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蜜蜂。  作者: 戸瑚夕羽
13/29

君は決めた。


家に着いてすぐに母が

「急いで、急いで!」

って私を急かす。

「ただいま。すぐ着替えます。」

って言った。

母は、すかさず

「これ、来て行ったら?」

って言った。でも、

「ううん。私の好きなのを来て行く。」

とはね除けた。

私らしく居たかったから。そうでないと、心が壊れてしまいそうで、嫌だった。

自分の部屋で、真愛葉にメールを打った。


行って来ます!


と。返信を待たずに机において、部屋を出る。


「お母さん、行って来ます。お仕事頑張ってね。」

母は仕事で行けない。父と星也君とそのお父さんで会う。

車に乗り、

「お父さん、お待たせしました。」

って言ってから乗車中に思った。

これが、ジュリエットなら、会うのを拒んだかな?私は、会う。ロミオとジュリエットのように悲恋で終らせない。


そう、固く信じる。

私たちの絆が繋がっていることを。


「夜乃。頼むぞ。」

父が私に掛けるプレッシャーは重い。でも、引くわけに行かない。


車に乗って、20分くらい絶って、大きなビルの駐車場に入る。

「そろそろ降りるぞ。」

父の声は仕事モード。

私の心は戦闘モード。


「うん。あ、会うときは敬語だよね?」

「もちろんだ。さ、降りろ。ここの26階だ。」



そこは個室のレストランだった。

和風でここに?と驚くほどにきっちりしている。

案内されると白いブレザーの制服を着た凜にぃくらいの男の人と強面の男の人がいた。

「すみません、お待たせいたしました。」

「いえいえ。明日だったのを今日にさせて頂いたのですから。」

なんてよそよそしい二人の会話をそっちのけて、星也君が笑顔で笑った。

お辞儀をして

「初めまして、星也です。」

と言われたので

「初めまして、夜乃です。」

と返した。白い制服は星也君を明るく魅せた。


そのあと、お料理が出され、お見合いの雰囲気を思わせた。

「夜乃さんには気になる方がいらっしゃいますか?」

星也君が話した内容に息が止まる。父の顔を見ると固まっていた。

これはチャンスだ。そう思わずにいられなかった。

「はい。」

その答えは私が奏真君を好きであるという証。


その時、星也君の表情が少し曇ったように見えた。


色々な話をするなかで、もっと知りたいと思ったものの、それは好きとは違うと思った。


疲れていて、帰ってすぐに寝てしまったから気がつかなかった。未来に起こる重要な音を。



短編はどうでしたか?

まさか咲紅に彼女が!?

といった感じでしょうか?

ちょっと欲がありまして、コメントが欲しいな

なんて思っております。

毎回見て下さり、更新後すぐに読んでくださる方もいて、それだけでも嬉しいのですが、人とは怖いもので欲がでてしまうのです。


もし、お時間が宜しければくださいm(_ _)m


次回は内容を濃く書けるよう頑張ります。

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