第34話〜終結のスタンピードとランク昇格〜
第34話スタートです!
今回のお話ではスタンピードを終結させた功績を称え、国王陛下から報奨金や勲章を貰ったり、ユーマくん達の冒険者ランクが上がったりします!
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僕達、蒼銀の双翼や父さん達紅銀の大地がそれぞれで高ランクの魔物(Sランク〜EXランク中心)を倒している間、他の冒険者達で、Aランク〜Bランク帯の魔物を倒してくれていた。
そして、スタンピードが起こって2日後の朝、遂に終結を迎えたのだ。
その次の日、王都で1番大きな広場で陛下によるスタンピードの報奨金の授賞式が行われた。
「では、これより此度のスタンピードにて活躍した者の報奨金授賞式を行う。なお、ここで発表されなかった者も今回の以来に参加してくれた報酬は出すからギルドに向かってくれ。そして、ここで発表する討伐された魔物の名は危険度が高い者しか言わないがちゃんと低ランクの魔物も討伐していればそれも報償金に入ってるから安心してくれ。まずは、夜風の丘を代表して、ガリウス・デリア!」
「はっ!」
「貴殿は、蒼銀の双翼のルディ・リザベートと協力し、キングオーガの討伐。またAランクの魔物であるクルイガ及びジャイアントコボルドを討伐した。この度の活躍を称して、白金貨30枚を授与する。良く頑張ってくれた」
「はっ!有り難く頂戴致します」
「続いて、紅銀の大地を代表して、ブライト・シンフィールド!前へ」
「はっ!」
父さんが呼ばれたようだ。
「貴殿は、パーティーで連携してSランクの魔物であるレッドドラゴン及びサーライト、Aランクの魔物であるアークウィザード及びスレンバレー、ベオウルフを討伐した。この度の活躍を称して、紅銀の大地に白金貨70枚を授与する。頑張ってくれたな」
「はっ!ありがたき幸せ!陛下のご厚意に感謝致します」
父さんは、陛下に膝をついて、見たことがない口調で喋っていた。
「続いて、この度のスタンピードにて1番の活躍をした蒼銀の双翼についてはメンバー1人1人称していく。まずは、シルフィ・ホーンベルク!」
「はっ!」
「貴女は、従魔と連携し、Aランクであるオークマジシャン及びオークジェネラル、Sランクであるオークキングを討伐した。その活躍を称して、白金貨100枚を授与する。活躍見事であったぞ」
「ありがたき幸せにございます。嬉しく頂戴します」
シルフィは、礼儀作法がしっかりしているようで、緊張するであろうこの状況でもスラスラ言っていた。
「続いて、蒼銀の双翼のルディ・リザベート!」
「はい!」
「貴女は、自らの従魔や夜風の丘のガリウス・デリアと連携してSランクであるキングオーガを討伐し、また通常種のオーガ、Sランクであるレヴォーバルク及びAランクのカバンディスを討伐した。その活躍を称して、白金貨130枚を授与する。此度の活躍見事であった」
「はっ!有り難く頂戴いたします」
ルディも終わって、あとは僕だけだな。
「次で最後だな。最後は蒼銀の双翼のリーダー、ユーマ・シンフィールド!」
「はっ!」
「ユーマ君来たよ!」
「一体どれくらいの報奨金になるのか想像がつかないな」
「ルディやシルフィも凄かったが、それより少ないって事は無いだろうしやばそうだな」
「貴殿は、自らの従魔と連携しEXランクの魔物であるエンシェントドラゴン、Sランクの魔物であるフェイクカオスドラゴン及びクォークバタフライ、Aランクの魔物であるミブリアムを討伐した。この度の活躍を称して白金貨300枚を授与する。此度の活躍見事であった!」
「はっ!ありがたき幸せにございます。心より嬉しく思い有り難く頂戴いたします!」
僕の報奨金額を聞いて周囲の冒険者はざわついていた。
「おい!白金貨300枚って聞いたことないぞ⁉︎」
「一生遊んで暮らせるんじゃないのか?」
「俺もあれぐらい稼いでみたいけど無理だろうなぁ」
「ユーマ君、凄いね!」
「ああ!強くて厄介な魔物ばかり倒しているし、何より今回のスタンピードで1番強いEXランクのエンシェントドラゴンまで討伐しているもんな。流石ユーマ君だ!なぁ、ブライト」
「そうだな!俺達もうかうかしてられないな!」
父さん達のそんな会話が聞こえるはずもない僕は、周囲の歓声を手を挙げて受け止めた。
