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吸血鬼な幼女様と下僕な俺  作者: K・t
第二部 空に浮かぶ城の秘密編
14/60

プロローグ

このシリーズの本編です。それでは始まり始まり。

むかしむかし、一人の吸血鬼がいました。


本能に従って人の生き血を吸い、若い時の姿のまま長い長い時を生きてきた吸血鬼でした。


その吸血鬼は放浪の末、一人の人間と出会いました。


人間は言いました。


「自分がずっと傍にいるから、ここに留まってほしい」


血のように紅い瞳の吸血鬼は、人間の言葉に頷き、共に暮らすことにしました。


やがて、人間は伴侶を得て子を生み、「家族」が増えていきました。


悲しきは、人間の儚さでした。


吸血鬼は人間の手を握って涙を流します。


その姿は、約束を交わした時とほとんど変わっていませんでした。


そんな吸血鬼の傍らには、立派に成長した人間の子どもたちが寄り添いました。


親に良く似た子の一人が言いました。


「交わした約束は、自分たちが守っていきます」


吸血鬼は頷くと、友と「家族」を連れて地上を捨て、空へと住処を求めました。


未来永劫、約束が破られることのないように――。

第一部より長くなる予定です。よろしくお願いします。

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