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ロスト・プレイヤーズ  作者: 潮見高流
第1章 エンカウント アンノウン
8/75

07

 月明りとランタンの灯を頼りに、エマは手首の拘束型端末と比較的損傷の少なかった無人貨物船のハードディスクをコードで接続する。流れ着いてから、いい加減オーバーワーク気味だった情報端末の負担を軽減させ、更にコードを追加し、並列に並べた蛍光色の円柱状の装置に繋げる。

 夕食での栄養補給もそこそこに、エマは回収した残骸から、複数個の航海記録情報装置(ヴォヤージデータレコーダー)を発見し、その解析を行っていた。軍籍の艦以外は、殆どの船舶が搭載することを義務付けされた記録装置。事件・事故などが発生した場合、この航海記録情報装置に記録されている情報から、原因究明などを行う。直近の航海データが記録されており、内部の情報を閲覧することで、エマは漂着した惑星の座標を割り出そうとしていた。

 時間や機材などのリソースを考慮し、中継ステーションまでの行程は、一発勝負。惑星から脱出できても、目的地が見つからないでは、話にならない。二度目のない賭けの勝率を少しでも上げる為、凡そでも良いので今現在の座標を、エマは欲していた。記録装置の情報は緊急時に誰が見てもデータ解析を出来るように、暗号化も閲覧制限もないが、空中で爆発四散し地面に叩きつけられた影響で、一部のデータが吹き飛んでいた。発見できた記録装置の情報を統合化、損失したデータを相互補完し、修復していく。

 やがて、解析が終了し、ARビジョンに解析データから予測される惑星の座標が、マップと共に表示される。

「正規ルートのメインストリームから、結構ずれてますね…」

 銀河に点在する中継ステーションの位置を表示。最も近いステーションと惑星の最短ルートを結び、平均的な性能の宇宙船が《惑星流》を波を順調に受けて航海したと仮定し、時間を算出する。

「…約30時間」

 エマ達が乗船予定の船は、あくまで一士官候補が付け焼刃の即興で、最低限の運航性能を何とか保持させただけのボロ船に過ぎない。平均など望むべきでなく、性能は推して知るべし。少なくとも40時間以上はかかると考えた方が賢明だ。中継ステーションからは、タイミングよく定期便を拾えたとして、マーズマ星系までは丸二日。

「この惑星への滞在可能時間は、後…56時間」

 最初の目算では、後72時間程度の余裕があるはずだったが、漂着した惑星が予想以上に中央から外れた辺境にあったため、計画の大幅な修正が必要になった。

 状況は、芳しくない。それでも、やるしかない。

 時間を少しでも節約するために、回収した残骸を仕分け、作成する小型船の図面を、端末のソフトを使って引いていく。何かをしていなければ、不安で押しつぶされそうになる。

 結局、エマのその作業は、少女の体調を慮ったアカギに止められるまで続いた。




 それを見た瞬間、エマは自身の正気を疑った。極限状態における、積もり積もったストレスの発露なのか、自分でも気づかない内に精神を追い詰めていたのか、身体は今までにないくらいに健康的で溌剌(はつらつ)としていて足の指先から、髪の毛先まで力が有り余っているのだが、心の内はそうでもなかったらしい。

 太陽が、増えてる。

 不時着した時、確かに空の目視できる天体は太陽型の三つだったはず。しかしながら、エマの眼にはハッキリと朝日が四つに見えた。

 昨日は、寝起きの半覚醒状態で視界も定まらず、幻覚を見たと考えることもできるが、今日の意識は極めて明瞭で、眼精疲労も皆無。凡そ、存在しないものを垣間見る理由は、まるでない。

 一応、確認のために、不時着時にドローンで観測したデータを閲覧してみるも、当然の如く、太陽型の天体は三つで記録されている上、記録映像もそれを裏付けていた。念には念をと、端末の撮影機能で太陽を撮影してみるも、肉眼での観測とは違い、三つの太陽が映し出されていた。

「あ~、う~」

 朝食にも手を付けず、椅子で唸り続けるエマを心配に思ったのか、アカギは机の対岸に座る少女へ話しかけた。

「どうかしたのか、エマ」

「アカギさん、つかぬ事をお聞きするんですが…」

「何だ」

「太陽の数って幾つに見えます?」

四つ(・・)だ」

「!?」

 エマは、派手に椅子から転げ落ちた。まさか、アカギまでおかしくなってしまったのかと少女は恐怖したが、違う。エマもアカギも、正常なのだ。ただ、今の今まで少女には見えていなかった、だけ。知識の擦り合わせをする際に、世界中を旅したと言う『戦士』から、未知の概念を幾つかエマは聞き及んでいた。それらの知識を考慮すると、おのずと答えはでる。

