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 黎明歴425年9月23(・・)日。

 フラメル王国の介入やコンウェイの提案などが無く順当にプログラムが消化されていけば、無差別争覇杯決勝戦が開催されていた日時。

 決戦の舞台となるはずだった巨大複合興行施設コロニー・ナタの設備であるスタジアム群は、ほぼ収容可能人数限界の観客を内部に抱え込んでいた。

 上層部の決定でスケジュールが急遽変更になろうとも、スタジアムなどの巨大な施設を稼働させるためのランニングコストは既に消費されており、協賛企業などは決勝を見るために集まった観客達をターゲットに大々的なイベントを幾つも開催予定であった。決勝戦が31日に変更になったからと言って23日に何もしないでは、各方面で多大な損失が発生してしまう。

 ただでさえ突然の予定変更。大枚をはたいて熾烈なチケット争奪戦を勝ち抜いた観客かからすれば、決して安くない金や労力を対価に享受できるはずであった興奮や熱狂をいきなり取り上げられた形。観客の中には各界の大物・著名人もおり、そういった人物は当日のスケジュールを確保するにも一苦労したことは想像に難くない。

 金銭的な損失であれば時間を掛ければ回復できるが、一度失った信頼・信用を取り戻すのは並大抵の事ではない。下手をすれば、二度と戻らぬこともままある。

 そこで、大会を取り仕切る五帝や大会運営委員会は代案を出した。

 即ち、無料の公開イベントである。

 決勝バトルロイヤルに参加する全チームを一堂に会させ、簡易的なエキシビジョンマッチを行う事で観客達の不満を沈静化させ、本番の30日に繋げる事が目的だ。

 元々決勝戦の観戦チケットを購入していた者はこの公開イベントを観客席から生で観戦することが出来、生中継の映像はコロニー・ナタに収まらずエーテル通信の届く範囲であれば圏外圏内の何処でも無料で視聴可能。また時間の都合が付かなかった者でも、公式運営委員会が無料の動画配信を31日までの限定で行っているため、殆どの者がこの公開エキシビジョンマッチを見る事が可能であった。

 また、このイベントは各チームのお披露目会という側面も持っている。

 『無差別戦』では、オークションに出品されることが非常に稀なルール『登録メンバー交代券』を使用する権利が全チームに与えられるため、場合によってはチームの構成が大きく変わる場合がある。

 ルールが試合ごとに違う無差別争覇杯の性質上、一対一で戦う『星取り戦』が適用される場合を想定し、多種多様なメンバーを抱える傭兵団や企業などであっても単独戦闘能力が低い者は参加メンバーから外される傾向が強い。

 が、『無差別戦』のバトルロイヤル形式の決勝では全メンバーが一度に戦場へと立つ。単独では有用性の低い味方への支援能力や指揮能力の価値が、集団戦闘では何倍にも跳ね上がるのだ。

 例年、賭けの倍率の高い決勝では一攫千金を夢見る貧者が、あるい刺激を求め享楽に酔う富者が、持ちうる財産を投じる。

 多額の金が動く決勝戦で、事前情報なしでは不公平や不満が噴出するため、更に突き詰めれば派手でイベントを行うことでより注目度を高め多くの収益をあげようと言うのが運営委員の目論見だ。

 非常に人口密度の高い吹き抜け式会場の照明が、突然落とされる。

 暗闇に包まれた観客達の胸に到来するのは、不安などではなく、期待。暗からの明と言う旧い時代から使われてきた、しかしだからこそ人を惹き付ける演出により、会場中央の特設リングに登場したのは、今大会で見慣れた鶏冠状の頭だった。

