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キミからもらう笑顔を僕だけのモノにしたい!

作者: 七瀬




___僕の好きな女性ひとは、、、?

【笑顔が似合う】子だよ。


___彼女の笑ってる顔が一番輝いていると僕は思う!


・・・でもね?

彼女は、僕だけを見ることはないのだろう...。


僕の働く会社の女の子の中でも、一番モテる女の子でね!

彼女は、アイドル的な存在なんだよ。


僕以外の、男子社員からも猛アタックされてるところを何度も

目撃した事があるよ! 彼女は、男性にモテるんだ!


年上でも年下でも、男性は彼女に釘付けになるんだよ!




・・・まあ、僕もその一人には違いないんだけどね。





僕の名前は、『笹岡 小治郎』時代劇に出てきそうな名前でしょ!

親父が、時代劇が好きでね! 好きな時代劇の主人公の名前が...。

小治郎だったんだって! それを僕に付けたらしい。

歳はまだ25歳と言うのに、、、。



【・・・あぁ! そうそう!】 

彼女の名前は、『北丘 姫乃』21歳でめちゃめちゃ可愛い。




___正直に言えばね?

僕は、彼女と二人きりで話した事がないんだ!


いつも、傍に誰かがいて話すから、、、?

直接、彼女の顔も見れないしね!


でも、誰かを挟んで見える彼女の笑顔は最高なんだ!

僕に、やる気を与えてくれる!

彼女の笑顔は、僕の心にガソリン満タンにしてくれるんだよ。






___でも、そんな時に。

偶然! 僕は彼女と二人きりになる事があって、彼女に話し

かけられたんだ!


『___ねえ、笹岡さん?』

『___えぇ!?』

『笹岡さんって? 休みの日とか? 何をしてるんですか?』

『・・・あぁ~! 別に趣味もないし! 家でゴロゴロしてる

事が多いかな?』

『___良かったら? 次の日曜日、映画でも一緒に観に行きませんか?』

『___えぇ!?』

『・・・嫌ですか? そうですよね! 私とあんまり話した事もないし!』

『いやいや? そうじゃなくて! 本当に、僕でいいの?』

『もちろんです! 笹岡さんがいいんです!』

『じゃあ、行くよ! いつ、何処で待ち合わせなの?』

『___それは、後で連絡しますね!』

『うん!』




___この時の僕は、舞い上がっていたんだよ!

ずっと、恋焦がれていた女性ひとと二人きりで映画を観に行く。

これって? 【デート】だよね!



___こんなに! 嬉しい事はないよ。





___次の休みの日、僕が待ち合わせ場所に行くと、、、?

既に、彼女は着ていて! 僕を見つけて声をかけてくれた。


『おーい! ココですよ、笹岡さーん!』

『あぁ~姫乃ちゃーん! おはよう! じゃあ、行こうか!』

『・・・ごめんなさい、もう一人来るんです。』

『___えぇ!? 誰が?』

『___水川君!』

『___えぇ!? 水川が、、、!?』

『___はい。』




___数分後、遅れて水川がやってきたんだ!


『___えぇ!? なんで、笹岡さんがココに?』

『私が、笹岡さんを誘ったの! 二人より三人の方が楽しいかなって!』



・・・僕もだけど、水川も不満げに僕の方を見てきたんだ!

そして、コイツ僕にこんな事を言ってきやがったんだ!


『___最初に、姫乃ちゃんと約束したの俺なんスっよ! だから適当

な事言って! 先に帰ってくれませんか、笹岡さん?』

『___えぇ!? 僕の方が先に姫乃ちゃんと約束したんだから!

お前が先に帰れよ!』

『___そんなの、嫌スっ!』

『じゃあ、取りあえず三人で映画に行くしかないだろう!』

『___まあ、姫乃ちゃんが観たい映画があるからって言ってたから、

仕方ないスっね!』

『お互い少し、大人になろうか!』

『・・・まあ、そうスっね!』




___結局、彼女を今日1日楽しませるために、、、。

水川と協力する事になったんだ。


・・・ただただ、姫乃ちゃんの笑顔が見たいがためにね。




___映画を観て、街をぶらぶらしてお昼ご飯を食べて夕方ぐらいに

彼女が用事があると言ったので僕は家に帰ってんだよ。



【・・・今日は、一体!? なんの時間だったんだろう?】





___次の日。

水川に聞いたら? まさか!? アイツ僕が家に帰ってる頃。

姫乃ちゃんの用事に付き合ってたらしいんだ!


【なんだよ! それ?】



___また、僕はたくさんいる中で彼女を今日も見ているよ。

彼女と縮まない距離が、僕にとって遠く長いんだ!


いつになったら? 僕はキミの笑顔を独り占めできるのかな?





最後までお読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ちょっと切ない、どうなるんだ? と思わせるところがなんともいい。 [気になる点] うーん、自分がモテること理解して行動してる女性なのかな? 手強いねえ。
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