 再び椅子に座りなおすと、エマは自らの中で結ばれた回答を告げる。

「あの太陽の一つは、もしかして、『精霊』、なんですか!?」

「そうだ」

 アカギが、静かに首肯する。

 精霊の存在は、エマにとって今一つ理解に苦しむものであったが、それは信仰上の概念的存在などではなく、実在するのだ。現に、種子島や星降りのクロークなどは、この精霊が実在するという前提の元に制作されており、異文明で育った人間にとっては、未知の技術の宝庫だった。

 精霊には階級が存在する。極小精霊、小精霊、中精霊、大精霊、極大精霊、そして、最上位の極星精霊。この一番上の階級になると、恒星クラスの巨大さを誇り、また、通念上、アカギの世界では空の星と同一視されるという。

「あの、アカギさん。私、今まで精霊を目視した経験なんてなかったはずなんです。何で、いきなりこんなふうに見えるようになったんでしょう?」

 精霊を視認するには、霊力を捕捉する霊視能力が必要になる。肉眼に依存した視力ではなく、《霊核基幹》を根幹とする、感応能力だ。個人差が大きく、『使徒』であるアカギであっても、巨大な霊力を内包する大精霊以上しか霊視することはできず、中精霊である『カネツグ』は、相棒の瞳には映ることができない。

「考えられるのは、レベルアップによる《霊核基幹》の成長だ。君とパーティーを組んで結構な数の魔物を倒してきた。直接戦闘を担ってきた俺よりは配分が少ないだろうが、君にも確実に経験値は入っている。おそらくは、昨日の大烏賊の魔物が契機だろう。あそこで大量の経験値を獲得し、霊視能力が開花した」

 レベルアップという事象も、エマはアカギから伝えられている。魔物などを殺す事で、その対象が内包する《霊核基幹》を経験値として、自身の《霊核基幹》に吸収。身体を鍛えるというよりも、身体の質そのものを向上させ、短期間での飛躍的な能力の上昇が発生する。それが、レベルアップ現象だ。

 知識としては、あった。だが、それでも知ると体験するのでは、やはり大きな差があった。

「あの、私、この先どうなってしまうんですか?」

 自分の身体が、知らず知らずの内に別の何かに変質する。得体のしれないものが自らの内に渦巻く感覚に、自らを掻き抱き、怯えるエマ。震える少女に、アカギはまた、己の至らなさを悟る。

「すまない。俺達、『使徒』にとってレベルアップは、強く変わることは、歓迎するべき事だが、それを君にも無遠慮に当てはめていた」

 頭を下げるアカギに、エマは動揺する。レベルアップという事象の果てにいるのが、少年だった。思わず漏らした言葉が、恩人を知らず知らずの内に貶めていたことに、少女は自責の念を覚えた。

「いえ、そんな、アカギさんは、悪くありません!いつだって、私を守ってくれています!」

「実を言えば、君が強くなった方が、安全を確保できると思い、俺は了承もなしに、食事には君の力を向上させるアイテムを出していた、これも謝る必要がある」

 再び、沈痛な面持ちで深々と頭を下げるアカギ。

「だが、安心して欲しい。どれだけレベルが上昇しようとも、君が君でなくなることはない。《霊核基幹》の成長限界は、誕生の瞬間から決まっている。人間の《霊核基幹》は、人間以上のものにはならない。もし、それでも恐怖を感じるようならば、このクエストが終わったら、君にはレベルをリセットするアイテムを渡そう。だから、今だけは、その変化を受け入れてくれないか」

 それは、エマが初めて目撃する、アカギの弱さであり、人間臭さだった。出会ってからの時間は短いが、その間に自称三百歳以上の少年が、弱みを見せたことはなかった。料理が下手、方向音痴などの苦手分野はあるが、エマはアカギが死ぬ様を想像できない。酷い言い方をすれば、人間として見れていなかった。

 それでも、己が過失と判断する事柄に対し、心を痛め、誠意で以って陳謝する『戦士』は、見た目通りの少年にも見えた。

「顔を、上げてください。アカギさんが、謝る理由なんて、何もないんです。救援を望めない現状じゃあ、各自の生存能力は高い方がいい事くらい、私にだって分かります。アカギさんは、私の為を思って、最善を尽くしてくれたんです。それを責めるなんて無責任な事、私にはできません」

 エマは、食卓に出されていた葡萄を手に取ると、アカギが制止する間もなく噛り付き、そのまま飲み込んだ。

「多分、これですよね。力を向上させるアイテムって。食べる時、妙に身体が熱くなるので、少し変だとは思っていました」

 追加で、更に一房掴むとまた口へ。何度も噛みしめ、飲み込む。

「アカギさん、私は、死にたくないです。生きて、故郷の家族とまた会いたいです。その為に、強くなることを手段として自らの意思で選択します。だから、私に遠慮しないでください。私は、目的の為なら、手段は問わない人間です」

