ゴミ36 キャラクター紹介
名前:五味浩尉
種族:達人
年齢:39
性別:男
技能:ゴミ拾いLV5
1.強調表示:ゴミが視界の中で光って見える。
2.機能拡張:持っている間、ゴミ拾い用具がチート化する。
3.破壊不能:持っている間、ゴミ拾い用具が破壊不能になる。
4.自動分別:ゴミ袋やゴミ箱を持っていると、中に入れたゴミが自動で分別される。
5.****:ゴミ拾い用具が***・***で**ようになる。
達人という種族は、存在進化を繰り返した果てに到達できる種族で、2000年前に現れて以来、誰も到達できなかった。単純に強くなり、進化元の種族について理解できる。理解できるだけで実践はできない。
達人として「単純に強い」はずだが、木材を持ち上げられないかと思えば、川の水を持ち上げたり、性能にムラがある。アローいわく「まだ馴染んでいない」とのこと。しかし足が速いのがスニーカーのチートなのか達人の能力なのか分からないなど、不明瞭な部分が残る。
日本人。日曜日の町内清掃活動に参加していたら、草むらの中で斜面を転がり落ちて、気づいたら異世界にいた。現地人とは言葉が通じなかった。運良くキャンプ用品のゴミを拾っていたので、それを使って生き延び、独学で少しだけ喋れるようになる。その後、たまたま助けた大工のおっさんに言葉を教わって日常会話が可能になった。
ゴミ拾いスキルの性能を確かめながら、領主に掛け合ってゴミ処理の仕事をもぎ取る。この領主が国王に報告したことから、国王に呼ばれて全国20都市のゴミ処理を命じられる。滞りなくゴミ処理をおこなうため、騎士爵と「廃棄物処理特務大使」に任命されて、近衛騎士と同格の扱いとなる。
◇
名前:アロー
種族:エルフ
年齢:221
性別:女
技能:魔力回復力EX
魔力の回復力(周囲の魔力を吸い集める力)が過剰に強く、自分で放った魔法すら吸い取ってしまう。そのため、ファイヤーボール的なやつとか、フリーズアロー的なやつとか、そういう体から離して使う魔法が使えない。
常に過剰なぐらい大量の魔力を吸い集めているため、肉体が活性化して身体能力が強くなっている。具体的には視力や時間分解能の強化、筋力や体力の強化。筋力以上に強い弓を引ける反面、目が良すぎて精密に狙いすぎる癖があり、中・近距離では命中精度が極端に低い。
狙撃手として高い素質を持つが、今まで狙撃手として動いたことがなく、冒険者たちの間ではダメな方向に有名。魔法も弓矢もまともに使えない残念エルフとして「壊れた矢」と呼ばれている。
達人の種族特性でその素質を見抜いた五味の助言により、前哨狙撃兵として実力を開花させる……予定。今のところ、活躍しようにも敵が出てこない。あと、出番が少ない。(ノД`) シクシク
◇
青果店の屋台商人
51歳。言葉が通じない中、五味のゴミ拾いに感銘を受けて果物を与えた。五味のビタミン源。壊血病にならずに済んだのは、このおっさんのおかげかもしれない。
ちなみに長い名前があるのだが、名乗っていない。五味も、この世界の住人は名前が長いと理解している今、もう彼が名前を聞かれることはないだろう。つまり、彼が名前ありキャラクターになる可能性は、この先も永遠にないのだ。残念。
◇
スラム街のチンピラ
自爆気味にボコられただけの残念な人物。年齢不詳。たしか、性別や人数すら明言されていなかったはず。でも彼(女)(ら)のおかげで、作業服や軍手の防御力チートとか、ゴミ袋の「手元を離れるとチート効果が解除される」とかの確認ができた。チンピラのくせにGJである。(・∀・)b
◇
大工のおっさん
55歳のベテラン大工。屋根へ運ばれる柱を受け取ろうとして、風に煽られて地面に落下。あわや骨折かというところ、五味にひょいと拾われて助かる。
五味にしばらく食事を与えながら言葉を教える。ちなみに名前が長くて五味には覚えられなかった。彼もまた、五味が恩を感じる人物なのに、この先ずっと名前は出てこないのだ。泣いていい。
◇
神父
36歳。メイゴーヤの西隣にある村で神父をやっている。やたら名前が長い。村人の健康状態を改善してくれたので、五味のことを神様の使いみたいに思っている。だが五味は仕事がほしくて彼を利用しただけなので、完全に彼の勘違いである。
まあ、でも村人が健康になったのは事実なので、彼が五味に感謝するのは、別に間違っていない。ただし出番はもうないだろう。
◇
メイゴーヤの領主
壮年の男。名前が長い。五味はもちろん、国王にも名前を覚えられていない。
五味のことを国王に報告した。おかげで国王からの覚えはちょっぴりめでたい。よかったね。
◇
冒険者たち
アローを仲間にしていた冒険者たち。年齢不詳。彼らの出番はもうない。完全にモブキャラである。いつか閑話でアローの活躍に驚く話とかあったら、再登場するかもしれない。まあ、もしもそんな閑話があったらの話だが。
◇
国王ナンテ・コッタ・ナーマエ・ナゲェヨ・(以下略)
彼の名前は、「祝福名」「自分の名前」「父の名前」「母の名前」「父方の祖父の名前」「父方の祖母の名前」「母方の祖父の名前」「母方の祖母の名前」「父方の祖父方の曾祖父の名前」「父方の祖父方の曾祖母の名前」「父方の祖母方の曾祖父の名前」「父方の祖母方の曾祖母の名前」「母方の祖父方の曾祖父の名前」「母方の祖父方の曾祖母の名前」「母方の祖母方の曾祖父の名前」「母方の祖母方の曾祖母の名前」「君主号」「世代数」という凄まじい構成で成り立っている。実に面倒くさい。
あんまり名前が長いので、覚えるのに苦労したあげく、今でも時々間違えるが、誰も覚えていないので間違えてもバレない。
ちなみに「祝福名」というのは王族が教会から祝福を受けて命名されるもので、「王族の一員として神の祝福を受けている」という証拠に与えられるものとされている。祝福名を持たない王族は庶子として扱われ、王位継承権をもたない。
それから「君主号」というのは即位した王が、在位中のみ名乗る名前。要するに「国王」と同義だと思えばいい。しかも彼の君主号は「オーサマ」なので分かりやすい。
◇
若い領主代理
やらかした男。特に明記していないが、領主の息子である。このあと家に帰ってこってり両親に絞られる。不敬罪で即処刑されなかっただけ幸運だが、国王からの印象は非常に悪くなった。彼の未来は暗い。名誉挽回には並ならぬ努力を要するが、彼がどう動くかは神のみぞ知る。きっと努力したけど結果に結びつかないまま埋もれていくのだろう。作者に忘れられて二度と登場しないパターンである。
5.****:ゴミ拾い用具が***・***で**ようになる。
答えは「ゴミ38 達人、準備する」で発表。




