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第14話〜2匹目との出会い〜

第14話スタートです!



今回のお話は森に入ったユーマくんの目の前にとてつもない強さを持った魔物が現れます。


一体ユーマくんはどうなってしまうのでしょうか?

......

......


 父さん達、紅銀の大地との修行開始から2年の月日がたった。


 この間は父さんとユリウスさんからは剣を、母さんとエイナさんからは魔法を教わっていた。


 分かっていた事だが剣に関しては、僕もルディも父さんやユリウスさんにも引けを取らないくらいの実力(勿論経験不足により模擬戦では負けてばかり)があり、魔法に関しては僕はもう母さん達から免許皆伝を言い渡されるくらいのものだった。


 そんなある日


「父さん、ちょっと出かけてくるね」


「もう直ぐお昼になるからあんまり遅くなるなよ」


「うん、じゃあ行ってきます」


「おう!行ってらっしゃい」


 父さんに外出する旨を伝えて、家を出た。



「あれ?ユーマは?」


「ユーマなら出かけると言ってたぞ。あまり遅くならないように言っておいたからすぐ帰ってくるだろう」


「そう」



 家を出た僕は、いつもの修行している森にやってきていた。


「なんかいるかなぁ〜。ん?なんか向こうのほうからすごい気配がするぞ?」


 僕は気配のする方へ向かっていった。


 たどり着くとそこには地球にいた時から有名な魔物がいた。


「ド、ドラゴン⁉︎」


 そう、目の前にいたのは神々しくも迫力があり、近づくことさえできないようなドラゴンが座っていたのだが、どうやら苦しんでいるようだ。


「どうしたの?どこか痛むの?」


【先程現れた冒険者にやられたのです。冒険者自体は追い払いましたが、彼らどうやら武器に毒を仕込んでいたみたいです。....小さき人間よ、私に構わず逃げなさい!】


「そんなことできないよ!見捨てるなんてできないから少し大人しくしてて」


【なっ!何を⁉︎】


 僕はそのドラゴンに近づき魔法を唱えた。


<パーフェクトヒール>


 僕が魔法を唱えるとドラゴンの体全体が神々しい光に包まれた。


 僕はその眩しさに思わず目を瞑ってしまった。


 やがて目を開けると光は収まっていて、健康そうな表情をしていた。


【ありがとう小さき人間よ、お陰で助かりました。ところで今のは超級魔法ですか?あなた何者です?】


「僕はユーマ。この世界に転生してきた転生者でこの世界の神から使徒という役名を授かってるよ」



 僕が転生者であること、そして使徒であることを伝えるとドラゴンは頭を下げてきた。


【まさか使徒様であらせられるとは.....先程までのご無礼をお許しください】


「気にしてないから良いよ。それと僕と契約してくれるかい?ううん、友達になってくれないかな?」


【良いのですか?私としてはとてもうれしいです。あなた様のそばに置いてください】


「じゃあ従魔契約するけど良い?」


【勿論です。ではお願いします】



〈我、契約を求める。お互いの信頼の名のもとに絆を示せ!汝の名はリムルである〉


 僕は頭の中に浮かんだ契約魔法の詠唱をした。


 詠唱をした後、名付けをする事で契約が完了するのだ。


【リムル....名を賜われることに感謝いたします。私の御身はあなた様の物でございます。これからよろしくお願いしますユーマ様】


「うん、これからよろしくね。リムル」


 僕は新しく従魔になったリムルと共に家に帰っていった。




 家に帰ったら正午を過ぎていたところだった。


「ただいまー」


「おう!お帰り。今からご飯にするから手を洗っておいで」


「うん、あとで紹介したい子がいるから時間頂戴ね」


「分かったよ」


 手を洗ったあと、ご飯を食べるためにダイニングへ行った。


「父さん、母さん紹介するね。僕の新しい従魔、リムルだよ」


【お初にお目にかかります。ユーマ様の従魔になったリムルと申します。神龍の役名を受けております】


 僕が新しく連れてきたドラゴンが神龍である事を知った父さんと母さんは口を開けたまま、固まっていた。



「父さん?母さん?大丈夫?」


「ああ、大丈夫だ。神龍様ということはEXランクの魔物だな」


「しかもユーマくんは2匹目と従魔契約出来たのね。普通は1体だけだし、これも周りに知られると面倒なことになりかねないわね」


(そうか、普通なら従魔契約できるのは1体だけだけど僕の場合は2体目ができたわけだし知られないほうがいいよね)


「大丈夫。僕の空間魔法でリムルやルクスは隠せるし、必要になった方を出すって感じでいいでしょ」


【ユーマ様、そのルクスというのは誰なのですか?話を聞く限り私と同じ境遇の者みたいですが】


「まだ紹介してなかったね、おいでルクス」


【お呼びですか?我が主よ】


「ルクスにも紹介するよ。僕の新しい従魔になった神龍のリムルだ」


【初めまして、神龍のリムルです。これからよろしくお願いしますね、ルクス殿】


【ああ、こちらこそよろしく頼む、リムル殿】


 こうして各自紹介を終えた僕と従魔達は、食事を終え僕の部屋へ帰ったのだ。

あとがき


はい!どうも。こんにちわ 

ユウキと申します。


今回は新たな魔物との従魔契約のお話でしたね。


通常従魔契約できるのは1体だけのところをユーマくんは2体出来てしまいましたね。


さて、新しい魔物が出てきたので恒例の魔物紹介です


リムル:神龍(ユーマの従魔)

種族名はない。

神獣フェンリルと同じで世界に一種しかいない伝説の龍。


この世界には龍種は各属性で9種存在するが神龍はその全ての頂点であり、その力は神の力と恐れられるほど強力な物だ。


得意なのは各属性のブレス攻撃だが、天候を操りそこから放たれる雷もブレス攻撃と同様に危険だ。


また飛行能力にも長けており、最高速度は時速360km以上とも言われている。


硬い外殻にも覆われており、防御面でもかなり強い。


ただ、弱点が全く無いわけではなく、逆鱗と呼ばれる部位を破壊されるとかなり弱り、最悪の場合死に至ってしまうほどだ。



これからもユーマくんのチートっぷりにご期待ください。


もしこの話が面白いと思ってもらえたら評価やブックマークをよろしくお願いします。


1人1人の評価はとても大切ですし投稿や作成の励みになります。


また「ここはこうした方が面白くなるよ」とか「ここ面白かった」などの感想もどんどん受け付けています。


感想は確認次第返信していきますのでじゃんじゃん送ってきてください。


次回予告

ユーマの幼馴染であるルディはある少年に恋をしていた。


次回:幕間〜ルディ・リザベート〜


 次回は幕間になります。


 外伝のようなものですね。


ユーマ君以外のキャラがメインの視点になりますのでお楽しみに。

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― 新着の感想 ―
[一言] あれ? おかしいぞ?リムル?どこかで聞いたようn((
[一言] 展開が似た話見た事あるけど同じ人ではないよね?
2021/01/23 17:12 退会済み
管理
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