授賞式から数日後、僕達蒼銀の双翼はギルドに報奨金の受け取りに来ていた。
実は、授賞式の後、ギルドに行ったのだがまだ準備が出来ていないとの事だったので、討伐した魔物の討伐証明部位だけ納品していたのだ。
「こんにちわ、エミリア」
「あら、ユーマ君にルディちゃん!それにシルフィさんもこんにちわ。今日はどんな御用で来たの?」
エミリアの挨拶にルディもシルフィも笑顔で返していた。
「今回のスタンピードの報奨金を受け取りに来たんだ」
「そうだったのね。みんな今回の活躍聞いたわよ。凄いじゃない!」
「ありがとう、それぞれの従魔達が協力してくれたからさ。僕達1人だけなら倒せていない魔物もいたよ」
僕のその言葉に、ルディもシルフィも、うんうんと頷いていた。
「なるほどね。それよりも報奨金だったわよね。少し待っててね、今準備して貰ってるから」
報奨金の準備ができるまでの間、僕達はエミリアと今回のスタンピードについてどんなふうに倒したとかきつかったかとか話し合った。
「エミリアー。持ってきたよ」
「ありがとう、ミラル。ユーマ君おまたせ。じゃあ、早速報奨金の受け渡しをしちゃうわね。まずはシルフィさんが報奨金白金貨100枚。魔物の討伐証明部位を持ってきて頂いてたので、白金貨5枚、金貨6枚を加えまして白金貨105枚、金貨6枚です。お疲れさまでした」
「ありがとうございます。うわ、重たいですね。ユーマ、持ってて」
「うん、良いよ」
僕は、アイテムボックスにシルフィが受け取った報奨金が入った袋を入れた。
こう言う時にも、アイテムボックスがあると楽だよな。
「次はルディちゃんね」
「はい!」
「ルディちゃんが報奨金として白金貨130枚。それと魔物の討伐証明部位を持ってきてくれてたからそれが白金貨6枚、金貨37枚分だったから、それを加えて白金貨139枚、金貨7枚ね。お疲れさま」
「ありがとうございます。重っ笑。ユーマ君、私のもアイテムボックスに入れて貰える?」
「うん、大丈夫だよ」
ルディも僕にお願いしてきた。
頼られるのは嬉しいけど、荷物持ちと化してないか?僕。
「最後はユーマ君ね。ユーマ君は報奨金が白金貨300枚ね。それに魔物の討伐証明部位を持ってきてくれたからそれが白金貨30枚、金貨58枚。それを加えて白金貨335枚、金貨8枚よ。お疲れさま」
「ありがとう、エミリア」
僕も、自分が受け取った報奨金が入った袋をアイテムボックスに入れた。
「みんな凄いわね。あと今日時間あるかしら?」
「うん、大丈夫だよ。どうしたの?」
「実はギルド長のグリスが君達が来たら、会いたいから通してくれって言われてるの」
「うん、断る理由がないし、会うよ」
「分かったわ。じゃあ、私について来て」
エミリアの案内で、ギルド長室に来た。
「ギルド長。冒険者パーティー、蒼銀の双翼の方達を連れて来ました」
「うん、入って良いよ」
「失礼します」
部屋に入ると、ギルド長が机で何かしら作業をしていた。
「エミリア君、ご苦労様。でも、君にも居てもらおうかな」
「はい」
ギルド長は、僕達をソファーに座るように促して来た。
「久しぶりだな、ユーマ君」
「お久しぶりです、グリスさん」
「聞いたよ。今回のスタンピード、蒼銀の双翼が1番の稼ぎ頭らしいじゃん」
「それぞれの従魔達が頑張ってくれたお陰ですよ。僕達1人だけなら、倒せていない魔物もいたと思います」
「相変わらず謙虚だね。まあそういったところが、君の良いところなんだろうね」
「あ、ありがとうございます。ところで僕達に何か用事があったのでは?」
「そうだったね。ユーマ君、ルディちゃん、シルフィ君、みんなおめでとう!君達個人としての冒険者ランク、そしてパーティー全体の冒険者ランクを上げることになったよ」
「「「ええー‼︎」」」
ランクが上がることを聞いて、僕達は変な声が出てしまった。
「ランク昇格ってどういうことですか?」
「討伐した魔物はAランクから上ばかりで、Sランクの魔物討伐の量が1番多い。ユーマ君に関しては、今回のスタンピードで1番厄介で強いEXランクのエンシェントドラゴンを討伐してるからね。実力のある人は子どもでも正当に評価をされるべきだと俺は思ってるし、それにそんなに実力がある子達を低ランクにいつまでも置いとくと舐めてかかる冒険者達も出て来て絡まれたらめんどくさいでしょ?」
