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《宿星観測》。
それが、シュン・レイホウの人生を大きく左右した運気を視認する越境能力だ。
超感覚系の越境者の五感は、常人には知覚できない情報を観測する。ただし、本来は観測し認識することすら不可能な対象を情報として脳で処理する必要があるため、負担を少しでも減らすべく人間の防衛反応が観測情報を越境者本人の認識しやすい形へと置換して落とし込んでいる。
レイホウの両眼は、生命の運気を宿星として視認する。
生きとし生けるモノ全ては、星を背負っている。星の直径・形状や放つ輝きの色や眩さ、自転速度。それらは置換された運気の観測情報であり、これらを紐解く事により、彼女は人の未来を予測することが出来る。
顧客のニーズ――政治家や企業のトップなど重圧に日常的に晒されている人間は、時にその重荷から逃げる為や験を担ぎたいなどの理由でよく神秘的なモノに依存する――に合わせて占いという体裁をとっているが、行っていることの本質は天気予報に近い。
《宿星観測》は、あくまでも運気を観測する能力であり、言わば気象観測衛星のようなもの。得られた情報がどう現実に結びつきどんな未来をもたらすかを見通せるか否かは、レイホウ本人の情報処理能力、そして『運次第』になる。
未来とはただ一人、一個人の動向で決定するようなものでは無く、個々人の思惑や世情の移り変わり、天地自然の流転などが複合的に絡み合い紡がれる織物だ。全体像を把握し精度を向上させるには、蓄積情報を、即ちより多くの観測データを集める必要がある。
現に初めて越境能力を使用した五歳のレイホウは、数分先の出来事を一割程度の確率で的中させることしか出来なかった。
珍しい越境能力の中でもさらに稀有な少女の才能を見出したのは祖父のライコウであり、その原石を磨くべく要人との会談の席には必ずと言っていい程にレイホウを同席させ、観測データを集めさせた。
その甲斐あり、能力を発現して十四年後の現在、努力と経験を重ねる事で数多くのデータを収集・蓄積し五帝ライコウのコネクションからの得られる世界情勢の動きと組み合わせることで、レイホウは数カ月先までのタイムラインを八割程度の確率で的中させることが出来るまでになった。
ただし、それも絶対ではない。未来は常に揺らぎの先にあるのだ。
動かぬ確定事項と判断した『予定』が、覆る事はままある。そういった意味でも、婉曲的比喩的表現を多用する占いは《宿星観測》は相性が良かった。例え予想を外しても、余程大きく逸れていなければ顧客へフォローを入れることが出来る。
八割の確率を九割、その上の未来を確定するに等しい十割へと更に引き上げる為、十八歳になったレイホウは圏内の最高学府《スクール》への入学を決める。銀河最高峰の頭脳が集う教育機関は、後々の世界情勢に影響力を持つことになるであろう人材の宝庫だ。この場所で数多くの宿星を観測すれば、《宿星観測》の精度は飛躍的に上昇する。
シュン一族の婿養子となったレイホウの父は、傍流のそのまた傍流ではあるが銀河連盟を設立した創設者達、圏内の人々が始祖一派と呼び崇め奉る一族の血を引いている。それはつまり、レイホウ自身にも始祖の血が流れているということであり、連盟政府の下級役人である父の推薦とライコウが用意した偽の個人管理番号により、彼女は身分を偽り《スクール》へ入学を果たした。
その日まで、シュン・レイホウは夢や目標などを持っていなかった。祖父の言いつけを頑なに守り、研鑽を積むことで五帝の孫として恥ずかしくない知識・教養を身に着け、能力を活用し各界の重鎮と占いを通じて繋がりを作ることでシュン一族の繁栄に寄与し続けた。
