1ー2 昭彦ノート
犬の食糞が発症した日から飼主の受難が始まる。
1番の問題は、確実に有効な治療法がないことだ。
もともと犬の祖先であるオオカミは食糞推奨だ。野生の彼らは少ない食糧の中、餓えを凌ぐために、自らの糞の再利用をしていたわけだ。祖先の習慣が現れたということは、空腹を覚えた時に本能が呼び起こされたのだろうか?
人の子供も1〜2歳頃までは、食べられるかどうか、とりあえず手に取った物は口に入れるらしいし、仔犬も目に付いた糞を試した結果、goサインを出してしまったとも考えられる。
きっかけは何であれ、飼主としては食糞防止対策をこうじなければならない。
まず、食糞を叱ることはNG。まだ幼い彼等は大好きな飼主の関心が引けたと喜ぶので、やる気に火を注ぐ逆効果になりかねない。体罰など与えようものなら、仔犬との信頼関係を築く道が途絶えてしまう。
今ある対処法としては、仔犬より早く糞を処理してしまうこと。
目覚めた本能が沈静化するまで、淡々と繰り返すしかない。
しかし、ずっと見張って付いていることができない飼育環境の場合はどうすれば?
成犬になってまで続くことは少ないので、オネショと一緒で大人になれば自然としなくなる。とおおらかに構えて、飼主も食糞にgoサインを出せば、お互いストレスフリーに違いない。
お金はかかるが、ドッグトレーナーに預けることも選択肢としてはある。
香りの強いフードは糞にも香りが残っていて、仔犬が食べ物と誤認し易いので、フードを変えてみるのも一案だ。
予防接種が済み、外散歩へも出かけられるようになれば、排泄は散歩の時と覚えてくれるかもしれない。
糞を食い散らかす日々が、きっと懐かしく思える未来が来る、と信じて生きよう!