ささらぎの野原
この近くにダンジョンは、四つある。
一つ目が北のダンジョンで5年ほど魔族たちが洞窟内の魔物を大虐殺して住処にしたって噂だ。どちらにせよ1番難易度の高いダンジョンだ
西、東、南、とダンジョンがあるのだが、その中でも1番難易度の低い南のダンジョンは初心者冒険者には人気のダンジョンとなっている
僕もそこを目指す
南のダンジョンに向かうにはきさらぎの野原を通らないといけない、ダンジョンの中ほど強くはないが、そこでも魔物が出てくる
とりあえずきさらぎ野原で少し肩慣らしをするつもりだ。
まぁ剣術C持ちの僕にとっては楽勝の相手だろうけどね
きさらぎ野原についた
一人でいる魔物を探す。一対複数は不利だしね
ところがいくら探しても一人でいる魔物が見つからなかった。もう相手が複数でも戦うべきだろうか…
『ジョンーー!!』突然名前を呼ばれて振り向く
この声は…幼なじみのミカだ。
ミカは僕と違って男爵で平民の僕より一段上の階級なのに僕に見下す態度を取らずに接してくれる。
貴族は自分より下の人の階級を見下す人が多い
ちなみに貴族階級は、上から順に、王、公爵、侯爵
伯爵、子爵、男爵、平民となっている僕が王になるのがどれだけ難しいかわかる。…諦めようかな
『ここで何してるの?』ミカがいつもの笑顔で話しかけてくる
『特訓として魔物退治中だよミカは?』
『私も魔物退治しに来たのどうせだったら一緒に
やらない?』
『いいね!僕も魔物退治に手こずってたとこだった』
『ところで群れてる魔物多くない?』
『それなー5年ほど前から群れるようになったから、大虐殺の教訓を得てるんじゃない?』
『魔物も意外と賢いみたいだね。話はここら辺にして魔物退治を始めよう。』
『ちょっと待って、その前に今日のチェックお願い』
『了解』
このチェックというのは、鑑定のことだミカが特訓を始めた2ヶ月前から、ほぼ毎日レベルチェックしてあげてる。
街には鑑定屋がいるほど鑑定眼を持ってる人は少ない普通の人は、お金を払って数ヶ月に一度自分の成長を確認するのだ。僕が鑑定眼を持ってると鑑定された時は、父と母はものすごく喜んでいたそりゃあそうだスキルを持ってるだけで一生をほしょうされたんだから。
ミカを鑑定してみた
ミカ・ラミレス
性別:女性
スキル:両手剣B 火玉
レベル:29
『ミカまたレベル上がってるよ』
『そうなのーえへへ』
それにしても2ヶ月で29レベルって僕は2週間で50に達するだろうか、ますます不安になってきた。
こうして僕らは魔物退治を始めることにした
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