強制された訳ではない、祖父や両親も何か他にやりたいことがあるなら若い内は好きなだけ挑戦し後々の人生の財産となる経験を積めば良いと自由の権利を保障しており、彼女には環境も時間も才能もあった。
ただただ一つ、身体を奥底から突き動かす欲求だけが欠けていた。
幼少期から数多くの運命を見続けてきた弊害か、レイホウは例えどれだけ懸命に行動し続けようとも人の小さな命など大きな運気の潮流の前には、哀れに弄ばれる小舟でしかないという諦観に蝕まれていた。
覇気がなく、まるで命令を忠実にこなすだけの人形。人工知能の方が、まだ感情的で情緒を解するだろう。
《スクール》に入学する為には猛勉強を要したが、彼女にとってはまるで苦ではなく熟すべき課題の一つでしかなかった。おそらくは卒業までの日々を淡々と消化していく既定路線。
そんな少女の予想は、学生生活の初日にあっさりと砕かれた。
入学の式典で整列する新入生の中にシュン・レイホウは、少女を見た。
緊張しながらも背筋を正し、詰襟の真新しい灰色制服を着こなす、翠眼の少女。
満点の星空の様な多種多様な才気と運気を発する綺羅星達の中にあって、その星は異質だった。
全てを呑み込もうと膨張を続ける漆黒の宿星。
圧縮された情報量の密度が濃すぎる為、読み取れたのは極々一部の断片的な片鱗。しかしそれで尚、強制的に眼球に捻じ込まれ情報量は許容値を優に上回っていた。
負荷に耐え切れず、右目が頭蓋の内部で弾け飛ぶ。
人の列が壁となったため直視しなかった左目は無事だったが、視神経を通じて脳に直接衝撃が奔りレイホウはその場で昏倒した。
「あれは、今思い返しても感動で胸が震える程の衝撃でしたね~」
恍惚の笑みで、まるで偶像に熱を上げる年頃の少女の様に顔を赤らめながらレイホウは当時の出来事をライコウに語った。
眼球は、無数の神経の集約された人体の重要器官の一つだ。それが内部から弾け飛び破裂したともなれば、脳へ伝達される激痛は想像を絶する。下手をすれば、生涯にわたり心を苛み続ける癒える事のない心的外傷が刻まれる。
シュン・レイホウは、漆黒の巨星エマ・フラメルと出会う事で心身に傷を得た。
肉体の欠損。精神の歪み。
刻まれた深い傷こそが、命令に従うだけだった人形の中に埋没していた少女の原型、人間性を削り出す。粗削りな形は、エマという他者との接触を重ねるごとに研磨され、より細部が洗練し、やがて今のシュン・レイホウへと成形された。
完璧な人形であった少女は壊れ、不完全性を得る事で欲望を孕む生きた人となったのだ。
「ふん、一年越しでようやくお前の怪我の理由を知れたわい」
孫の話を聞いた祖父は、鼻を鳴らしやや不機嫌そうに言葉を吐いた。
ライコウからすれば、《スクール》で何か興味のある事でも見つけてくれればよいと考えて送り出した矢先、護衛に着けていた人員からいきなりレイホウが眼を潰して、倒れたとの報を受け、随分と肝を冷やしたものだ。
意識を回復したレイホウに理由を問うても、今はまだ言えないと返されるのみで、挙句の果てに右目の義体化施術を受けさせて欲しい、左目の視界を完全に塞ぐ眼帯が欲しいと言い出す始末で、ライコウには孫の思惑がまるで分らなかった。
「ごめんなさい、御爺様。当時、私自身がエマちゃんの器を把握しきれておらず、じっくりと見極めたいという思い故、詳細を伏せました」
感謝と謝罪を示すため、祖父の正面で姿勢を正した孫は座して額を床に擦り付けた。
