↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR

旅する陰陽師と私の毎日

作者: 今途未来
掲載日:2026/09/12

「遊園地行きたい」


「無理」


 土曜の朝、両親に言うとその一言で会話は終了した。


「私、1人だけで行くから、お金ちょうだい」


 ダメでもともとで言ってみるもんだ。


 一度も遊園地に行ったことない私に、遊園地デビューさせてあげたいと言うことで、なんと壱万円もくれたのだ。


 父親から借りたPCで、近くの遊園地を検索する。


 あった。家から1番近い遊園地は、ワクワクびっくりドームシティという名称の遊園地だった。


 スマホの電卓アプリとメモ機能を起動し、交通費と昼食代、遊園地の乗り物代を計算し、デザート代と両親におみやげまで買える余裕があることがわかり、身支度を整え、出発準備をはじめた。


 出発前にスマホを取り出し、バックde式神のGPSゲームを起動し、歩いて式神が育つ機能をセットする。


 鏡を見て、最終ビジュアルチェックをして、おかしいところがないか確認し、遊園地へ向けて出発した。


 マップ機能で時刻表と到着時間をあらかじめ確認していたので、スムーズに駅に到着した。


 都営五田線に乗り、木道橋駅を降りて、ワクワクびっくりシティに無事に着いた。


 チケット売り場につき、学生証を見せて、中人のパスポートを購入した。


 ワクワクびっくりドームシティのパスポートを受付の人から受け取り、グリーン×イエローのパスポートを手首に巻き付けた。


 パスポートには、今日の日付とワクワクびっくりドームシティと印字されている。


 さて、どれに乗ろうか……


 遊園地の大きな案内地図を前に、西井三香は悩む。


 最初に乗るのは、ジェットコースター!


 遊園地のパンフレットを見て、2種類のジェットコースターがあることがわかった。


 ハンドルを回せば回転する乗り物に乗って、70km/hの速度で乗るリラックスと癒し目的で乗る他の乗り物と合体した進化形ジェットコースターと、120km/hの高速で遊園地内を走る、迫力満点のジェットコースター。


 ……はじめて乗る記念すべきジェットコースターなんだから、カッコよく迫力満点のジェットコースターに乗らないとね。


 迫力満点のジェットコースターの名前は、ジェットサンバート。


 まだ開店間際のため、それほど並ばずに乗れた。


 2人乗りの座席に1人で乗る、他の人たちは家族連れとカップルか。


 1人で気楽にが大好きな私はこれでいいんだもんね。


ぷるるるる……


 ⋱発車チャイムが鳴る。


 ジェットコースターは昇り坂をゆっくり進んでいった。


ガタンガタン…

 

 はじめてのジェットコースター、ドキドキするなぁ。


 はじめての遊園地〜♪ ガタンガタン〜♪ 


 今、即効で創った鼻歌を、声を出さずに歌う。


 遊園地の建物より高い位置に来た。


 いきなりすごいスピードでジェットコースターが坂を下り始めた。


 ジェットコースターのレールに激突するんじゃないかというくらいの高速移動だ。


ぎゃああああああ…………


 目をつぶりたいけど、はじめてのジェットコースター思い出が真っ暗闇なのは嫌だ。


 必死で目をこじ開けた。


 ジェットコースターは遊園地内を縦横無尽に走り回った。


 遊園地の広場、飲食店、メリーゴーラウンドのある区域を通り、くるくるとカーブを上がったり、下がったりを繰り返しスタート地点に戻ってきた。


 あああああ……怖かった。

 