「Yeaaaaaaaah!!待たせたな、本番前にリビドー垂れ流しの早漏共!ファンキーでクールなナイスガイ、ロビンソン・ヤマモトの登場だっゼ!!」

 無差別争覇杯メイン司会が、派手なスモークと共に昇降装置でせりから姿を表す。

 まるで地に足をつけることすらナンセンスとばかりに愛用のボートに飛び乗ると、その身を宙へと踊らせる。観客席頭上スレスレを高速で滑走。

 時にアクロバティックに宙返りを行い、時折コミカルにボードから落下しそうになりながら足をかけ宙ぶらりんで観客達とのハイタッチを交わす。

 恒例のパフォーマンスで場を沸かせると、ロビンソンは更に上空へと舞い上がり場の中央で急停止する。

 司会の声を浮遊型集音装置(マイク)が拾い上げ、会場中に伝播させる。

「さあ、ファイナルマッチの勝敗を占うエキシビションマッチ開始の前に、特別ゲスト達の登場だ!」

 貴賓室、会場内で最も高い位置に設計された特別なVIPルームに撮影用ドローンが飛べば、空中のARモニターには圏外の屈指の権力者・五帝が、開会式ぶりに全員揃い堂々たる態度で豪奢な椅子に座す威容が映し出された。

 五帝はその名通り、五名。されど、貴賓室の席は六つあった。

 余裕を以って間隔を空けられた席の一番左端、そこには年若い少女が静かに座っていた。

 式典用の太陽と翠の杯が刺繍された外套を羽織り、そのダークブロンドの髪に王冠に見立てた小さな髪飾り刺すのは、フラメル王国第一王女エマ・フラメルである。

「この会場に五帝を知らないモグリはいないよな!?と、言う訳でここは巷で噂のニューフェイスに突撃だ!」

 ロビンソンはボードを足で操作し一息に貴賓室へ近づくと手摺に肘を乗せて馴れ馴れしく浮遊型集音装置を向ける。

 同時にドローンも集まりだし空中のARモニターには極々最近までは連盟傘下の弱小国家でしかなかった王国の王女の顔が大きく映し出される。

「Hey girl!パパはどうしたんだい!?チケットは持ってる!?座る席を間違えたのかい!?」

 圏外流の皮肉を交えた軽口。

 今まで体験したことない大舞台で緊張の極致であろう場違いな田舎娘が、どんな醜態をさらすのかと高みの見物を決め込む観衆が取り囲む中、エマは好奇や蔑みの視線の集中砲火を笑顔で返す。

「黙れ、モヒカン野郎。空気が読めないなら、BGM代わりに口笛でも吹いていてください」

 どよめきが走る会場。

 既に大会運営委員会からの公式発表にて、決勝の勝敗を的中させた者が五帝の地位購入権を手に入れる事は告知されていたが、大会を盛り上げるために過剰な煽り文句を付属させることはよくある話であり、圏外中の大多数はその場限りの冗談のようなものであると認識していた。

 五帝が二分され潰し合っているのは見世物(ショー)であり、一種の通過儀礼(イニシエーション)

 民衆の多くが予想する筋書きは、フラメル王国は不相応にも五帝と纏め役であるザイ・コンウェイに挑むも敗北。しかし、その手腕を評価され五帝は寛大な態度で賭けを無かったものとして新参の小国を受け入れる、と言うモノだ。

 この流れならば、五帝の席獲得こそ叶わなかったが、チャンスを作り出すところまで漕ぎつけたフラメル王国が一定の評価を得られ、五帝はその度量を見せつけることが出来る。

 その決まり切っていたであろう流れを、王国の王女自ら切り捨てる。

「事ここに至り、少し考えれば子供でも理解できる現状を尚も分かっていないお猿さん達に説明してあげます」

 悪意など微塵もない無垢な少女、仮に無声映画(サイレントムービー)ならば主演女優さえも張れる笑顔でエマは会場中の観客達に告げていく。

「貴方達の座っている席は、安全圏などではありません。ここは、私達フラメル王国がギルドに挑んだ決戦、その前哨戦が行われようとしている生存さえ危うい戦場です」

 席から立ち上がったエマの堂々と芯の通った声が会場中に響いた。

「この賭けの勝敗如何で、圏外の勢力図は大きく塗り替えられます。私が勝てば、敗北し力を失ったザイ・コンウェイ氏筆頭の若手組に取って代わろうと新興勢力の台頭が始まるでしょう。逆に私が負けたとしても、古参組の力を吸収した若手組が版図を拡大し古くからの既存勢力の一掃を始めるでしょう」

