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小さなエルフの大冒険始まる

「ふー」

 

 のんびり過ごして安心してしまったがここからが大変。


 さすがに寝床がないんだよね。夜は暗くなるし。異世界ということで流石にどうなるかわかんない。


 旅行バックなんて流石に撮ってないよー。

 

 野宿することもあったけど今の私の状態では何もない。

 

 でもお店が出せたならいけるかもしれない!

 

 カトレア・グレースの話にでてくる草木を使った魔法を使えるかも知れないし今はやれることをしなきゃね。


 カトレア・グレースはちいさい。


 手のひらサイズの小人のエルフだ。

 

 大きな生物が来たら食べられてしまう可能性がある。


 深呼吸して大きく息を吐く。


 まずは本で見た通りにカトレア・グレースが草を使った魔法を再現してみる。


 イメージを膨らまして目を閉じて手に力を解放し地面に両手をかざす。


 手をかざした部分があたたかく感じる。


 すると小さな宿り木が地面から生えてきた。


「やった!」


『世界樹の宿り木が女神に認知されました』


 世界樹の宿り木?


 とりあえずあとは木のてっぺんに私が用意した写真は日本旅館だ。


 小さな宿り木に小さな旅館だけど私は満足である。


 なにせ久々の旅館だ。


 蔓を伸ばしたあと少しうえには階段状の蔦で上がれるようにしておいてと。


 さてさて中はと⋯⋯。


 写真の一部だからやっぱり狭い。


 これは詳しく書けば良くなるのかな⋯⋯。


 詳しく⋯⋯詳しく。


 まだ私だけでも広くはないね。


 写真の和室を用意し、具現化させる。


『女神に和室が認知されました。

 

 女神にふすまが認知されました。

 

 女神に畳が認知されました』


 畳があるといいよねぇ。


 現れた畳に顔を埋めながらゴロゴロする。


「ああー癒されるぅ~」


 そういえばふすまの中には押し入れがあるけどあれがないと寝るには寂しい感じよね。


 写真あったかな⋯⋯ポケットからスマホを取り出し確認してみる。

 

 あっ撮ってる!流石私!


 取り出した写真は押し入れの中にある布団だ。


 掛け布団と敷き布団がないとね。


 そのとなりには枕もちゃんとあった。


 1つ1つ撮らないといけないわけではなくて少し安心した。


『女神に掛け布団、敷き布団、枕が認知されました。』


 少し肌寒かったので布団をひいてダイブした。


「あったかーい」


 なんだか久しぶりの布団に入った気がして涙がでた。


 私これからどうしようかな。


 得られた小さな幸せを噛み締めながら眠りに落ちる。




  ◇◆◇◆◇




 朝起きて扉を開けると雀が1羽旅館の屋根前に止まっている。



 正確には宿り木に乗っかっている。


『ピピピピーヨ?』



 少し変わっている鳴き声である。



 雀がでかい。⋯⋯いや私がちいさいからなのか。



 近いっ!


 きれいなんだけど怖すぎる⋯⋯。


 羽毛が白いんだね。


 しかしこれだけでかいと写真の映りはとてもいいかもしれない。


 スマホを取り出し写真を撮る。


『パシャ』


『雀を世界に記録しました。女神に情報が伝わりました』


『やっほー満喫してるー?


 今さっき私の世界で移動手段を用意したの。


 世界儀を使い方を教えたわ。


 そこの鳥に行きたい場所をつたえたら飛んで乗せていってくれるようにしてるのよ。


 それにしてもすごいわ。

 

 発展度がすごい速さで登録されてる。


 このままいけばあたしの評判は……ふふふ』


 おおっ。


 この雀は女神が用意したのか。


 スマホがなると世界儀のマークのアプリが出てくる。


 これがそうか……。


 おや?村があるみたいだね。


 アプリを確認し終わると雀の姿が目に映る。


 じゃあ村に行ってみようかな!


 とりあえず雀の方を向き雀の名前を考える。


「君の名前はピーヨね。これから宜しくね」


 アプリを作動させると世界儀が3Dで映し出される。


 さあ目指すは始まりの村へレッツゴー!



◇◆◇◆◇




 始まりの村へ飛んでいくとそこは平原に柵がしてある場所に到着した。


 思ってた以上になにもない。


 大きな岩の下に穴が掘ってあり、住居らしき住まいが作られている。


 人が住んでるのはわかるが20人程度の村のようだ。


 ところで私はどうやったら交流できるのだろう。


 私ちいさい。


 もはや私からしたら数十センチメートルの人は巨人である。


 これは会話できるのだろうか。

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