【呼応 とける 僕】&【殺伐日和】
とけていく詩と宙に浮かんだ詩です。
『呼応 とける 僕』
冬が始る、
厚い雲に覆われて
冬は深くなっていく
塗れて紛れて溶けていく
僕の心の如き空
冬は続く、
白い雲に覆われた
冬は深くなっていた
降って積って融けていく
芽吹く花の如き空
冬は終る。
陽の光に覆われて
冬は深く無くなった
すべてすべて解けていく
春の空の如きもの
僕の心も解けていく
僕の心に説けてくる
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『殺伐日和』
僕の夕暮れ
「そろそろ家に帰りましょう」或いは独唱。