 栄枯盛衰。決勝が開催される9月31日を境にして、辛うじて保たれていた力の均衡が崩れ去り否が応でも誰しもが環境の激変に飲み込まれる。

 それは、既存の常識が書き換わる事を意味する。

 初めて圏外の公式の場に姿を現した王女が、メディアを通して人々に意志を発する。

「私は今、五帝ザイ・コンウェイ氏との勝負の場に立っています。家族からの支援、友人や臣下の献身、そして幸運な出会い。決して一人の力でここに立っている訳ではありません。ですが、始まりは………理不尽な現実と戦うと決めた始まりは、己の意思(・・)一つです」

 撮影用ドローンに指先を向ける事で、エマはその先にいる幾千万の人々へと問いかける。

「貴方方に、この冷たい宇宙で生き抜く覚悟(いし)はありますか?」

 それは、少女の性質である『魔王』として力の一端が宿った言葉。

 尊大であり、絶大であり、荒唐無稽な出鱈目。

 この一瞬のみ、常に鼓膜を破る程の大音が響き渡る会場が静寂に支配される。

「傍観者でいられる時代はもうじき終わりを告げます。己の才覚や力量に自身があるのならば自ら立つのもいいでしょう。自身を省み弱者であると認める勇気があれば強者に与するのも一つの手です。ですが、どんな道であっても貴方方は己の意志で選ばなければなりません。それが出来ないならば――――――」

 『魔王』が、笑う。

 優しく、冷たく、酷く楽し気に。

「お前達は、一生家畜(ブタ)だ!」

 可燃性物質を満載した密閉空間に火の玉を投げ入れたかのように、会場中で感情(ねつ)が爆発を起こした。

『ふっざけんなぁっ!』

『てめぇ、何様だぁ!?』

『ブっ殺してやろうか!?』

 肚の底から発せられ共鳴増幅し物理的に会場を震わせる怒号。機銃掃射の如く罵詈雑言が撃ちだされ飛び交い宙を埋め尽くす。

 悪意、敵意、害意、殺意、様々な猛り狂った負の感情がエマに殺到するも、少女の顔には欠片も恐怖や後悔の感情が浮かんでおらず、薄く笑うのみ。

 その余裕が、更に会場の助長させる

 頭に血の登った一部の観客が貴賓室に対して物を投げ込み出した。各界の重鎮なども座す特別席は防御も厚く多重偏向シールドが全ての飛来物を阻み、五帝も座す場所に対して攻撃を仕掛けるなどという暴挙が見過ごされるはずもなく、警備員によって暴徒は無力化され取り押さえられていく。

 この場で一番被害を受けているのは、間違いなく貴賓室近くをボードで飛んでいたロビンソンであった。飲みかけの容器程度ならばまだいいが、中には義体の出力で観客席そのものを引き千切って投擲してくる者もいる。

 それらを上下左右に飛び回りながら必死に避けつつ、ロビンソンは叫んだ。

「藪を突いてドラゴンを出したか!我ながら痛恨のMisstake!ちょいとこいつは流石に不味いか………しかたない、こうなったら暴徒鎮圧用の特殊スタッフをっ!」

 持ち前のトークやアジテーション能力を駆使しても場を収めることは出来ないと判断したロビンソンは、自身に与えられている司会者として、進行責任者としての権限にて与えられている武力を行使しようとするも、それよりも静かに速く行動した者がいた。