 エマは、自身の事を品行方正な人種とは欠片も思わない。《スクール》に通う士官候補生という立場は、殆どの者にとって羨望の的だ。目指す若者は多く、そこには輝かしい夢や理想を持った者もいただろう。それでも、エマは故郷の発展の為、それらを全てを踏みつけ、蹴飛ばし、現在の地位を手に入れた。

「私は、レベルアップすることを、変化することを、もう恐れません。単純な力だけではなく、アカギさんの様に、私は強くなりたいんです!」

「エマ……」

 眩いものでも見るように、アカギは目を細める。大きくて厚みのある手が、少女の頭に乗せられる。

「なら、まずは十分な睡眠をとる事からだな。夜更かしは、美容の天敵らしいからな」

「ア、アカギさん!」

 赤面するエマに、アカギは笑ってみせた。

「俺も年を食っている割に、まだまだ未熟だ。至らない所は、君が(たしな)めてくれ。俺達は仲間(パーティー)だ、一緒に強くなろう」




 漂着三日目の探索。エマの身体能力がレベルアップ現象により、大幅に向上したことで、無理を重ねた二日目以上の速度で探索は進んだ。道中に遭遇する魔物も、逐一アカギが一刀のもとに切り伏せるのではなく、一撃を敢えてアカギが受け止めている間に、エマがヘッドショットを決める。ドローンにより地形を把握したエマが、高所を確保し、会敵する可能性の高い魔物を先んじて仕留めるといった戦術も取れるようになった。

 初めての連携は、失敗も多かったが、アカギの百年以上の戦歴、エマが《スクール》で集団戦術について学んでいた経験もあって、数と時間を重ねる内に徐々にではあるが、呼吸は揃ってきた。

「少し、不思議だったんです」

 南西の回収ポイント。地面を抉り、突き刺さった無人船の残骸の傍での小休止。水分を補給しながら、エマは、疑問を口に出した。

「私、実弾銃を扱った訓練って、殆ど受けていないんです。でも、昨日今日と、まるで手足の延長みたいに、この種子島を運用できています。これも、レベルアップの効果なんですか?」

「いいや。それは、君が《タネガシマ》をちゃんと『装備』出来ているからだ」

 言葉だけでは分かりづらいと判断したアカギは、腰かけていた丸太から立ち上がると、エマの真横に座った。《オロチぶくろ》から《無地の紙》と《なもなき筆》を取り出すと、図を描写し始める。

 最初に、紙の中心に丸を書き、内部に《霊核基幹》と書く。そして、その丸を覆う様に、一回り大きな丸を書き、そこに肉体と書いた。

「これが、身体の簡単な図形だと思ってくれ。核となる非実体の《霊核基幹》があり、それを内包した肉体がある。単に、アイテムなどを身に着ける場合は……」

 大きな、肉体と書かれた丸の外縁に、極小の小粒を幾つか書き足す。

「このように、あくまで外側の肉体に対して、付着しているに過ぎない。扱いに習熟するには、肉体に反復練習をさせて、馴染ませる必要がある。対して、アイテムを『装備』するとは……」

 今度は、極小の小粒を、円からある程度離した位置に書き、そして、《霊核基幹》と書かれた小さな丸と、小粒とを細い線で結ぶ。線には、矢印でスロットと名前を書き足す。

「身体に存在する『右手』や『左手』などの溝穴(スロット)から《霊核基幹》とアイテムの核とを直結することで本質を掌握し、初めて使用するアイテムであっても機能を理解し、限界まで性能を引き出すことができる」

 例を挙げるなら、エマが身に着けている詰襟制服、Lスーツなどは肉体越しに《霊核基幹》に付着しているに過ぎず、《ほしふりのクローク》は《霊核基幹》と直に接続している扱いになる。

「レベルによる装備制限も、この接続関連に起因する。強力な武器や防具になればなるほど、内包する核も巨大で強固になる。それに対し、干渉し掌握するには、使用者の核にもそれ相応の質が要求される。未熟で弱い《霊核基幹》だと、アイテムに使い手だと認めて貰えない」

 その他、人間にはあまり関係のない話であるが、『使徒』にはクラス制限というものも存在する。人間は、カテゴリーの区別なく全てのアイテムを、『装備』できるが、『使徒』はその種別をクラス毎に限定することで、スロットの強度を引き上げ、アイテムとより深く繋がり、性能を限界以上に発揮出来る。逆に、『戦士』クラスならば拳銃カテゴリーの武器などの、適正外のアイテムを『装備』できないという弊害もあるが。

