表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/63

第4話〜冒険者と魔法について〜

第4話スタートです!


この話ではユーマくんのメイドさんやユーマくんの幼馴染、その幼馴染のご両親が登場します( *´ω`* )/


そしてこの話を含め数話勉強会が続きます!

......

......


 この世界に来て3年の時が流れて、僕は3歳になった。


 この頃には漸く自分の足で歩けるようになって、会話も出来るようになった。


 因みにこの世界での1年は、地球での1年が365日あるのに対してアスタリスクの1年は480日もあり、1ヶ月は40日もある。


 でも、1週間は地球と同じ7日で、季節に関しても地球の春夏秋冬と大して変わりはなかった。



 考え事をしていると、僕の部屋のドアがノックされた。


「ん?空いてるよ?」


「シルフィです。ユーマ様入ってもよろしいですか?」


「シルフィ?うん。入ってもいいよ」


「失礼します」


 僕の部屋の扉が開かれ、入ってきたのは父さんが僕の為に雇ってくれた僕専属のメイドのシルフィだ。


 シルフィは狐人族で白い体毛と白の耳や尻尾を持つ狐人族の中でも珍しい白狐だった。


 白狐は良くない噂があるようだけどシルフィはそんな事ないし体毛も耳や尻尾も綺麗だ。僕はシルフィの頭(耳)や尻尾を撫でるのが好きだし 、シルフィもそれを気に入ってくれていた。


「どうしたの?シルフィ」


「はい。お隣のユリウス様にエイナ様、それにルディ様がお見えになられましたのでご報告に上がらさせていただきました。今はブライト様とサリー様が対応しております。特にルディ様は早くユーマ様にお会いしたいご様子でしたよ」


「ありがとう。行く前に鏡を見ておいたほうがいいよね。シルフィ、鏡ってある?」


「ございますよ。少々お待ちくださいね」


 シルフィはそういうと部屋の一角にある衣装ダンスから小さな手鏡を出してくれた。


「こちらです。ユーマ様」


「うん。ありがとう」


 僕は鏡で変な所がないか確認をした。


 僕の容姿は母さんの銀色の髪に、前髪の一部が父さんの深紅色のメッシュになっていた。


 顔も2人に似て、将来は有望かもしれない。


「鏡ありがとう。シルフィ」


「いえいえ。どういたしまして」


「じゃあ行こっか」


「ではご一緒に行きましょう」


「うん」


 僕は呼びにきてくれたシルフィと一緒にみんなの居る応接室に案内された。


...


 僕はシルフィと一緒に応接室の扉を開けた。


「ユリウスさんにエイナさん、ルディもこんにちわ」


「ん?おお!ユーマくん。こんにちわ」


「こんにちわ、ユーマくん」


「ユーマくん〜〜」


 3歳になった僕には友達ができていた。


 今僕に突っ込んできて抱きついてきたルディだ。


 赤ちゃんの頃に僕たちは出会って、あれから毎日のようにルディに会い、僕たちは兄妹のように過ごしていた。


「ルディ、そんなに走って抱きついてきたら危ないよ」


「えへへ。だってユーマくんと一緒に居られると思うと、急ぎたくなっちゃって」


 ルディはそんな可愛い事を言いながら笑っていた。


 ルディは色白の肌に、深みのある青色の髪を肩まで伸ばした可愛い女の子だ。


 間違いなく、将来は美人になる事だろう。


 性格は天真爛漫で、いつも元気な明るい子だ。


 前世では通っていたキリスト教会で良く子どもたちの相手をしていた為、その経験で彼女に世話を焼いていたりする。


 その為か3歳の時点で、彼女は僕の事をかなり慕ってくれている。


 彼女は僕に会うたびに、抱きついたり腕を組んだりしてのスキンシップをしていた。


 まだ3歳なのに結構ませた子だ。


「ユーマくんにルディちゃん。こっちにいらっしゃい」


 僕の母さんが呼んだ為、僕たちは手を繋ぎながら母さんの元に行った。


....


