キミからもらう笑顔を僕だけのモノにしたい!
___僕の好きな女性は、、、?
【笑顔が似合う】子だよ。
___彼女の笑ってる顔が一番輝いていると僕は思う!
・・・でもね?
彼女は、僕だけを見ることはないのだろう...。
僕の働く会社の女の子の中でも、一番モテる女の子でね!
彼女は、アイドル的な存在なんだよ。
僕以外の、男子社員からも猛アタックされてるところを何度も
目撃した事があるよ! 彼女は、男性にモテるんだ!
年上でも年下でも、男性は彼女に釘付けになるんだよ!
・・・まあ、僕もその一人には違いないんだけどね。
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僕の名前は、『笹岡 小治郎』時代劇に出てきそうな名前でしょ!
親父が、時代劇が好きでね! 好きな時代劇の主人公の名前が...。
小治郎だったんだって! それを僕に付けたらしい。
歳はまだ25歳と言うのに、、、。
【・・・あぁ! そうそう!】
彼女の名前は、『北丘 姫乃』21歳でめちゃめちゃ可愛い。
___正直に言えばね?
僕は、彼女と二人きりで話した事がないんだ!
いつも、傍に誰かがいて話すから、、、?
直接、彼女の顔も見れないしね!
でも、誰かを挟んで見える彼女の笑顔は最高なんだ!
僕に、やる気を与えてくれる!
彼女の笑顔は、僕の心にガソリン満タンにしてくれるんだよ。
*
___でも、そんな時に。
偶然! 僕は彼女と二人きりになる事があって、彼女に話し
かけられたんだ!
『___ねえ、笹岡さん?』
『___えぇ!?』
『笹岡さんって? 休みの日とか? 何をしてるんですか?』
『・・・あぁ~! 別に趣味もないし! 家でゴロゴロしてる
事が多いかな?』
『___良かったら? 次の日曜日、映画でも一緒に観に行きませんか?』
『___えぇ!?』
『・・・嫌ですか? そうですよね! 私とあんまり話した事もないし!』
『いやいや? そうじゃなくて! 本当に、僕でいいの?』
『もちろんです! 笹岡さんがいいんです!』
『じゃあ、行くよ! いつ、何処で待ち合わせなの?』
『___それは、後で連絡しますね!』
『うん!』
___この時の僕は、舞い上がっていたんだよ!
ずっと、恋焦がれていた女性と二人きりで映画を観に行く。
これって? 【デート】だよね!
___こんなに! 嬉しい事はないよ。
▽
___次の休みの日、僕が待ち合わせ場所に行くと、、、?
既に、彼女は着ていて! 僕を見つけて声をかけてくれた。
『おーい! ココですよ、笹岡さーん!』
『あぁ~姫乃ちゃーん! おはよう! じゃあ、行こうか!』
『・・・ごめんなさい、もう一人来るんです。』
『___えぇ!? 誰が?』
『___水川君!』
『___えぇ!? 水川が、、、!?』
『___はい。』
___数分後、遅れて水川がやってきたんだ!
『___えぇ!? なんで、笹岡さんがココに?』
『私が、笹岡さんを誘ったの! 二人より三人の方が楽しいかなって!』
・・・僕もだけど、水川も不満げに僕の方を見てきたんだ!
そして、コイツ僕にこんな事を言ってきやがったんだ!
『___最初に、姫乃ちゃんと約束したの俺なんスっよ! だから適当
な事言って! 先に帰ってくれませんか、笹岡さん?』
『___えぇ!? 僕の方が先に姫乃ちゃんと約束したんだから!
お前が先に帰れよ!』
『___そんなの、嫌スっ!』
『じゃあ、取りあえず三人で映画に行くしかないだろう!』
『___まあ、姫乃ちゃんが観たい映画があるからって言ってたから、
仕方ないスっね!』
『お互い少し、大人になろうか!』
『・・・まあ、そうスっね!』
___結局、彼女を今日1日楽しませるために、、、。
水川と協力する事になったんだ。
・・・ただただ、姫乃ちゃんの笑顔が見たいがためにね。
___映画を観て、街をぶらぶらしてお昼ご飯を食べて夕方ぐらいに
彼女が用事があると言ったので僕は家に帰ってんだよ。
【・・・今日は、一体!? なんの時間だったんだろう?】
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___次の日。
水川に聞いたら? まさか!? アイツ僕が家に帰ってる頃。
姫乃ちゃんの用事に付き合ってたらしいんだ!
【なんだよ! それ?】
___また、僕はたくさんいる中で彼女を今日も見ているよ。
彼女と縮まない距離が、僕にとって遠く長いんだ!
いつになったら? 僕はキミの笑顔を独り占めできるのかな?
最後までお読みいただきありがとうございます。