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【プロットタイプ】セットアップ

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

コメディーから、緩やかにシリアスな話。


最近はクラウドを利用したセットアップが楽なそうで。

もー、マニュアル作った人だか、会社のパソコンのクラウド設定弄った人に感謝したーーーーーーい!!


※恩恵を爆受けした人。

自前のパソコンが更新不可になり、買い替えを考える。現在使用中の会社のパソコンが交換となり、新しい物が届いた。という訳で、本日の業務と並行して、兎に角セットアップ。終わることのない更新。そうして要のアプリのダウンロードだけを残して本日を終える事になった。

本日、そんな脳を分割する様な行いをしたので、何か面白い話が浮かぶはずもなく、家路に着いた。


帰宅して、やる事をやった後、疲れ果てた様に床に突っ伏する。そうして零れるのは、嘆きというか、願望というか、愚痴というか、吐いても何にもならない様な事だった。

「パソコンの引き継ぎがスマホの○フォンぐらい簡単になって欲しい。全部複製であと終わりにして欲しい」

ド級の機械音痴である私が、今回上手く引き継ぎを終えられたのは、ただのまぐれである。どうやら前回のパソコンをセットアップする際に、クラウド保存が可能な様に設定されていたらしく、『今回の』引き継ぎはそこまで苦労すること無く終えられた。

マニュアル作られた方、クラウドの設定をなさった方、兎に角楽にして下さった方。頭が地面にのめり込む程、私は感謝してます。

だが問題は我が家のパソコンを新調した際の話である。絶対に上手くいかない。途中でエラーが入る。面倒なダウンロード作業が始まる。考えただけで乾いた笑いか止まらない。

ふと、背中に散った髪を掻き回去れる様な感触がした。どうやら家の飼い猫が戯れに来たらしい。

「例え複写するだけだとしても、パソコン程の大型機器ならば、また面倒な事になる」

「そーだけどー」

ぐるりと体を回転させ、飼い猫、基、同居人の顔を見る。変わらず冷ややかな視線を此方に送り、私の様子を観察していた。

「願うだけはタダでしょうよ」

願わずには居られない。出来るだけ面倒な手間を省いては欲しいと。厄介な事からは距離を置きたいと。無駄な事に精神を省きたくないと。

そう思ってしまうのは、どうにも人というか、私の性であるらしい。

同居人、瑠衣はただ何も言わずに私を見る。瑠衣は人を観察するのが好き。だからしどろもどろになる私を見れなかった事を残念に思っているのかも知れない。

「大丈夫だよ。どうせ本番は私物のパソコンだから。君が大好きな必死になる人間が見られるよ」

そう言うと眉根を少し上げた。其れからまた黙って私の髪を撫でる。『期待している』ということらしい。

「まぁ、人間を相手にするよりかは楽か。まだパソコンの方が試行錯誤効くからね。人間は一度駄目だとこれから先全て駄目になるからね」

「だからこそ、『鏡花』が出来たんだろ」

瑠衣はただそう言って、髪を撫でた。疲れ果てた私を労う様に。

パソコンの面倒な初期設定が始まる季節になりました。

貸し出されたものだと、どうしても自分でやらないとダメなので。


でも今回はマニュアルとクラウド設定のお陰で楽が出来ました。

※やったのは私ではなく!! えぇ見切らぬ誰か!!

本当に有難う御座います!! もう頭が地面にめり込む勢いで下げてます!!


でも考えてみたら、人間関係よりかは優しいか。と思った話。

初対面が駄目な場合って、修復するのが難しいじゃないですか。

どうやってもぎこちないままその人と生活を終えると言いますか。

第一印象悪いとそのまま悪い関係。

今まで過ごしてきたところもそうでしたし。


だからまだマシなんだ。と思ってセットアップ頑張ります。駄目ならまた家電量販店に押し付けます。

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