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ヤマトタケル物語  作者: 現代人が古代人にツッコんでみた
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対決!熊曾兄弟

小碓が現地に到着した時、熊曾建(くまそたける)の兄弟は、2階建ての豪邸を造ったので新築祝いの準備を進めていました。

そこで、小碓は叔母の倭比売からもらった着物で女装して、宴会の給仕をする女たちに紛れ込もうという計画を立てるのです。

この計画、能筋の頭で思い付いたのか、それとも、叔母に教示されたのか。

個人的には後者だと思いますが。


しかし、ここで、ちょっと思い出してほしいのが小碓の身長。

16歳で背が伸びている真っ只中かもとは言え、最終的には2、3mに成長した大男、この頃にはもう150、160cmを遥かに超えていたと思われます。

叔母の着物に魔力があって可憐な乙女に化けられた可能性もありますが、小碓自身で例の瓢花頭を梳かして女性風の垂らし髪に整えていますし、そこまで霊験あらたかではなかったようです。

女物の裾もツンツルテンでしょうし、可愛らしい男の()と想像するには難しい気がします。


ところがどっこい、熊曾建兄弟は女装した小碓を気に入って、自分たちの席の間に座らせます。

『記』では酒の酌をさせただけですが、『紀』では「(たわむ)(もてあそ)ぶ」とあり、まあその、よく女じゃないとバレなかったものかと。

新宿2丁目辺りにいる人が、兄弟の好みだったのかも。


そして、兄弟の酔いが回ったところで、小碓は懐に隠し持っていた剣で兄を刺し殺します。

驚いた弟は2階へ逃げようと階段を駆け上がりますが、その途中で、小碓は弟の背中の皮を掴み、尻に剣を突き刺しました。

よりにもよって、何で尻に!?

弟は「刀を動かさないで(原文ママ「莫動其刀」)」と懇願し、小碓の素性を尋ねます。

小碓が「ワイは天皇の息子で、倭の快男児(倭男具那王(やまとおぐなのみこ))や!」と答えると、弟は「何て立派な方。私めの名を献上して『倭建命』と称えます」と媚びへつらいました。

(尻に剣を刺したままで)

弟の話を聞き終えた小碓は、剣で「熟した瓜を切り裂くように」弟を捌いて殺してしまいました。

(尻から剣を背中に捻じ込んで、グチャーと開きにする感じ)


こうして、小碓は見事に勝利し、「倭建命」の称号を得たのでした。

まったくの騙し討ちですが……。

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