があるんですけど良いですか?」
「良いわよ。何かしら?」
「ありがとうございます。実はヴィオラさんの<クリスタルプリズン>を破る時に使った魔法がかなり強力で、もうほとんど魔力量が残ってないので次をラストにしようと思ってます。なので私は残った魔力量で撃てる限界の魔法を打ちます」
「あら、奇遇ね。実は私も<クリスタルプリズン>の使用でほとんど残ってないのよ。だから私もラスト1発に全てを賭けるわ」
「ありがとうございます。では、行きます!」
「私も行くわね!」
2人は頷き合うと、魔力を集中させた。
「何なんだ!?この魔力量は」
「流石に不味くないか?結界が壊れる可能性があるぞ」
観客がざわざわしていると、司会の人がアナウンスを始めた。
「みなさん落ち着いてください。先程イングレア王国の国王よりこの闘技場はイングレア王立学園のリーダー、ユーマ・シンフィールドにより強力な結界を張ってもらっていると通達があり安全が保障されています」
「そうなのか。なら、座るか」
「でもよ。この2人のやばそうな魔法がぶつかり合っても耐えられる結界を張るって、ユーマって奴も相当やばいのか?」
「シンフィールドって事は紅銀の大地のブライトさんとサリーさんの子どもだな。そりゃあやばいわ。あの2人というかSランクパーティーに鍛えてもらってるなら相当強いぞ」
「ああ。この後の大将戦が楽しみだな」
観客が話していると、2人の魔力が溜まった。
「ヴィオラさん。私はいつでもOKです」
「ええ!私もよ。じゃあ、行くわよ」
「はい!」
2人の右手から魔法が放たれた。
みなさんお久しぶりです!
ユウキです!
前書きにも書きましたがスマホが壊れてしまい中々更新できませんでした(泣)
また休止中にこの作品もですがこの2年間で新たに2作品書き始めたのでそちらも順を追って投稿しますので投稿され始めたら読んで頂けると嬉しいです
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