 母さんのところに行った僕達はリビングでシルフィに入れてもらった紅茶を飲みながら母さんやエイナさんから所謂授業を受けていた。


「今日は冒険者と魔法について教えるわね」


 母さん達は僕たちが3歳になってからこの世界の事を色々教えてくれている。


 その中で僕が興味あったのは今の2つに従魔(魔物)についてだった。


 冒険者はこの世界の職業の1つで、世界を冒険しながら魔物を討伐してお金を稼いだり、犯罪者を捕まえたり討伐したりする、所謂何でも屋だ。


 冒険者にはランクがあり、以下の通りとなる。


Gランク:駆け出しの新人。最初はこのランクからのスタートになる。

Fランク:新人に毛が生えた程度。まだまだ半人前。

Eランク:まだまだ半人前だが、ある程度の実力が認められる。

Dランク:このランクになると難易度が比較的高い仕事(依頼)が受けられるようになる。

Cランク:1人前の冒険者の仲間入り。ここまでくると次のランクへの壁がかなり高くなる。

Bランク:凡人の限界とも言われているランク。このランクになるには盗賊の討伐、又は捕縛が1回必要となる。

Aランク:ベテランと呼ばれ、ほぼ一生食べていける。このランクへ上がれるのはその才能を認められた人間のみである。

Sランク:一流の冒険者と呼ばれ、その将来が約束される。また知名度が高くなり、その名を知らぬ者はいないとも言われるほどである。

SSランク:超一流の冒険者として扱われる。その能力は所謂人外とも言えて、このランクまで上がるのは本当に難しい。

SSSランク:史上最強の冒険者として扱われるが、アスタリスクの歴史ではまだ1人しかそのランクになった冒険者は存在しない。


 因みにSSSランクになった、たった1人の冒険者とはこのイングレア王国の初代国王であり最初の勇者でもあるユウヤ・フォン・マカベ・イングレアである。


 僕の父さんと母さん、ルディの両親のユリウスさんとエイナさんはSランクの冒険者で、同じパーティーを組んでいた。


 魔物については、この後従魔の説明があるのでそこで説明する。


「次は魔法ね。私たち人間や魔物には少なからず魔力というものがあります。その魔力を練り上げイメージでまとめて使いたい方法を形にして、魔法として放ちます。魔法の発動には詠唱と呼ばれるものが必要になります。稀に詠唱しなくても強い魔法を打てる人もいますが普通は詠唱します。また、魔法には基本となる火、水、風、土の4属性に加えて炎、氷、光、闇、雷の派生魔法を加えた計9属性存在します」


 魔法に関しては、ある程度予想通りだった。


 人によって使える魔法使えない魔法というのは存在するらしい。


「ですが、魔法にはこの9属性の他に無属性という魔法もあります。これは前途の9つの属性には属していなくて、一般人にも使いやすい魔法です」


 母さんの説明によると、無属性魔法は身体を強化したり、周囲の魔力を探したりと、サポート系のことが主流のようだ。


 無属性魔法はその人によって、使える数が異なるようだ。


 因みに僕の母さんは火、水、風、土、炎、氷、無の7属性を操り賢者と呼ばれているらしい。


「魔力は5歳になると人の体に安定して、魔法の行使が可能になります。2人はあと2年待てば魔法が使えるようになるから、それまでは基礎知識を覚えていきましょうね」


「「はい!」」


 僕とルディは明るく返事をした。

はい!どうも。ユウキと申します。


今回のあとがきでは魔法について改めて説明していこうと思ってます。


この世界の魔法は火、水、風、土の基本属性に加えて炎や氷、光、闇、雷なども含め9つの属性に分かれています。


その人その人によって使える属性使えない属性が存在します。


次回話は従魔も含めた魔物についてです。


ユーマくんやルディちゃんの使える魔法がなんなのか明らかになるのはもう少し先のお話なので皆さんお楽しみに。


では次回話も読んでいただけると嬉しいです。


さようなら〜〜

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