 オーダーメイドの一点物の品格高いスーツ。身に着けている靴やネクタイ、腕に巻く時計も当然の如く一級品。服や装飾品は、格が高ければ高い程に身に纏う者にも相応の器を求められる。

 即ち、それらを己の一部として着こなし従えている事こそ、彼が超一流のビジネスマンである証左だ。

「―――――――――――――――静粛に」

 五帝の纏め役、若手筆頭、圏外にシルクロードを敷いた男、ザイ・コンウェイの声が音響設備を通じて響く。互いの立場を象徴するかのように、左端に立つエマに対してコンウェイは右端にて立っていた。

 ARモニターに映し出されたその姿は冷静であり、予想外であろう事態に動揺した様は微塵もない。伸びた背筋は真っ直ぐで、正しい姿勢と適切な発声法から生み出される声量は、よく通り耳朶に木霊する。

 エマが持ち前の資質や器によって一瞬の沈黙を作り出したのなら、コンウェイは潜ってきた修羅場の中で培った技術・技巧により声に力を宿らせ場を鎮める。

 戦う市場は多種多様に数あれど、資産・資金を武器に戦う者に必要とされる能力は突き詰めればただ一つ、無形であるものを読み解く力だ。

 分厚い仮面の下に隠された人の感情を暴き、刻一刻と流動的に変わる場の空気を読み、相場や環境により社会を循環する金の動きを予測する。

 たかだか(・・・・)数百万人程度の(・・・・・・・)、しかも激情に逆上(のぼ)せ上っている人間の感情を読み解き誘導するなど、ザイ・コンウェイにとっては造作も無い事。

 頭に血を登らせた観客達が、コンウェイが立ち上がり一声発しただけで徐々に沈静化していく。今日昨日名前が知られるようになったエマとは違い、五帝内の年季では最年長ライコウに負けていようとも、コンウェイの歩みもまた歴戦と呼んで過不足ない。

「少々行き過ぎた誇張や王女個人の考えが述べられた発言もありましたが……ええ、これから行われようとしている決勝が、歴史の分岐点であることは事実です」

 発せられるのは、肯定の意。

「先日、私とエマ王女は互いの合意の元に契約を結びました。それは無差別争覇杯の優勝チームを的中させた勝者が、敗者の持つ権利・財産・生命の全てを得るというものです。他の五帝もこの賭けに参加し、結果過去に例の無い大規模な財の変遷が起こる事は間違いありません」

 圏外の経済を支配し続けてきた五帝という機構を担う者の口から改めて告げられたことで、観衆の間にも決勝がただの興行だけで終わらない一大事であると言う事実がゆっくりと認識されていく。

 動揺が広がりざわつく群衆。突然の――告知はされていたが、大半は事実であるとは認識していなかった――発表に、確固たる自身の指針を持たぬ者達は間近の人間と不安な顔で言葉を交わし、あるいはネット上のSNSなどに書き込みを行い他者の反応を伺いだした。

「ですが、御安心ください」

 コンウェイの声音が僅かに、気取られぬ程に僅かに柔らかく変化する。表情は敢然と自信に溢れた色合いであり、見る者の心に安心感を与える。

「急激な情勢の変化は、誰しもが不安になります。誰もが迷います。そこで、この私ザイ・コンウェイが力及ばずながら皆様を支援致しましょう」

 下半身の足運びに腰の位置、上半身の反りから肘の角度に指先の張り具合。撮影用ドローンの位置から、モニターに自身がどう映るかを完璧に計算しているコンウェイは、身体の全ての動作・所作をコントロールすることで、群衆が抱くイメージを操作する。

