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シスター
昔、中央線に乗っていると、
30才位のシスターが、乗っていました。
遠くから、物珍しく眺めていたら、
こちらを向いて見ていました。
目が合いそうになると、私が視線を外し、また遠くから眺めていました。
面白かったので、
見ては、視線を外しを繰り返しを続けていました。
余りにも、シスターは気になったのか、
笑顔で此方に近づいてきます。
こちらは、怖くなって逃げて違う車両に行きました。
違う車両からシスターを見ると、
少し悲しいと不思議な顔をしてから、
元の席に戻っていきました。
私の気配が強すぎたのか、
シスターの察知能力が、
強いのか、
今に生っては解らずじまいです。
もし、
勇気を奮って話をしていたら、
面白かったのではないかと、
後悔をしています。