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幼少期の記憶
「刑事は足だ。カズマもタフになれよ」
幼少期の記憶… かすんでいて上手く思い出せない。
刑事の息子がなんで詐欺師に
ふふ
強い威厳のある父だったはずのオヤジはいつしか家で飲んだくれてばかりいた。
あんた、また酒ばっか飲んで
かあさん
あんた、ほら、カズマがみてるでしょ
やめろ
かあさんにさわるな
かあさん
記憶の中のカズマは喋らない子供だった
今はこんなに饒舌なのにな
天井を眺めるカズマはなぜか泣いていた。
ぐはっ
かあさ、、、ん、、、