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詩のようなものたち

君の目

作者: 暮 勇

君の目が欲しい

割と生々しいくらいに

本気で欲しい


君がその目で見る日々の風景が

道ゆく無数の人々が

テーブルの上に並べられた食事が

様々に表情を変える空の色が

樹々やその隙間から漏れる日差しが

どんなに美しく

繊細に心の中に映し出され

心地よく響く言葉となり

美麗な文字として書き出されるか


私は知っている

耳をすまして聴いている

目を見開き見ている


だから私も見てみたい

それはどんなに美しい眺めなのか

覗いてみたい

その丸いふたつのレンズで

私も浸りたい

君が見るきめ細やかな世界に


だから君のその目を

私にください

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― 新着の感想 ―
[良い点] 「君」の見る景色が見たい、というのを「君の目が欲しい」と書かれているのを見て、どこか執念じみたものを感じました。そのあとの「割と生々しいくらいに〜」も素敵な続け方ですね……見習いたい。
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