《宿星観測》について本人を除けば一番知悉しているのはライコウであり、もしその能力に観測不可能な対象がいるとすれば、当然手をまわして接触を図り、場合によっては後々の災禍の芽を摘み取るために何かしらの強引な手段に出るかもしれないという危惧がレイホウにはあった。
それ故、一年前は事実について口を噤んだ孫であったが、ライコウは特注の義眼と眼帯を用意しそれ以上問い詰める事をしなかった。
「儂の言いつけに常に従順だったお前が言い出した、初めての我儘じゃ。それを呑めぬようでは、器が知れるわ」
「……御爺様」
「レイホウ、顔を見せてみなさい」
細く節くれ立った指が、眼帯の少女の頬に触れる。ライコウは、極静かな駆動を響かせる義眼の瞳を覗き込んだ。
「再生医療で右眼を修復せず、眼帯で左眼を塞ぎ、越境能力の減衰さえも受け入れるのは、全てエマのお嬢ちゃんの傍にいるためか?」
問いに、レイホウは静かに首肯した。
細胞培養で欠損した器官を修復する再生医療は非常に高額だが、幼少期から各界要人相手に占いで稼いできたレイホウならライコウに頼らずとも、個人資産だけで十分に治療費を賄える。それでも義体化という選択肢を取っているのは、偏にエマの傍で共にあり続けるため。
仮に右眼を治したとしても再び漆黒の巨星を直視すれば、眼球は破裂する。無事な左眼も同様だ。
越境者は、身体を義体化すると内部のトランス粒子の循環に乱れが生じ能力の減衰を引き起こす。レイホウは、敢えて義眼を使用することで、越境能力の感度を意図的に落とし、眼帯で硬く拘束することで見えすぎる眼を塞いでいた。
「エマちゃんとの出会いは、私にとって切っ掛けでした。運命と言う名の閉塞感を肌身で感じていた私は、何もかもを呑み込み広がっていく宿星に未知の可能性を見ました」
漆黒の巨星は、銀河の全てさえも喰らいつくすのか、道半ばで自らの自重に耐えきれず崩壊していくのか、数々の星々を観測してきた《宿星観測》が仮に完全な状態であったとしても、おそらく見通すことは不可能。
友人と一緒に見た事のない光景を、見てみたい。
シュン・レイホウの根源はそんな単純でありきたりで、子供の様に無垢なモノ。
人生で始めた抱いた欲望を叶えるため、少女は銀河最大の組織である連盟を崩壊させる計画に加担した。
「御爺様、エマちゃんが往こうとしているのは、王道ではなく覇道です。高尚な理想を語り徳を積み上げ秩序を紡ぐのではなく、損得や恩讐を語り武力と知力を以って覇を成し変革をもたらします」
現状、今の銀河は良くも悪くも安定している。
絶対者である連盟が多くの国家に首輪をつけ、走狗として飼い慣らし統制しているため、圏内では武力・経済・政治を問わず争いが殆ど発生していない。
反面、極一部の特権階級にしか高度な知識や技術の恩恵に与れないため、例え稀有な才能や能力を持っていても出自が加盟国の人間ならば生かさず殺さずの状態で家畜のように管理され消費されるのみで、何か新しい物を生み出す為の機会さえ与えられない。
圏外も圏内という動かざる巨人の存在を前に、軽率に動くことは出来ず事実上これ以上の発展を見込むのは難しいというのが実情。
その停滞し澱んだ状況に投げ込まれ波紋を広げ続けている一石の名前こそ、フラメル王国である。
「お前たちの作り出す時代の潮目に、儂も乗れと?」
「はい……釈迦に説法ですが、時世が移り変わる変遷期こそ最大の商機かと」
「そこは儂も同意する。しかし、凝り固まった現状をどうやって打破するつもりじゃ?」
「最高評議会副議長のクリシュトフ・メルキースを誅殺し、連盟を崩壊させます」
孫の声を聞くと静かに、ライコウは瞼を閉じた。
それは、半ば予想できた回答。というよりも、数百年間硬直し続けてきた現状を変えるにはそれ以外の方法がない。