 嘗ては銀幕の大女優であった女怪エリザベスから見て盗み出した技法であり、壮年と言う若さで五帝の地位にまでコンウェイを押し上げた武器の一つ。

 多くの迷える群衆の眼には、今若手筆頭は教え導く聖職者の様に映り込んでいるであろう。

「もし私の陣営が勝利した場合、ライコウ氏やエリザベス氏から譲り受けた企業は組織や極力解体せずに、存続させます。どうしても無理な場合は路頭に迷う方への受け皿を用意しましょう。望む方には私の経営するOOEなどへの採用も検討致します。また、元の陣営による区別は行わず、皆様方一人一人の能力や意志で判断することもお約束します」

 次々と語れる内容は、決勝後の未来を見据えてのモノ。

 選挙活動に於ける公約宣言に近い。

 たとえそれが空手形の口約束であったとしても、今の今までザイ・コンウェイがビジネスの場で虚偽を述べたことは一度としてなく、それが彼の信用や信頼にも繋がっている。

「誰もが笑える明るい未来のために、私ザイ・コンウェイは全力の支援を惜しみません」

 おおと感嘆の声が誰かの口から漏れた。人の感情は正負を問わずに他者へと伝播する、誰かが肯定的な感情を抱けば集団心理も手伝い大多数へと広がっていく。

 コンウェイの発言を聞いた者、特にエーテル通信を介さずに場の空気を味わった者達は、自身の未来を夢想する。

 一旦咳払いで区切りと、コンウェイは今度は声色を僅かに重くする。

「賭博とは()るか()るかの大一番。勝負事に絶対はありません。当然、運気に見放される結果もあります」

 注目の一点集中。軽いトリップ状態であった観客達を、敢えて暗い話題で一度現実に引き戻し、転じて力の籠った声を発する。

「ですが、私が敗北する可能性は限りなく低いと申し上げましょう。何故ならば、私には無二の朋友がいるからです!」

 軽快にフィンガースナップの音が響けば、突如観客達の頭上を大きな影が覆い、空気か押し出され風が吹き抜け構造の会場に吹き込んだ。

 何事かと上空を見上げた者達は目を見張る。

 そこには、ほんの一秒前には存在していなかった機械仕掛けの鋼の巨人が空中に腕組みをした状態で仁王立ちしていた。

 大小無数の部品で構成されたその躯体は精巧かつ剛健。黒一色の装甲は分厚く、まるで黒曜石のように艶がある。人間で言えば頭部にあたる部分に『角』を想起させる二本の突起、『顔面』には紅く発光するデュアルアイ型カメラ、『口元』に鋭い牙が嚙み合ったかのような排熱スリットが存在し、機械というよりも何かの生物であるかの如くであり駆動音ですら唸り声と錯覚する。

 旧時代の古い文献や伝承を知る者であれば、その機体を『鬼』と呼ぶだろう。

 黒き鋼鬼は、巨体に見合わぬ身軽な動作で会場中央、特設リングに飛び降りた。

 破砕音を撒き散らし加速度を含めた落下の衝撃に耐えかねた設備が粉砕。粉塵が舞う中で、鋼鬼は悠々と会場を睥睨する。

 そして、あまりの出来事に呆然とする観客達はようやく気付く。鋼鬼の両肩と両肘に、合計四人の人間が立っていた事に。

 会場が沈黙で包まれる中、ロビンソンは持ち前の即応力と目端の良さですぐさま動き出した。ボードを操作し、鋼鬼の真上へと移動する。

「ここコロニー・ナタには、最新の伝説がある!チーム戦績個人戦績を含め、全戦全勝!未だ土付かずの、不敗伝説!前大会にて突如現れ、全ての栄光を掻っ攫っていった戦場の禿鷹!さあ、大会の歴史にまた新たな一ページを刻んでくれ!チーム、《グレイブバルチャー》!」

 その声を皮切りに、連鎖して歓声が上がる。押しも押されぬ人気実力共にトップのG.V.の派手な登場に会場中が沸き上がった。

「そう、御存じの方も多いでしょうが、改めご紹介致します。彼らこそが私が全財産を賭けても惜しくないと信じた圏外最強の傭兵団《グレイブバルチャー》です!」

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