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蜜蜂。  作者: 戸瑚夕羽
23/29

君と僕の関係。

奏真Side


「初めまして」

僕は、夜乃さんのお父さんに、言った。

「初めまして、どうぞ上がって」

と言った。

少しとっつきにくい人なのかと思う。


ダイニングに着くと、夜乃さんととても似ている母親、お父さんは、席に着き

「座りなさい」

と一言。凜夜さんも後ろからついてきて、すっと座った。

「母さんと、奏真くんは初対面だったな」

「初めまして、奏真くん。夜乃の母です。夜乃がお世話になってます」

と頭を下げた。

「初めまして。こちらこそお世話になっています」

結構緊張している。

「父さん、堅苦しいと思うのですが...」

と凜夜さんは苦笑い。

夜乃さんは笑って、

「お父さん、本題に入ろ」

と明るい声で、その場を和ませてえくれた。

「そうだな。さて、どこから話そうか」


「単刀直入ですが、夜乃さんは僕の姉なのですか?」

お父さんは、目を閉じて語り始めた。

「違うよ。君、...奏真くんは、私の兄の子だ。つまり、君はそこにいる凜夜くんの弟に当たるんだよ。

私の兄は亡くなっていて、凜夜くんの両親はもうこの世にいない。交通事故だった。だから君のお父さんはもういない。凜夜くん、黙っててごめんね。君のお父さんが不倫していただなんて、君には言えなかった。でも、こうなるなら言っておけばよかったね。ごめんなさい、許してくれるかい?」

僕には、兄がもう一人いた?

夜乃さんとは、姉弟ではない?

不倫?

お父さんはこの世にいない。交通事故...。


凜夜さん、...兄の顔を見ると、すごくショックを受けた顔をしていた。

「父さん、俺の父さんは母さんを愛してしたんだよね?俺を愛してくれたんだよね?」

凜夜さんの声は震えている。

「ああ。でも、犯してしまった罪は変わらない。私がそれに気づいたのは、奏真くん、君のお母さんから届いた手紙だったよ。私の兄が亡くなって、49日が経ったとき、届いたんだ。『貴方との子どもは男の子、奏真と名付けました。この子に本当のことを話すかどうか、私は迷っています。貴方から、半年以内にこの住所まで手紙がなかったら、話しません。よく考えて、返答を待っています』とね」

僕の予想は外れ、真実は兄を苦しませている。

何も話さない沈黙が続き、僕は席を立った。

「あ、ありがとうございました。お騒がせしてしまってすみません。えと、し、失礼します」

僕は逃げるように部屋を出た。そのあとから、凜夜さんがついてきた。

「奏真!...ちょっと話、していいか?」

と、今にも泣きそうなカオで言った。

僕は頷くことしか、できなかった。

あぁ、やっとここまでこぎ着けた。

皆さん、ありがとうございます(^○^)

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