第十二話:『与太話、大事な話』
「魂が?」
「魂が」
とんでもないことを…いや魂眼スキルも持ってる彼女には見えるのか。
ということは、今"掠め取り"を使ったから…?考えられるのはそれ位だ。
「…あ~」
「え、えっと」
「わかった、俺のスキル説明します」
「…」こくり
彼女は神妙そうに聞いて、そこに正座。
俺も取り敢えず前に座り。
…初めての経験じゃない、だが初めてだ。
俺のスキル、嫌々説明しないのは。
だってまぁ、前まではゴミスキルですって言わなければだったが。
今となっては、説明も悪い気はしない、不思議なもんで。
「…俺のスキルは[遺伝子スキル]って名前で、同じユニークです
自分の身体を作り替えたり、他の生き物の身体を分析したりもできるんです。」
「わお、作り替えたりですか」
「ええ、それを利用してミニトレントのスキルも使ったんです」
「…だから?」
「恐らくは」
まぁ、俺自身知り切れてないんだけど兎も角。
説明としては必要分は行っておく。
「成程、ともすれば…」
「うん?」
「私も分析できたりします?」
「ゑ!?」
「だってほら、それ…上手く使えばスキルの事分析できません?」
「…あ~~」
確かにそれは便利だ、ユニークスキルの調査が出来たらそれは。
先人の居ないユニークスキル群にとってとっても便利だ。
「ということで、良ければ是非!是非!」
「そういうことなら、じゃあ…」
彼女のこめかみ辺りに手で触れると、いつもより倍近い消耗を感じる。
流石に人間は、しっかり隠しているのも有り、消耗が大きい…!
「どうです?」
「み、見えて…来た」
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名:ステラ・ユキノセ 学名:ホモ・サポエンス
[解析項目]
肉体:〇
能力:〇
精神:×
???:×
⁝
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これが…ええと、スキルの方も見れそうだ。
どれどれ…?
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《魂眼》
・瞳の神経を変質させて魔力的視界を形成
・魂への接触を可能にする
・??????????????????????
⁝
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ちょっと分析しきれない箇所が多いな…そう上手くはいかないか。
「成程?」
「どうです?」
…これも、コピーできるのか?
そんな事を想いつつ、手を離す。
「まだまだ読み切れませんでした、実力不足でしたよ」
「いえいえ、少しでも読み解けるならやはりすごいスキルです」
「そ、そうですか…」
褒められ慣れてないから、普通にドキドキしてしまった…。
「しかし、そのようなスキルでありながら今新人…」
「う…」
「私と一緒で、"訳アリ"なんですね」
へらりと、彼女は笑う。
視界を無くした彼女もまた、スキルでひと悶着合ったのだろうか…。
ダンテには、まだそれは分かりかねるのだった。
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