憂鬱な大親友
白神君の本気が出ます。はい。
最近ブルアカしてるんですけど楽しいですねやはり
「それでは白神君、神ノ丞君良いですか?」
「....はい。」
「さっきから準備は出来てる!!」
「始め!」
その瞬間、まるで時が止まったかのように見えた。
そのあまりにも早すぎる攻防に、私はこういうしか無かった。
「次元が違う...」
他の生徒の子達も皆、私と同じように唖然としてみていた。
「どうしたァ!白神ィ!衰えたかぁ!?」
「....うるせぇ!」
戦っている時の裁兎君はずっと楽しそうに見えた。
無邪気でただひたすらに乖十君との戦いを楽しんでいるように...
「....本気....出すか....」
「おう!!そうだな!」
『攻撃状態に移行します』
『承認しました』
「さて....?裁判を始めようか」
「なら俺も全力を出さないと...」
--不正展開--
・極加速 ・爆回復 ・反射速度激上昇
・空中移動 ・時間停止耐性 ・自火力超上昇
・思考超加速 ・物体透過 ・体力切れ無効
・全属性特殊攻撃無効 ・自然影響無効
・状態異常無効 ・可動域倍増 ・痛覚無効
・広範囲視野
--以上⑮項目の不正の使用を承認します--
「...な?」
「おう....かかって来い....乖十」
「ふっ!」
さっきとは比べ物にならないくらい早い...
ってかなにあの速さってか見えないんだけど...でもどうして裁兎君は対応出来てるの...?
「お前の能力は本当に強いからこれくらい使わねぇと勝てる気がしねぇんだよッ!」
「褒めてくれてっ....ありがとっ....なっ....!」
「もしかして裁兎くんの能力って...時間関係?」
でもそれなら合点が行く。裁兎君の能力は裁判の能力。基本的には相手を罰する時にしか使えない能力だけど、さっきは攻撃状態に入ったから罰することが出来る。そしてもし時間関係、それも時止めなら今も対応できるってのが理解出来る。
「正解だァ!!憶!!」
「えっ本当?」
「こいつの能力は裁判と時間停止、だが裁判が表に出てる能力だから、LZ判定になってる。」
「まぁでも単に白神が、裁判と時間停止持ってるから強いってわけじゃないけどな...」
「ヘっ....いいから早く始めるぞ....」
「おう!!」
「かかって来」
『これより二段階目に移行します』
「おいっ!勝手に発d!!グァァア!!」
「白神ッ!」
〘我が前に跪け──〙
「っ!?」
〘Judgment ──destIny───〙
〘神々の裁きを受けよ──ニンゲン──〙
「...おいおい嘘だろ...」
「これが裁判の力なのか...」
「何...あれ...」
私は目を疑った。まるで隕石のように降ってきたとてつもなく大きい槍は、神ノ丞君を目掛けて落ちている。それも数本ではなく無数の巨大な槍が。
「ってかこれ!物体透過使ってるけど、これ透過できないやつじゃねぇかぁっ!?」
「俺が言うのもなんだけどチートじゃねぇかっ....!ぐォァッ!」
「っ神ノ丞君!」
今の白神くんはただの人間には見えない。まるで本物の神...
「ヤベッ!?ぐぁっ!」
っ!神ノ丞君の身動きがっ!
〘裁きの鉄槌を〙
〘conVict Eschato───〙
「そこまで!!やりすぎだ!」
「理事長!!」
「ッ!!白神の父ちゃん!」
〘チッ───ここまでか────〙
「全く...暴走しやがってこの...」
「....ぐァッ!」
「....やべぇ....反動がッ....」
「裁兎君!!大丈夫!?」
--不正終了--
「白神!大丈夫か?」
「....大丈夫、暴走した後の能力の反動がデカいだけだから....」
「....だからそんなに心配しないで」
「とりあえず白神は病院行け...な?」
「....あぁ....」
「一応白神君の勝利...としますが授業は中止。白神を病院へ運びます。」
「裁兎君凄かったね...本物の神様...みたいだったね...まぁ神様なんて見た事ないけど...」
「あれは能力の暴走なんだ」
「え?能力の...暴走?」
「稀になるんだ、白神が暴走して死にそうになったことが」
「えっ...そんなことが?」
「あの時も白神の父ちゃんに助けられた...」
「もっと強くなって白神を助けてやらねぇとな...」
「...」
「ん?どうした?憶」
「優しいよね!裁兎君と乖十君!」
「俺は優しくねぇよ!」
「ううん!優しいよ!とっっても!」
「そうか...?」
「うん!あ、そうだ!裁兎君が心配だから!後で見に行こうね!乖十君」
「あぁ!そうだな!」
白神君の本気がエグいですけど
ラスボスの方が強いです。
これ以上チート出してどうするんや俺は
まぁそれでも出します。