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Prologue
実際の人物、団体には一切関係ありません。
…もしも。
もしもあの時あいつを救えていたら…?
もしも自分が君の代わりになっていたら…?
……。
これは、後悔と懺悔に囚われ、絶望した少年の物語________
「君はどうなったと思う?…なーんて、思わせる気ないのに」
僕は未完成の小説に言い放った。
酷い内容だ。まるで小学生の勢いだけで書いた様な…。
「はぁ………」
………またダメだったよ。
僕を変えてくれる物を探して、探して、探しているのに。
何処にも無い。
僕は自分を変えてくれる物を探しているはずだ。
……それ以外に目的は無いんだ
屋上から落ちた方がマシだろうか?
判断は一瞬だった。
「よし、降りよう」
僕はそのまま実行に移した。
「じゃあな、こんな世界」
END1:また始まる物語