「まあ、そうですね」
実際、ランクが低いとか美女と美少女を連れ歩いてるとか難癖つけられて何回か絡まれたことがある。
まあ絡まれたら追い返すだけだが、ランクが高ければそもそも絡んでこられる率が下がるだろうという事らしい。
(断る理由なんかないよな)
僕が、ルディとシルフィに目をやると2人とも笑顔で頷いてくれた。
「その話、受けさせて頂きますよ」
「そうか、良かった。では、3人とも特例で昇格試験無しでCランクに昇格させてあげるよ。本来なら盗賊の討伐が昇格試験なんだけど、これに関しては追々依頼とかで嫌でも関わってくることだからね。じゃあ、エミリア。3人のギルドカードを更新してあげてよ」
「分かりました。では、3人ともまたついて来てね」
「グリスさん、今日はありがとうございました。また何かあったらよろしくお願いします」
「うん、こちらこそよろしくね。ユーマ君達なら大丈夫だと思うけどやり過ぎたり、深追いしないようにね。依頼とかで深追いとか自分の力を過信しすぎて大怪我を負った冒険者を嫌というほど見てきたからね」
「ありがとうございます。肝に命じておきますよ」
僕達は、ギルド長に別れを告げ、一階の受付カウンターに戻って来た。
「3人とも、昇格おめでとう。さっきギルド長も言ってたけど、このランクからは護衛依頼や盗賊、高ランクの魔物討伐がメインになってくるから気を付けてね。ユーマ君達なら負けないと思うけどね」
「大丈夫だよ、エミリア。僕達はコツコツやって行こうってパーティー組んだ時に約束してるんだ」
僕の言葉に、2人とも頷いていた。
「なら、大丈夫そうね。3人とも、本当におめでとう!また依頼受けに来てね」
「勿論だよ。じゃあね、エミリア」
「エミリアさん、またね」
僕達は、気分よくギルドを後にした。
---------エミリア視点------
ユーマ達が、ギルドを後にする少し前。
(ユーマ君なら大丈夫だと思うけど、気を付けてね。この世界はユーマ君が思ってる以上に厳しくて残酷な世界なんだから)
心の中でユーマに対して姉心で思っていると、ユーマ達がギルドを後にした少しして、1組の冒険者達がギルドを後にしていた。
(あの人達、ユーマ君達の後を追ったのかしら?....まさかね)
私の淡い期待はこの後、消えるのだった。
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僕達がギルドから出て、少ししたところで、後ろから声をかけられた。
「おい!そこのガキども。止まりな」
「何か用ですか?」
「お前ら、蒼銀の双翼っていうパーティーだろ?」
「そうですが?」
「じゃあ、金はたんまり貰ってるはずだな!お前らには使えないだろうし、俺たちが有用に使ってやる。怪我したくなかったら有り金とそこにいる女2人を置いていきな!そこの女2人は上玉だからなぁ。夜のお供に使ってやるよ」
「ギャハハハハハハハ!」
「違いねぇな!」
こいつらなんて言った?
僕の婚約者をそんな下衆びた目で見やがって!
【シルフィ、これやばくない!ユーマ君本気で怒ってるよ】
【あの人達の自業自得だけど、これはまずいかもね。】
ルディとシルフィが念話で会話しているとは知る由もない僕は絡んできた冒険者のリーダー的な男に近付いていき、男の右手を取ると、捻って潰した。
「痛てぇぇぇぇぇぇ!」
「何すんだ!このガキ!」
「僕の大事な婚約者をそんな下衆びた目で見やがって!これくらいで見逃してやるからさっさと失せな!」
僕がリーダーに向かって、冷たい目線で睨みつけると、そいつらは街中だという事を忘れて腰にあった剣を抜いた。
「チクショウ!もう許さねぇ。お前ら!やっちまえ」
「死ねやクソガキ!」
「くたばりやがれ!」
「あーあ。剣抜いちゃったよ。先に絡んできたのはお前らだから、どうなっても文句言うなよ」
僕は、魔法を発動し、男達の方に向けて撃った。
<エアバレット!>
僕が撃った風の弾は、男達の体を吹っ飛ばして壁にぶつかっていた。
「グハッ!」
「痛てぇぇぇぇぇぇ!」
「なんだ⁉︎この魔法の威力は?」
「先に絡んできたのはそっちだからな。衛兵に捕まって、牢屋で反省しな!」
僕は、<シャドウバインド>で絡んできた男達を拘束して、衛兵に突き出しておいた。
