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〜異世界で契約した従魔がEXランクの魔物達でした〜  作者: ユウキ
第2章 イングレア王立学園編
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第44話〜武魔法大会決勝 次鋒戦 フィオVSカーラ〜

第44話スタートです!



武魔法大会決勝の次鋒戦です!

......

......


「大変長らくお待たせしました!これより武魔法大会決勝の次鋒戦を始めます。次鋒戦に出場する両校の選手を紹介します。まずは、フェイルバード王立学園よりカーラ・フォン・マクウェル!」


 紹介されたカーラは観客の声援に答えるように、右手を上げて手を振っていた。


「カーラ、相手は強敵のフィオだがお前なら勝てるぞ!」


「カーラ先輩、頑張ってくださいね」


「あの子、気は強そうだが結構可愛いな」


「そうだなぁ。お前はああいうタイプの子が好きなのか?」



「続いて、イングレア王立学園よりフィオ・ローレンツ!」


 次に紹介されたフィオは、フィールドに上がる前に深くお辞儀をしていた。


(真面目なフィオらしいな)


「フィオさん、絶対勝ってくださいね!」


「ローレンツ!勝てよ〜!」



 フィールド上にカーラとフィオが立った。


「フィオさん、貴方と対決出来ること嬉しく思います」


「ありがとう!私もカーラちゃんの事はスイウェル君から聞いてるし戦えて嬉しいよ」


「それは光栄ですね。しかし私は負けませんよ!」


「それはこっちもだよ。じゃあ、お話はまた試合の後にでもしてそろそろ始めようか?」


「そうですね!始めましょうか」


 両者がある程度距離を離すと、審判の人が試合開始の宣言をした。


「では、これより武魔法大会決勝、次鋒戦のフィオ・ローレンツ選手対カーラ・フォン・マクウェル選手の試合を始めます。両選手準備はよろしいですか?」


「はい!何時でも行けます」


「私も何時でも大丈夫です!」


 フィオは軽く2、3回深呼吸をしてから頷いた。



 審判の人は、両者の準備が整ったのを確認したあと、右手を高く上げた。



「それでは、試合開始!」


 試合開始の合図と共に駆け出したのはカーラだった。


(やっぱりフィオが純粋な魔法使いだって事はもう知ってるよな。どうする?フィオ)


<ファイアバレット!ウィンドバレット!>


 フィオは2属性の同時出しで攪乱するようだ。



「ふっ!ふっ!」


 カーラはフィオの2属性の弾幕を避けながらも、じわじわフィオに近づいて行った。



ーーーーーーーーーーフィオ視点ーーーーーーーー


(カーラちゃん、私のこの弾幕を避けながらもしっかりと私との距離をじわじわ詰めてきてる。このまま詰め寄られたら私にはきつい。一応詰め寄られても大丈夫な策は用意してあるけど本職の剣士たちには勝てない。さて、どうしようか....)


 私が考え事をしている間、カーラちゃんは私のほぼ目の前に来ていた。



(っっっ!?本格的にまずいね....あれを使おう!)


 私は目の前に迫ってきていたカーラちゃんと対峙するため、ある魔法を唱えた。




 フィオは、顔をばっ!と上げたかと思うと、魔力がフィオの周りに集まり始めた。


(フィオのやつ、カーラにあそこまで迫られても全く動じてない。なにか秘策があるのか?)


 フィオは魔力を集めたかと思うと、魔法を唱えた。


<デュオ・リベレータ!>


 フィオの両手に光属性の魔力が剣の形をして現れた。


 その瞬間、ガキンっ!と音がしたかと思うとカーラの剣とフィオの属性双剣がぶつかり合っていた。



「何とか間に合ったね....」


「何ですって!?フィオさん、あなた純粋な魔法使いではなかったですか?」


「うん、そうだよ?」


「では、その両手にある双剣はなんですか!?」


「これは双剣の形を型どっているけど正体は光属性の魔力だから厳密には魔法の一部なんだ。今回の相手がカーラちゃんだったから練習してたんだけど上手くいって良かったよ!」


 フィオのこの行動には、会場のお客さんも驚いていた。



「フィオって魔法使いだろ?剣も使えたのか?」


「いや、よく見てみろ。あれは光属性の魔力が剣の形をしてるんだ。それもかなりの高等技術なんだろうが、それを実現させる辺り流石フィオだな!」


 驚いているのは、両校の控え室にいる生徒もだった。



「フィオって剣の腕も良いのね。純粋な魔法使いだと思っていたから驚いちゃったわ。ねぇ、スイ?」


「そうだね。これには俺も驚いたけど、フィオの事3年間見てきたから予想外ってわけでも無いんだよな」


「ユーマくん、フィオさんってあんな事も出来るの?」


「僕も知らなかったからびっくりしてるよ。母さんやエイナさんも言ってたけど、魔力を別の形にするってかなり高い技術が必要なんだ。それを実現させるなんて流石フィオだね。しかも、僕達が顔合わせでフィオと知り合ってから何回かこの大会に向けて練習したけど、そこで見せなかったということは自主練を大会ギリギリまでやってて編み出したんだろうね....頭が上がらないよ、ほんとに」



 剣と剣がぶつかり合ってからかなりの時間が経過したが、まだフィオとカーラの剣はぶつかったままだった。


「このまま鍔迫り合いを続けてもカーラちゃんのは真剣、私のは魔力で作った物、先に力尽きるのは私になるね」


「では、どうしますか?言っておきますけど私は魔法使いのあなたとの距離を開けるつもりはありませんからね」


「いや、無理やりにでも離れてもらうよ!<フレイムインパクト!>」


「なっ!!!!」


 フィオは目の前にいたカーラのお腹に目掛けてゼロ距離で炎属性の中級魔法<フレイムインパクト>を放ったのだ。


 至近距離だったためかカーラは避ける事が出来ず当たってしまい、かなりの距離を吹き飛ばされていた。


 カーラはかなりのダメージを受けたのか、よろよろと立ち上がっていた。



「カーラちゃん大丈夫?今のもかなりのダメージだろうしきついなら棄権してもいいんだよ?」


「ま、まだまだやれます。こんな所で引き下がれません!」


「カーラちゃんならそういうと思ってたよ!」



 カーラはもう1回地にしっかりと足を踏ん張って、剣をフィオに向けていた。


 これから戦いは激しさを増していく。

はい!どうも。こんにちは。


ユウキと申します!



大変長らくお待たせしました


最新話ができたのでまた更新します!


次回話はあまり投稿間隔を開けずに投稿しようと思ってます。


少なくとも今年中には投稿できるよう詰めていきます。


次回をお楽しみに!


これからも更新は不定期ですが、なるべく早く次の話を投稿できるよう頑張りますので「頑張れ!」とか「更新待ってるぞ!」と思ってくださった方は、是非ブックマーク追加とポイントをよろしくお願いします!


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1人1人の評価はとても大切ですし投稿や作成の励みになります。


また「ここはこうした方が面白くなるよ」とか「ここ面白かった」などの感想もどんどん受け付けています。


感想は確認次第返信していきますのでじゃんじゃん送ってきてください。



次回予告

激しさをます武魔法大会決勝戦の次鋒戦


フィオの激しい魔法の弾幕を深いダメージを負ったカーラは何とか躱し続けた。



その中でカーラの必殺技とも言える技が炸裂し、窮地に立つ程の大ダメージを受けたフィオ


そんな中フィオはユーマ達には内緒で特訓していたもう1つの秘策を繰り出す。



次回:カーラの必殺技とフィオの秘策そして決着

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