 死ぬかと思った…最初は癒しとリラックスのジェットコースターのほうにすれば良かったかな…


 この次は、その癒しとリラックスのジェットコースターに乗ろっと…


 癒しとリラックスのジェットコースターの名称は、〜川せせらぎ&癒し〜「リラッシュリーンα(あるふぁ)」。


 ジェットコースターの乗り場に行くと、たくさん人が待っていたので待つことになった。


 待っている間、GPSゲームの「バッグde式神」をプレイした。


 少し歩いたから式神が少し成長していた。


 歩いて増える式神の餌も3個に増えていたので、増えた餌をあげると式神は喜んだ。


 他に飼っている成人した式神を、狩りに参加させる。


 この付近で倒せる妖怪は塗り壁か、狩場に集まっている人は何人いるのかを確認すると4人も集まっていた。


 塗り壁を倒すのにいる人数は最低3人とボタンを押すと教えてくれたので、狩りに参加した。


 狩りの開始時間30秒をきった。人数は7人に増えている。


 開始時間になった。


 8人も狩り仲間が集まったので、楽勝で一塗り壁を倒すことができる。


 式神が塗り壁に技を出して倒すためには、ひたすらシンプルに連打すべし、連打、連打、連打…


 おお…旅する陰陽師が飛び入り参加だ。…ラッキー。


 時々、運がいいと、旅する陰陽師が参加して、狩りを手伝ってくれる。


 遭遇する可能性のある陰陽師の数は300人以上、旅する陰陽師に運よく出会えるとスタンプと式神ランクを上げる餌もくれる。


 やったーーー!


 旅する陰陽師からスタンプも貰えたし、塗り壁を倒して経験値も増えてレベルアップした!


 ちょうど、ジェットコースターの順番も回ってきたし、いい時間潰しになった。


 乗るジェットコースターを間近で見て思った。


 4人乗りの乗り物のせいか、ジェットコースターっぽくないなと。


 ジェットコースターに見える点はというと、ちゃんと上半身をホールドする保護具とベルトが付いているところかな。


 遊園地に入った時にこのジェットコースターが走っている状態を見かけたが、回転しながら走っていたので、ジェットコースターよりも怖くに見えたんだよね。


キュルルルル…

 

 発車チャイムが鳴り、ジェットコースターがゆっくり進んでいく。


 遊園地内を歩いている人達と目が合う。


 握っているハンドルを回して見ると、私の乗っている乗り物だけ回転した。


 家族で遊びに行った時に乗ったことがあるコーヒカップの乗り物と似てて面白い、ただ車と同じスピードが出ているせいか、回し過ぎると飛んで行きそうで怖い。


 ジェットコースターは遊園地の広場や休憩所や球場の前やら、人が歩いている所を走行した。


 ジェットコースターが緩やかな坂を上がっていく。


 階段を昇っている人達や通路を歩いている人達が、回転している私の乗り物を見て、


 「面白そう」


「次、あれ乗ろう」


「すごい回してるな、目回りそう」


 と、言っている。


 ジェットコースターは何故かハンドルを操作しても回転しなくなった。


 1番高い所で停止したかと思うと、いきなりスピードを上げて走りだした。


 私の座った位置からは、下が見えないせいか全然怖くなかった。


 体がフワッと浮いたかと思うとジェットコースターは緩やかな坂を上り、緩やかな下り坂を下ったかと思うと体がフワッと浮き、それを2回くり返し、他の乗り物やレストランの前を通って、スタート地点に戻って来た。


 降りた後、不思議とリラックスしていた。


 その後、カラオケができる観覧車に乗った。


 どれを歌おうかな?


 歌える曲数は50曲か、知ってる曲、あるかなぁ…


 歌手名は、旅する陰陽師アイドルNo.135。曲名は、「〜東京de式神」見っけ。


 〜♪ 〜♪


 遊園地の眺めを見ながら、歌えるなんて最高だ♪


 ちょうど一曲歌い終わったところで、最初に乗ったところへ戻ってきた。


 ちょうどお昼の時間になったので、レタスと玉子サラダとアボガドとハンバーグが入った惣菜クレープをベンチで食べた。


 美味しい! このクレープメニューは当たりだ!


 その後、バッグde式神とコラボ中の妖怪屋敷に入った。


 期間限定で、バッグde式神の妖怪と連動して、妖怪退治できるのだ。


 500点中、300点取れれば、期間限定の式神をゲットできる仕組みだ。


 絶対、期間限定の式神ゲットして帰るんだ!


 



           終わり

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。