「ふぅ。やっぱりランクが上がっても、絡んでくる奴は出てくるなぁ」
「「ユーマ君!(ユーマ!)」
安心した所で、2人が僕に抱きついて来た。
「うわっと⁉︎どうしたの?」
ルディ「怖かったから!ユーマ君がいるって分かってても、あのおじさん達の嫌な目つきを見たら怖くなっちゃったの泣」
「私も怖かったかな。ユーマなら守ってくるって分かってても、体が震えちゃった」
僕は、抱きついて来た2人の頭をそっと撫でた。
「もう、大丈夫だよ。それに僕がついてるから安心しなよ。僕がいる間は、2人には指一本触れさせないよ」
「ありがとう、ユーマ君」
「頼りにしてるよ、ユーマ」
2人と手を繋ぎながら心の中でこの2人の笑顔を守れただけでも、成長したのかな?と思っていた。
はい!どうも。ユウキと申します。
今話でスタンピードは無事解決でございます。
けが人は出たものの、あの規模で死者が出なかったのはユーマ君達の尽力によるところが大きいでしょうね。
報奨金がとんでもない額になってましたよね笑
ユーマ君がもらった白金貨300枚は日本円に換算すると約30億円です。ヤバすぎ笑
今回のスタンピードで初めて登場した魔物がいますので、恒例の魔物紹介のコーナーです。
クルイガ
Aランクの魔物である。
姿形は日本で言うところのトカゲに近い。
ただ、トカゲと違うのは二足歩行であることと、かなりデカいというところだろう。
体長は、30メートルを優に超え、尻尾も太く、並の防具だと防ぎきれずに死んでしまうだろう。
また、皮膚が硬く、上質な鉱石で作られた剣でさえ弾くとされている。
有効打は魔法だが、これも威力が低いとあまりダメージを与えられないのだ。
こんな奴が、何故Aランク止まりなのかというと、それは弱点を突かれると脆いというところだ。
皮膚が硬く、弱点らしい弱点なんてない風に見えるが、実は尻尾の先と人間で言うところの眉間と呼ばれるところは皮膚が薄く、すぐ神経に到達するため弱点になっているのだ。
討伐証明部位は尻尾、角
ジャイアントコボルド
Aランクの魔物である。
姿形はコボルドと同じだが、体が大きい。
体長は、通常種のコボルドが約1メートル程なのに対し、ジャイアントコボルドは約5メートル以上にもなる。
通常個体から知能があり、武器を使うことで相手を撃退していたが、ジャイアントコボルドもその例に漏れず、その体格を活かしたパワーで棍棒や斧を振り回して戦うため、攻撃力だけならSランクの魔物に相当するだろう。
しかし、防御面と機動力に精彩を欠き、魔法攻撃においてはそこそこランクの高い魔法使いが数人いれば、倒せてしまうのでAランク止まりなのだ。
討伐証明部位は牙、魔石
レッドドラゴン
Sランクの魔物である。
龍種の中では、弱い部類であるが、それでも得意の火属性のブレスと足の爪に仕込まれている毒は強力である。
接近しすぎると、体格を活かした突進攻撃や尻尾に振り回しに当たってしまう為注意が必要。
しかし、水属性や氷属性の魔法が弱点の為、それらが使えると戦闘が大いに楽になる。
また、飛行能力にも長けており、数日はずっと飛び続けていられるそうだ。
討伐証明部位は龍麟と呼ばれる鱗である。
サーライト
Sランクの魔物である。
人間の女性のような姿をしている。
大人しそうな性格と表情、おっとりした声で人間(特に男性)に近付き、誘惑する。
油断して付いていくと本来の本性を剥き出しにして食べられてしまうのだ。
防御力も高く、並の攻撃では歯が立たない。
唯一の弱点は雷属性の魔法である。
しかし、雷属性を扱えるものが少ない為、苦戦を強いられる冒険者も多い。
討伐証明部位は魔石
アークウィザード
Aランクの魔物である。
魔法をメインに戦う魔物で火、炎、風、氷、闇の4属性を使ってくる。
魔法に対する耐性も高く、魔法ではあまりダメージを与えられない。
しかし、防御面が他のAランクの魔物に比べても高くない為、物理攻撃を主体に戦えば楽になるだろう。
討伐証明部位は魔石、所持している杖
スレンバレー
Aランクの魔物である。
砂や石、岩などの自然にある物を使ったり、魔法で作ったりしている。
似たような攻撃方法を使用する代表的な魔物として、サンドゴーレムやロックゴーレム、ストーンゴーレム等ゴーレム種がいるが、彼等の比では無いほど威力がある。
それを可能にしているのが、彼の固有魔法である大地創生だろう。
