第20話 doragonic redo LAST
俺の手のひらからは、もの凄い勢いで真っ赤な炎が噴射された。
ドラゴンはとても困惑した表情を見せたが、スっと横にずれて攻撃を避ける。
「貴様...今のは...!」
しかし、もう遅い。
俺の炎は、攻撃のための炎ではない。目くらましのための炎だ。
俺はやつの気付かぬうちに、やつの死角へと滑り込む。
相変わらず地面はヌルヌルで歩きにくい。
しかし、だからこそ俺はそこに滑り込み、高速で移動できた。
俺は叫ぶ。
「ロックブロー!」
『スキル『魔法創造』により、魔法『ロックブロー』を作成しました。魔法『ロックブロー』はスキル『魔法』と統合されました。』
次の瞬間、地面から生えた大量の岩が、やつを取り囲み、動きを封じる。
「お...おいちょっと待て。」
ドラゴンが叫ぶも、俺は静かに返した。
「情け無用。」
そして、俺はブラックサンダーを何発も連発して叫んだ。
ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!!!!!!
ドラゴンは何度も悲鳴をあげる。
「グゥオオオオオオオオ!!!!!!!」
やつの悲鳴の横で、俺は喋る。
「俺がさっきブラックサンダーをうった時、お前の外見に傷が一切なかったから、俺はあまりダメージを受けてないんじゃないかとおもった。しかし、よく考えたら、ブラックサンダーを受けた後、お前はかなり息切れしていたよな? 結構なダメージが入っていたんじゃないのか? たった一撃でさえ。 例え体が硬い皮膚に覆われていても、電気に効果はないからな!」
「おまえ...」
「だから、次に俺が攻撃する時は、何発も連発してやろうと思ったんだ。 しかし、 俺はまだ自分の魔力量を把握していない。何発連続でブラックサンダーがうてるかもわからない。だから賭けにでた。俺の魔力か、お前の体力か、どっちが先に尽きるか...」
「ま ...まて...頼む...1回落ち着いてくれ...」
「俺がさっき喋った時、お前は聞く耳を持ったか? いや、持たなかった。お前は俺を殺そうとした。これは付けだ。命で支払え!」
そう言って、俺は再び『ブラックサンダー』を連発しまくった。
グゥオオオオオオオオ!!!!!!!
そんなドラゴンの鳴き声が、辺りに響き続ける。
そしてその鳴き声は、数時間の間止むことはなかった。
私が未熟すぎるため、かなりストーリーに歪さが出てしまいました。もっと精進しないとですね。ᐡ- ̫ -ᐡ.。◯
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