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或いは独唱

【呼応 とける 僕】&【殺伐日和】

作者: 語り手

とけていく詩と宙に浮かんだ詩です。


『呼応 とける 僕』


   冬が始る、

 

 厚い雲に覆われて

  冬は深くなっていく

 塗れて紛れて溶けていく

  僕の心の如き空

 

   冬は続く、

 

 白い雲に覆われた

  冬は深くなっていた

 降って積って融けていく

  芽吹く花の如き空

 

   冬は終る。

 

 陽の光に覆われて

  冬は深く無くなった

 すべてすべて解けていく

  春の空の如きもの

 

 僕の心も解けていく

  僕の心に説けてくる

 

 


───────────────────────




『殺伐日和』


 

   僕の夕暮れ

 

 

 

   「そろそろ家に帰りましょう」或いは独唱。







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― 新着の感想 ―
[良い点] 【呼応 とける 僕】は『殺戮の詞』に比べて、かなりぼんやりした感じです。 殺戮の詞は、皮膚に刃物を当てて、その感触を漏らさず冷静に確認しているような、そんな鋭さがある。と、私は思いました。…
[良い点] 僕の心も解けていく 僕の心に説けてくる のところが個人的にとても好きです。 他の部分での漢字の使い方も流石だなと思いました。 続くの後の濁点と終るの後の句読点が心の中にすっと入ってきて、心…
2019/05/02 16:23 退会済み
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