憂鬱な生徒会
結構早い段階で話がまとまったので
連日で投稿しました。collですよ。
ってかウマ娘楽しい。そう思いませんか??
指摘があったらやんわりと教えてください。
初心者クオリティですので....
憂鬱な入学式が終わり何事もなく数日が経った。
俺はいつも通り、ウザったらしい乖十と一緒に学校へ登校している。
「よぉ!白神!」
....って大きな声で
「....はぁ....お前の声量はどうにかならんのか....」
「なぁ白神!」
「....話聞けよ」
「お前は委員会とかクラブとか入るのか?」
「....うーん....」
「入らないなら俺と一緒に生徒会に入らないか?」
「....え?」
「どうだ!入らないか?」
「....考えとくよ」
「おう!ちゃんと考えてくれよな!」
乖十には小さい時に貸しがある。
異常者は正常者から迫害されやすいのだが、乖十は、人当たりがかなり良い為、正常者にも好かれやすい体質だった。そのため乖十と絡んでいる俺が許せないやつが居たのだ。
─お前みたいな何考えてるか分かんねぇキモイやつが乖十と絡むなよ。
そいつらに対し、乖十は。
─白神をいじめるな...白神をいじめるやつは...俺が許さん...
あの時の乖十の殺気は本気だった。
あの場は大人が抑えたから何とかなったのだが....
そんなこともあって乖十の頼み事は無下にできないのだ。
「....生徒会....ねぇ」
この学校は特殊で新1年生になったばかりでも生徒会に入れるという制度があり。1年でも生徒会長になることもあるらしい。しかも投票無しで入れるらしい。ちなみに生徒会に入る人を決めるのは生徒会側でしか無理だそうだ。
....それ生徒にとやかく言われない?
なんてツッコミを抑え
「....俺には縁がないと思っていたが....まさか入ることなるとはな....」
「ねぇ、君!」
「....ん?」
「君...白神...裁兎君だよね?」
「....そうだが」
なんだこの女子。俺に話しかけるとは珍しいな....
俺は異常者にも避けられている為。話しかける奴は、乖十以外いない。小さい時はいたのだが、表情が変わらないという理由や、何を考えてるか分からないと言う理由で今の状態になった。
「....一体何の用だ」
「いや~...入学式の時から気になっていたんだよね~!入学式の時騒ぎになったでしょ?」
「....あぁそうだな」
「あの時の神ノ丞君の能力凄かったよね!」
乖十は入学式のアレ以降、学校での有名人となり、今では学校の人気者となっている。
「....乖十に用があるならそっちへ行け」
「いやいや!待って待って!」
「....なんなんだ一体」
「神ノ丞君じゃなくて!君に用があるんだよ」
「....?」
「....っで話ってなんだ。いちいち庭に行く必要あるか?」
「ふふっ...いいじゃん別に」
と笑いながら赤くて長い髪の子は言った。表情が豊かだな。まるで乖十みたいだ。ただ乖十みたいにうるさくなくて助かる。
「話ってのはね!裁兎君!」
前言撤回する。こいつうるさい。
「君を生徒会に誘おうと思って!」
「....なんだそういうことか」
と言いつつ教室に戻ろうとすると。
「待って待って待って!」
と手を掴んできた。
「生徒会入るの嫌!?」
「....嫌という訳では無いんだが。お前が来る前に乖十にも誘われてな。今考えてるんだ。」
「なるほどね!神ノ丞君も君を誘ったんだ!」
「....?お前と乖十は知り合いなのか?」
「うん!一昨日知り合ったんだけどね!」
あいつのコミュ力には心底尊敬するよ。
「で!入ってくれる?」
「....なんでそんなに急いでるんだ?」
「え...?えーっと...」
「....はぁ....分かったよ....入ればいいんだろ」
「えへへ!ありがと!よろしくね!裁兎君!」
こうして生徒会に入るのであった....はぁ憂鬱だ....
「ここが生徒会だよ!」
「....ゲッ....」
「お!白神!生徒会に来たか!信じてたぞ!!ハッハッハ!」
「....乖十....」
「あっ...!白神くん!君の事は乖十会長から聞いてるよ!よろしくね!」
「君が白神君か...面白いコだな...」
........ほんとに憂鬱だ。
どうでしたか?異常から生まれた能力。
楽しんでいただけたなら何よりです。
これからも頑張ります。
多分不定期ですが更新します。
以上。collでした。