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第7話 「近づく思い」

目を開けるとまた天井が見えた。

いつもの俺の部屋だ。

今日は泣いてないな。



また夢を見ていた。

少し前まで夢なんて全然見なかったのに、

二日連続で夢を見るなんて。



しかも似たような夢を見ていた気がする。

どんな夢だったか…高校生になった夢

教室で授業を受けて、弁当を食べて、誰かと喋って…

ダメだ…やっぱり鮮明には思い出せない。



昨日の…あの子には会えたのか?

いや、そもそも同じ夢だったのかさえ分からなしな…



少し考えてひとつ気づいたのは、やっぱり胸が苦しい。

ただ、昨日と違って今日は少し嬉しい気分


やっぱりあの子に会えたのかな。



顔は…やっぱり思い出せないか

とくにあの子のことは思い出せない。

まぁ夢だしな、覚えていようと考えたって難しい。

夢の中で夢だと気づくのだって難しい。



どうにか…覚えていたいな…



「やば!会社に行かないと!!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ふぅ…

今日はミスもなく元に戻れたという感じだったな。

上司は本当に心配してくれていたみたいで、今日はホッとしていた。



相変わらず夢のことは頭から離れなかったけど

確信はないけどまた会えたって気がするのがなんだか嬉しくて

好きな人が見ているから頑張る高校生のようだった。


子ども心って大事なのかもな

若いっていいなぁ



そういえば夏休みもそろそろだろうな

いいなぁ学生は、学生の頃は夏休みなんてあっという間で、

もっと休みたいと思ってたけど、

社会人になった今、あれほどの天国はない。そう断言出来る。


それどころか、今思うと、学校だって楽しかったと思える。

学生に戻りたいな

あの夢の子みたいな子に恋をして、馬鹿みたいにはしゃいで


夏祭りとか一緒に行きたいな

制服デートとかもいいな



あ、でもあの子は夏休みも部活なのかな?




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