だが、方法が分かっていたとしても実行可能かどうかは別問題だ。
「本当に・・・・・・あのエマ・フラメルにそれが可能だと思っておるのか、レイホウ」
薄く開かれた瞼から漏れたのは、枯れ切った痩身とは思えぬほどの鋭い眼光。如何なる嘘偽り隠し事をも許さぬ、その場にいるだけで畏怖を与える数多くの修羅場を潜り抜けた人間のみが持つ独特の凄味。
並みの胆力では、その場で失神すること請け合い。その側面を知っているレイホウですら見慣れた祖父の顔が、悪鬼羅刹に見えた
「僅か半年で隠棲していたヒャクシキの小僧を引き入れ、《ノイマン》を用意して見せた手腕は見事と認めよう。しかし、運気に恵まれ才気に溢れようとも、最後に物を言うのは本人の意思。銀河の半分を相手取り、尚折れぬものがエマ・フラメルの内にあると言うのか?」
レイホウに対人交渉のノウハウを教えたのはライコウであり、小手先の誤魔化しは一切通じない。故こそ、レイホウは正面から剥き身の自分でぶつかる事を決める。
少女の細い指先、人差し指と中指が右目の自身の瞼の下へと差し込まれる。義眼の上半球をなぞりながら奥へと進み球形を挟み込むと、そのまま躊躇なく抉り出した。
響いた音は、引き千切られた視神経の悲鳴だったのか。
眼のあった空隙から零れ落ちる血液と義眼の循環液が畳へと染み込み斑点模様を作っていく中、レイホウは脳を焼く激痛に歯を食いしばり耐えながら、後頭部にある眼帯の留め具を一つ一つ外していく。
「な、何をしておるのじゃ、レイホウっ!?」
突然の事に反応が遅れるも孫の狂行を止めようとするライコウの眼前に差し出されたのは、両手に乗せられた義眼と眼帯だった。
「すいません……畳を、汚してしまいました。ですが、この二つは、私の我儘で御爺様に頂いた物。それに頼って吐く言葉では、あまりに軽い。御爺様と相対する資格を得る為、こちらはお返しします」
二十歳を超えぬ年齢ながら並々ならぬ気迫を携える孫に、一瞬だがライコウは気圧される。レイホウは、強引に義眼と眼帯を押し付けると、息も荒く続ける。
「もし、今から吐く私の言葉が信用できないのなら、このまま私を放置してくださって構いません。痛みで意識を保っているのがやっと、適切な治療を受けなければ多量出血か感染症で手を下さずとも死にます」
交渉の本質とは、内容の正当性や合理性ではなく、合意を得られるか否か。極論、支離滅裂で破綻した内容であろうとも、互いが合意に至ればそれは交渉が成立したということになる。
レイホウは、身を削り命を担保にすることで、相手が自身の言葉に耳を傾けざるをえない状況を作り出したのだ。寧ろこうでもしなければ、レイホウの言葉は何枚も上手の祖父へは受け流されて終わってしまう。
「十年以上人の運気を観測してきた人間として嘘偽りなく申し上げます」
稀有で強大な越境能力に反比例する様に、レイホウの身体能力は並以下しかない。体力が物を言う《スクール》の実技系はいつも及第点ギリギリ。身長はあるが線が細く体格にも恵まれておらず、眼の出血を止める事無く放置すれば、本当に命に係わる。
それを百も承知の上で、レイホウは明滅を繰り返す視界の中で言葉を吐く。
「エマちゃんが、銀河の半分を相手取れるか否か?違いますよ、御爺様。エマちゃんは、私が垣間見た未来で、銀河全てを敵に回して暴れまわっていました!」
右眼が破裂する寸前に脳内に映り込んだ未来の光景。そこでエマは王と呼ばれ、四人の腹心の部下と共に圏内圏外の全てを相手に戦争を繰り広げていた。
世界の全てが憎くて、憎くて、憎くて、何もかもを無に帰さねば気が済まない漆黒の破壊衝動の塊。
現在のエマとはあまりにも違う、しかし彼女の可能性のひとつ。
