憂鬱な庶務係
生徒会最後のメンバーの琥珀ちゃんの話だよ♡
はい。書くことない。楽しんでください。
なんだかんだで夜乃高に来てから1ヶ月が経つが....
いまいち神條院琥珀のことが分からない....
あの人は何者なんだ?院と苗字についてるということはどこかのお嬢様なのだろうか....
なんて思いながら歩いていたら、誰かに顔を埋められた。しかも柔らかい感触だな....って
「やぁ、白神君考え事か?」
噂をすればなんとやら....
「....はんへひんほふひんほふへひふへはへへひふんは?(なんで神條院の胸に埋められてるんだ?)」
「そりゃあ、白神君が考え事してたから、イタズラしてやろうと思って、私の胸に埋めてみたんだよ。悪いか?」
「....はぁ、ほふへふは....(....はぁ、そうですか....)」
この人はマジで何考えてるか分からない。ってか息が
「....はほ(....あの)」
「どうした?」
「....ほほほほははひへほはへはへんはへ(そろそろ離して貰えませんかね)」
「...ヤダと言ったら?」
「....ほふほふふはひはふ(....能力使います)」
「それは困るなぁ...ほいっ」
「....はぁ」
なんで俺顔埋められたんだ....ってか周りの目が痛い。
「....そうだ神條院」
「ん?どうした?」
「....戦わないか?」
瞬間みんながどよめいた。
まぁそりゃそうか....
「...私はいいが...先生が許すのか?」
「....まぁそこら辺は父上がどうにかすると思う。」
「...負けても知らんぞ?」
「....大丈夫俺は勝つから」
「これより戦闘を始める。向かって右!」
「生徒会庶務!神條院琥珀!」
「左!」
「生徒会副会長!白神裁兎!」
なんか恥ずかしいな....生徒がめっちゃ見てる....ってか乖十と憶もいるし
「両者とも良いですか?」
「では...」
「初めっ!」
『攻撃状態に移行します』
『処刑実行。被告人の罪を雷の刑とする。』
「さて...私の能力を見せようか」
「...ふッ!!」
「なっ....!?」
「おっ!驚いたか?」
「え!?今っ!裁兎君の雷がっ!?」
「実はな...憶...」
「?」
「琥珀の能力は...」
「創像...だ」
「想像?それとも創造?」
「いや違うんだ憶...琥珀の能力は想像と創造なんだ」
「え?どういう事?」
「実は琥珀は、擬似分岐裂合病という能力が実質2つ持ちになる。という極めて稀な病気を持っているんだ。」
「何...?その病気...聞いたことない」
「当たり前だよ、この病気はここ30年の間に新たに発見された病気だ、知ってる人の方が少ない。」
「っと」
「あれ!?神械くん!!」
「あ!やっほ!憶お姉ちゃん!乖十くん!」
「神械も琥珀と白神の戦い見に来たのか?」
「うん!...あっ!そういえばさ!」
「ん?どうした?」
「さっき擬似分岐裂合病の事言ってたけど」
「あぁ...」
「あれ実は双子に似てる性質らしくて、元々双子で生まれるはずだった子が、1人がお腹の中で亡くなって、もう1人が普通に生まれてきた時に発症する。とされているんだ。」
「そうなのか!」
「へぇ~!」
「ただ一つ謎で、もしそうなら、もっと前から生まれてたはずなのに、今まで生まれてこなかったのがよく分かってないんだ...。」
「確かにな...」
「それは不思議だね...」
「まぁそんなことより!そんな琥珀さんの能力は!」
「相手の能力を消したり、自身を移動させたり、超高速も移動できる、乖十くんみたいな能力の"想像"」
「想像では出来ないような細かな物を作れる。精密機械が作ることが出来るボクみたいな能力の"創造"の2つだよ!!」
「なに...それ...ぶっ飛んでるよ...」
「なんてったって俺が選びに選んだメンバーだからな!全員にピッタリの仕事だし、仲良くできるようなメンバーにしてる。」
「そして何より、全員強い」
「....なるほどな」
「神械君が全部言っちゃったけど...そういう事だよ」
「私の能力は白神君と同じような感じで能力が2つに近い」
「フッ....チートが」
「それ白神君も人のこと言える?」
と笑いながら言う
「まぁでも私と白神君とでは私の方が相性が悪いんだ」
「....なるほどな....乖十と同じで、俺の時間停止能力が弱点なのか」
「それも...ある」
「なんだt」
「ふッ!!」
「すごっ!早っ!」
「うぉっ....!?」
「ビックリした....」
「私と...戦うんじゃないのか??」
「ぬぉ!?」
「もっと行くぞ白神君ッ!!」
「早すぎだろっ!なんなら乖十より早くねぇかっ!?」
「想像だからな...体に負荷がかからないし、俺と違って能力発動時に、解放しなくていいのがやばい所だ」
「これなら神ノ丞君より琥珀ちゃんの方が...」
「だが何故、俺が不正と呼ばれているか...」
「?」
「これから分かる。」
「とっとと終わらせる!」
「決めに来てるな....っ!」
ん?待て時間はまだたっぷりあるはずだ....
なのに何故早めに終わらせようとするんだ?
早く終わらせないといけない理由がある....?
そういえばさっき....
─私と白神君とでは私の方が相性が悪いんだ
ってことは能力の問題か?神條院の能力は想像だ....
想像....?想像....ってことは....脳を....
はっ!
「だから白神は俺より強い。」
乖十君はとても無邪気な笑顔でそう言った。
やっぱり俺の親友はお前しかいないと言うべきかのように。
「裁兎くん分かったみたいだね!凄いなぁ裁兎くん...あんな戦いの中で分かっちゃうの...さすがだよね」
「え?何がわかったの?」
「まぁまぁ見ときなよ!憶お姉ちゃん!これから目が離せなくなるから...ね!」
「あぁ...」
「....フフッ」
「っ!?なんだ?」
「あいつは不正を使った俺より賢く。状況判断力と分析力が極めて高い。」
「不正を使った乖十君より賢い!?そんなにっ!?」
「そして何より....」
「ハハハッ」
「何を笑ってる...の?白神...君...」
「本気モードのあいつは...」
「お前の弱点が分かったぞ、神條院」
『──断罪状態に移行します。』
「俺ですら手が付けられない。」
琥珀ちゃんの能力は創像でしたね!
創造×想像ということで!ね!
実は琥珀ちゃんの能力ランキングですが
LXの一個下LⅨなんですよね。
相当強いんですけど脳に負荷がかなりかかるんですよ。
みんなちゃんと弱点はあるはずなんですよ。
でもねぇ...乖十くんと裁兎くんがどうしても弱点作れなくて...
ってかお互いが弱点にすればいいのでは?
ん~でも.......まぁでもラスボスの方が強いしいいか