本が好き
僕は本が好きだ。どれくらい好きかって言うと大体五歳くらいの頃から約十年、本を手に持っていなかった日はない程・・・・・・というより時間はない程。そして近所の図書館の本は全て制覇してしまう程、もう既に好きとか嫌いとか云々じゃなくて無きゃ無理みたいなそんな状態になってしまうほど本が好きである。
もうそれって中毒じゃねえかって思うけど今更直せないし、とりあえず本を持ってれば幸せなのでそれはそれでいいじゃんってことで諦めている。
でも24時間365日、いつでもどこでも誰とでも例え授業中であろうと本を読み続けてきたせいで、まだ読んでないって本がどんどん減っていっていることが最近の悩みである。てか、本自体は日々たくさん出ているんだから多分一生かかっても読み切れないと思うんだけど、本を買おうにもまだ中学生だからバイトもできないし小遣いには限りがあるし、図書館や学校の図書室での本のリクエストにもやはり限りがあるものだから、いくら本が出版されてもそれを手に入れる術がないといった感じだ。
せめて近所の図書館がもっと大きければいいんだけど、若者が少なくて貧しいうちの町ではあれが精一杯なのだろうとなんとなく察せてしまえるのが涙を誘う。
でも本当に私営でもいいからもう少しちゃんとした図書館があればいいのに。僕は貧乏な町に生まれた我が身を呪ってため息を吐いた。