君は決めた。
家に着いてすぐに母が
「急いで、急いで!」
って私を急かす。
「ただいま。すぐ着替えます。」
って言った。
母は、すかさず
「これ、来て行ったら?」
って言った。でも、
「ううん。私の好きなのを来て行く。」
とはね除けた。
私らしく居たかったから。そうでないと、心が壊れてしまいそうで、嫌だった。
自分の部屋で、真愛葉にメールを打った。
行って来ます!
と。返信を待たずに机において、部屋を出る。
「お母さん、行って来ます。お仕事頑張ってね。」
母は仕事で行けない。父と星也君とそのお父さんで会う。
車に乗り、
「お父さん、お待たせしました。」
って言ってから乗車中に思った。
これが、ジュリエットなら、会うのを拒んだかな?私は、会う。ロミオとジュリエットのように悲恋で終らせない。
そう、固く信じる。
私たちの絆が繋がっていることを。
「夜乃。頼むぞ。」
父が私に掛けるプレッシャーは重い。でも、引くわけに行かない。
車に乗って、20分くらい絶って、大きなビルの駐車場に入る。
「そろそろ降りるぞ。」
父の声は仕事モード。
私の心は戦闘モード。
「うん。あ、会うときは敬語だよね?」
「もちろんだ。さ、降りろ。ここの26階だ。」
そこは個室のレストランだった。
和風でここに?と驚くほどにきっちりしている。
案内されると白いブレザーの制服を着た凜にぃくらいの男の人と強面の男の人がいた。
「すみません、お待たせいたしました。」
「いえいえ。明日だったのを今日にさせて頂いたのですから。」
なんてよそよそしい二人の会話をそっちのけて、星也君が笑顔で笑った。
お辞儀をして
「初めまして、星也です。」
と言われたので
「初めまして、夜乃です。」
と返した。白い制服は星也君を明るく魅せた。
そのあと、お料理が出され、お見合いの雰囲気を思わせた。
「夜乃さんには気になる方がいらっしゃいますか?」
星也君が話した内容に息が止まる。父の顔を見ると固まっていた。
これはチャンスだ。そう思わずにいられなかった。
「はい。」
その答えは私が奏真君を好きであるという証。
その時、星也君の表情が少し曇ったように見えた。
色々な話をするなかで、もっと知りたいと思ったものの、それは好きとは違うと思った。
疲れていて、帰ってすぐに寝てしまったから気がつかなかった。未来に起こる重要な音を。
短編はどうでしたか?
まさか咲紅に彼女が!?
といった感じでしょうか?
ちょっと欲がありまして、コメントが欲しいな
なんて思っております。
毎回見て下さり、更新後すぐに読んでくださる方もいて、それだけでも嬉しいのですが、人とは怖いもので欲がでてしまうのです。
もし、お時間が宜しければくださいm(_ _)m
次回は内容を濃く書けるよう頑張ります。