「今の君のレベル帯だと、現状の装備がおそらくベストだ。攻撃力を重視して《タネガシマ》を小銃カテゴリーの武器に変更する案もなくはないが、銃身が長くなる分だけ取り回しが悪くなり『敏捷』も落ちる。木々の密集している地形で戦うことも考慮すると、威力よりも扱いやすさを優先させた方がいい」

「ありがとうございます、装備品の仕組みについては分かりました。ちなみに、私が、持っていたLスーツをアカギさんが『装備』することはできないんですか?」

「接続する核が無い。いや、無いことは無いんだが、物凄く希薄で、掌握しかねる。君のアイテムは、俺が見たこともないような高性能なものが多いんだが、こう、俺が持っていたアイテムには例外なく存在する、芯のようなものが欠けていると感じる」

 芯と表現されても、エマには何が違うのか、理解できなかった。

「ハンドメイドと大量生産の既製品の違いでしょうか?」

 Lスーツやドローン、情報端末。これらは言うならば、規定値に沿うように工場で製造された『商品』だ。対し、アカギの剣や鎧は、人の手で直接作られた『作品』に近い。その差が、違いを生み出すのか。

「う~ん、分からん。当たり前のルールや概念程、言葉にしずらくてな、俺も上手く言えない。ただ・・・」

 アカギは、無人船の残骸に目を向けると、軽くその装甲を叩いた。

「この、宇宙船とやらの方が、比較的に核の厚みを感じる」

「派手に壊れている、この残骸からですか?」

 不思議そうに、(ひしゃ)げた部品を観察するエマ。右や上と角度を変えて観察してみるも、答えはでなかった。

「ああ。鍛冶で加工すれば、『装備』可能な武器を打てるかもしれない」

「だ、駄目ですよ!この残骸は、貴重な脱出への足掛かりなんですから!」

「冗談だ。まあ、武器を打てそうというのは、本気だが」

 アカギは、無人船の機首であったであろう部分を片手で摘まむと、他の雑多な部品と共に、《オロチぶくろ》へ収納した。

「さあ、休憩はそろそろ終わりにして、探索を続けよう」

 小休止の後も、探索はハイペースで進んだ。途中、トラブルもなく、アカギとエマの連携も精度を増し、魔物を寄せ付けない。

 三日目にして、初めての順調な行程であり、尚且つ探索にエマは手応えを感じていた。このまま、何もかも上手くいって、全部丸く収まるのではなどと、先の未来を僅かに楽観視してしまった。

 最後の回収ポイントに辿り着くまでは。

「これ、は……」

 既に周った四つのポイントで回収できた無人艦の部位は、既に簡単な目録を作っているため、エマは最終ポイントにどの部位が落下しているかを、概ね予想していた。

 推進力発生セイル。現代の宇宙船に於ける、骨子であり、大元。如何に高性能なセイルを用意できるかが、その船の運航性能に直結する。広大な版図の連盟内でも流通量が、著しく少ないエーテル・リフレクション・マテリアルが表層面にコーティングされており、替えの利かない最も重要な機関。

 セイルが、粉々に破壊されていた。

 大重量で押し潰され、その上大部分が地面に埋め込まれている。剥離したマテリアルが、微細な粉末となって血痕の様に散乱していた。

 大気摩擦や落下の衝撃だけではない。近辺に残る足跡や薙ぎ倒された木々から、巨大な魔物が通過し、その際に蹂躙された痕跡が見て取れる。ドローンで位置を特定した二日目には、まだ原形が残っていた。つまり、現場を撮影してから、到着するまでの24時間以内の間に事が起こったのだ。運が悪かったと言えば、そうでもなく、ある意味で今までの回収ポイントが魔物に荒らされていなかったのが、幸運だったとも言える。どちらにしろ、事は重大だったが。

「ド畜生!」

 腹の中の煮えたぎった感情(モノ)を吐き出すように、エマは手近にあった岩を殴打する。レベルアップにより質を向上させた拳は、骨や皮膚を傷つけることなく大岩のみに亀裂を生じさせ、粉砕した。

「諦め、ませんよ……絶対、絶対に諦めてなんかやるもんですか!」

 エマは、吠えた。現実の理不尽さに、己の甘さに。憤怒であり、叱咤であり、決意だった。それは、アカギが、数百年の時の中で胸の内から失くした、感情(ねつ)だった。自然と、少年は拳を握りこんでいた。

「……そうだな、諦めるには早すぎる。俺達は、まだ生きている。生きている以上、まだ足掻ける。諦観を気取るのは、最後でいい」

 音が鳴る。エマにとっては聞きなれた、アカギにとっては初めて聞く、音が鳴る。無機質で、一定間隔で鳴るそれは、情報端末からだった。



《You’ve got a mail》



 着信音が、鳴り響いた。


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