長年運気を観測し続けてきた経験と勘から、垣間見た未来へはもう辿り着かないとレイホウは読んでいる。分岐点になったのは、おそらく半年前の隕石衝突未遂事件。減速せずにそのままの速度で隕石が衝突し故郷が壊滅していた場合、エマは喪失感と憎悪からレイホウの垣間見た結末へと至っていたであろう。
分岐したのは運気の揺らぎが大きく波打ったのか、あるいは何者かの介入があったのか。詳細までは全能ならざるレイホウにも読み切ることはできないが、一つ言えるのはエマ・フラメルは、銀河の全てを敵にしても折れぬ胆力を秘めているということ。
「一年間、友としてエマちゃんを間近で見てきた人間としても申し上げます」
単純に漆黒の巨星だけに興味があるならば、いつもの占いと同じく俯瞰視点での観測に留めておけばいい。現に、最初はレイホウもエマと距離を縮めるつもりはなかった。
「エマちゃんは、自身が愛しいと認識する存在に危害を加える者を絶対に許しません。ご存じですか、彼女は在学中に《スクール》の学生と教員を二名、退学と懲戒処分に追い込んでいます」
《スクール》では、エマのような辺境出身の者は、生徒のみなら教員までもが冷遇し扱う悪習が横行している。暗黙の了解で施設の使用には中央出身の生徒に優先権があり、試験などの評価基準も優遇される傾向にある。
ただ、それでもエマは優秀であり常に成績の上位陣に名を連ねていた。その事が気に食わなかった中央出身の生徒の一人がエマに言ったのだ。『今度の休みに、お前の故郷に『観光』に行ってやる。精々歓待の準備を整えておけよ』と。
中央出身の者が言う『観光』とは遊興・享楽のみならず蹂躙・侵略の意味を持つ。連盟の本星に籍を置く者は、加盟国内での治外法権が認められており重度の犯罪行為に手を染めても形式上の罰金だけですまされる場合が殆どだ。加害者はストレス発散程度の遊び感覚だが、被害者は泣き寝入りする他ない。
嗜虐心に満ちた笑みを浮かべる中央の学生に、エマの反応は素っ気無かった。ただ『そうですか、では明日の講義の予習があるので』とだけ返し、その場を立ち去った。
その三日後、休みの日の前日。
『観光』を宣言した中央の学生は、突如発覚した実家の脱税疑惑で旅行どころではなくなり、芋づる式に明るみにでた数々の不正が原因で、最終的に一家離散となった。
その後も似た事件が発生し、今度はある種の特権階級である教員までもが《スクール》を去っている。当時、エマを遠くからの観察することのみ留めていたためレイホウは事件の全容を知らない。
しかし、偶然と判断するには、タイミングが出来すぎていた。
その事件が切っ掛けとなり、レイホウはエマ個人の人格にも興味を持ちだし、共にいる時間を共有する内に、掛け替えのない友となっていた。
「御爺様からの教えで、私の行動指針となっている言葉があります。『付属物ではなく人そのものを、見よ』です」
例えどんなに立場や環境が変わったとしても、骨身に宿る習慣や行動方針、その人そのものの本質は変わらない。人間は、自分自身からだけは離れる事が出来ない。
「相手が銀河の半分を統べる絶対者であっても、エマちゃんは躊躇しません。必ず食らい付き、必ず滅ぼします」
意識が混濁し、舌先の呂律が怪しくなる。それでもシュン・レイホウは残りの力を振り絞り言葉を吐き続けた。
「エマちゃんの覇道が何処に辿り着くかは、私にも分かりません。見るも無残な、人としての尊厳の欠片もない最期を迎えるかもしれません」
それでもと、レイホウは言葉を重ねる。
「連盟最高評議会副議長は死に、連盟は崩壊します。私、シュン・レイホウが断言します。これは、確定事項です」