大地創生とは、その名の通り自然界にある物質を作れる魔法だ。
では何故そのような固有魔法を持っているのにAランク止まりなのか。
それはゴーレム種と違って、防御面がそこまで脅威ではないからだ。
物理も魔法も、満遍なく通ってしまうのでそこそこ腕の立つ冒険者数人で戦えば楽に倒せるだろう。
討伐証明部位は魔石
ベオウルフ
Aランクの魔物である。
ウルフ種の中でも、強い部類に入る魔物で、彼の咆哮には威圧が含まれており、半端者を失神させる威力がある。
また、スピードも速く、敵を撹乱させながら身体強化した突進や引っ掻きを浴びせる。
魔法攻撃もでき、得意の闇属性は、相手に幻影を見せたり出来る。
幻影と本体の区別はしにくく、惑わされてしまう冒険者も多い。
討伐証明部位は牙、皮
レヴォーバルク
Aランクの魔物である。
姿形は、モ◯ハンXXのバ◯ファルクをイメージしてもらえれば分かりやすいと思う。(分からない人はモンハンXXをググってね笑)
飛行能力に優れ、トップスピードは龍種にも劣らないとされている。
攻撃方法は、火属性、雷属性のブレスと超スピードを活かした突進だ。
また、皮膚も硬く、並の攻撃では歯が立たない。
有効打は魔法だが、火属性や炎属性に耐性がある為、撃つなら水属性や氷属性がお勧め。
討伐証明部位は尻尾
カバンディス
Aランクの魔物である。
さそり型の魔物で、尻尾が長いのが特徴。
カバンディスの攻撃で、注意しなければいけないのは、左右にある鎌のような手と猛毒が仕込まれてる尻尾先の毒針だろう。
鎌のような手は鋭く、並の剣や防具を壊してしまうほどだ。
また、尻尾の先にある毒針は猛毒の為、絶対に当たりたくはない。
当たってしまうと、神経に異常をきたし、最悪死に至ってしまう為だ。
防御面でも、硬く剣や打撃武器では歯が立たないだろう。
火属性の魔法が弱点の為、強力な火属性の魔法が使えると時間はかかるが倒しやすいだろう。
討伐証明部位は両手の鎌
フェイクカオスドラゴン
Sランクの魔物である。
竜種の中でも強く、厄介な魔物である。
魔法攻撃が得意で、主に闇属性を主体にして戦う。
その中でも、得意なのが闇属性の<スリープ>、<ナイトメア>、<シャドウインベイジョン>だ。
特に<スリープ>からの<ナイトメア>のコンボが強力で、一度かかってしまうと中々抜け出せない。
有効打は光属性の魔法だが、攻撃力が低いと逆に暴れ回るので、数発で決着がつくような威力が望ましい。
討伐証明部位は龍麟
クォークバタフライ
Sランクの魔物である。
日本で言うところの蝶々に近い姿をしている。
敵対した者に浴びせてくる鱗粉には、その者の戦意を削いだり、混乱状態にさせ暴れさせる効果がある。
鱗粉を吸い込んだ者はクォークバタフライには原則として逆らえなくなってしまうのだが、それを打ち消したり抗うことはできる。
体内に入った鱗粉の効果を打ち消すには、自分の魔力もしくは他人の魔力を自分の中に流してもらう必要があるのだ。(イメージとしてはナ◯トに出てくる幻術を破るに近い)
また、機動力も優れており、中々こちらの攻撃が当たらないのも特徴
防御面がそこまで硬くないための機動力なのだ。
討伐証明部位は上羽
ミブリアム
Aランクの魔物である。
ピンク色の体毛が特徴の羊に近い姿をしている。
ただ、羊と違う点は体の割にツノが大きいことが挙げられる。
その性格は普段は大人しいが、一旦敵対すると獰猛になり相手が逃げるか自身が死ぬまで猛攻を仕掛けてくる。
二重な性格を持つのは群れの仲間や家族を守るためではないかとされている。
獰猛になるのは、決まって雄ばかりである。
突進攻撃からの角で突く攻撃を得意としている。
討伐証明部位はその大きな角である。
角は剣または刀で綺麗に切り取れば、また生えてくる。
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次回予告
スタンピードの終結から数ヶ月後
いよいよ始まる武魔法大会
ユーマ達は果たしてどのような成績を残すのか!
その頃、王都のとある路地裏に現れる2人の影
彼等は一体何者なのか?
そして彼等がもたらす新たな災厄とは⁉︎
次回:武魔法大会前夜祭
次回の投稿は2月の15日か16日を予定しております。
よろしくお願いします!




