第四章 それはきっと
第四章
「はぁー、敵に背を向くなんて、バカにじゃないのお前は」
木剣をゴブリンから抜いた。ふんーこんな木剣はよく刺さるな!
ゴブリンの手は小さな短刀を握った。ま、ぁこれは戦利品にしよう。大分黴付いてるな、いやこれ棄ておこう。
陽子とルビーはこっちに向かった。
「素晴らしいでしたよ誠くん」
「運がいいだけですよ」
「まぁこいつは弱いだけ、大ネズミ以下に」
「いいえ、ゴブリンは大ネズミよりもっと強いですよ。多分このゴブリンは偵察役かな」
「そうだろか、まぁいいだ。その短刀消えるのか?」
「そうですね、モンスター以外が触ったら永遠に消えないですよ」
「それは助かるだな」
「じゃ続き行きましょう」
探索を続いた。
◇
本当にひどい有り様、どこも荒らされる。鉄の匂い、焦げての匂い、燻っている木々。
「な陽子、何でここがモンスターに襲われだな?」
「ここかなり都市から離れるの場所です、襲撃とき間に合わないかもね」
「このような事はよく出るか」
「...うん。さっ!今日はここまでにしましょうか!帰りましょう!」
「そうだな...決めた今日はここにいる全モンスターを、殲滅させる」
「え?どうしたの?いきなり」
「熱上がったか?」
「いや、そう気分だ。一つ確認したい、お前は俺より強いか?」
俺は真面目に問いかけた。
「うん、誠くんよりもっとです」
「ならもう心配ないな」
俺は走った。
◎
「な!?おいー!ようこちゃんまことが!」
「ふふ、本当に相変わらずね」
「なにを笑ったんですか!あたしは追い掛けます!」
「いや、やめましょう。これは誠くんの戦いです」
「そうなら手を出さい、でもあたし行きます!」
◎
陽子とルビから離れたかな、さってと、どこへ向かえばいいか。とりあえず、一番広い所へか。
走って時に数匹のゴブリンの死体が見たので、これはゴブリンの仕業だな。
陽子のよるとゴブリンは集落に住んいる。数は十以上、その中ではゴブリンリーダーがある。そいつ始末出来るならゴブリンは混乱だろう。でも下手をしなら俺がさっきに殺られる。
さて、そいついる場所を探しよう。足音を立たないように動いた。ゴブリンは大体約1メートルから、先に見つかる可能性もいる、慎重にしなくちゃ。
でかい家に近づいた、さっきから一匹すら見えていない。ここにいるだろ。よく見れば、教会ではないかよ。別に俺は無宗教でけど、ここを選ぶなんて、モンスターめ!
「ふんー、この先モンスター気配がありますよー」
「なん!?」
気配もなくルビーが隣にいた。
「大きな声を出せない方がいいですよー」
「はぁー、何でお前はここに」
「忠告にきた」
「ん?なんのこと?」
「やめて方がいい」
「それは出来ないな」
「死にますよ!」
「かもな」
「なんでそこまでするの?」
「...嫌いだ、こんなことは」
「そうしなければ、ゴブリンたちは死ぬよ」
そうだな、それは世界のルール。どんな世界にいてもそれは変わらない。誰かの犠牲がなければ生きられない。でも、やつらは思考がない。ただ獣だ。
「お前はあったのか?助けを求めている時、誰も助けやれこないか自分は無能すぎてで泣いたか。その時はどんなに辛いのか?俺はあった」
「...」
「納得なら、俺をほっとおいてくれ」
「し、しかたがないわー、手をかしてあげる」
「...それは助かる」
正直、俺は一人ではできないだろう。
「じゃあたしは正面の方で衝突しますー、まことは好きにして」
「は?いやいや、流石に子供が戦いさせてはいけないだろ」
「だれが子供じゃ!」
ルビーはあの大検を上げて俺はの方に向いた。
「ごめんなさい、切らないでください!」
「じゃーあたしなにをすればいい?」
「見ればいい」
「はっ!?」
「だから戦えなくてもいい」
「つまりあなたは一人でやるのか?」
「そうになるが、問題でも?」
「言っておきますが、その中多分ゴブリンリーダーがあるのよ、まことは知らないよ、アイツは強いよー」
「へーどんな」
「少なくてもあなたは倒せないよ」
「ちなみにお前は幾ら」
「12」
「年と同じではないか!」
「...冒険者になったは最近ですから!」
「はぁー。もういいよ、ここに座れ、俺ちょっと探索する」
「い や だ!」
こいつ聞きしないな。
「じゃ俺先に行く、後ろに付いて」
◇
教会の周辺では、何もいなかった、残るは中だけだ。教会はそんなにでかくないから、中入ったらすぐ見えるはず。俺は窓口に中を覗いた、四、五体あった、この数ではいけるな。ん?でも待って数少ないか?
「危ない!」
「ん!?」
俺はルビーに押しされた。次の瞬間、空気を切り裂いて早い音がして、俺のそばにの壁に張り付いた。どうやら矢のようだ。
「すまん、助かった」
「いや、礼のはあとにして。あたしたちは迂闊しましたね」
背を向いて十体以上のゴブリンに囲まれた。 身長は子供のように、でも全身は肌は緑色 、醜い笑顔で浮かぶ 。その中ちょっと大きゴブリンがいた、見た目もちょっと違う、あいつがゴブリンリーダーだな。
「本当に迂闊したな、今逃げるのはまだ間に合うよ」
「ふん!だれがゴブリンのことくの相手に逃げる!?。ふーんー、もしかしてあんたはこわいの?」
「...そうだ、怖いだ、今も震えているんだ。でも俺がやらなくちゃいけない」
「そうならあたし手伝いしないはいけませんね。来るよ!」
一匹のゴブリンが遠い所から弓を射って、矢が飛んで、命中しなかった
後ろにいる教会から、ゴブリンは出たそうだ。
「ちっ!散れ!広い所へ」
ここでは不利だけだ。俺は左ルビーは右に走った。五体のゴブリンは俺を追い掛けた。
「これくらいいいだろ」
遠く走る意味もないし、俺は止まって後ろ向く。ゴブリンも止まって、ある距離を置いた。そして左右で開いて円を作って俺を囲まる。
「ふんーモンスターわりに賢いではないか」
一気に迫れるなら確実に死ぬ。どうれば、突破しかない。
「【ダークソード】」
二つ木剣は黒霧に包まれた。よし集中しろ、何も考えるな、余計な情報をふん捨てろ、敵を集中のみ!
一線に走った、目の前3体は構えた。
考えろ、こいらは次どんなのに行動するか。確実にに俺を攻撃するだろ、だから、避けない。三体のゴブリンは短剣を振っていた。
「【ファントム】」
全ては止まった、いや、ものすごく遅い速度を動いた。
【ファントム】使うと魔力だんだん消耗する、魔力ある程度まで残ればいいという事を気づいていた。さっき走ったときズボンの袋から、なんだ違和感がした、ガラスの瓶の中は青い水が入っていた、多分マナポーションってやつか。まぁよく用意したな陽子、感謝する。
だから半秒だけでいいこの場を抜け、敵を倒すだ。二つの剣は2体のゴブリンの胸元を刺さって、簡単に穿った。
まずは2匹、残りは目の前一体と後ろの二体。目前のゴブリンは剣を振っている。
「【ファントム】」
左の方を向く振っているゴブリンの腕を取って、自分の重心を低くに下げ、ゴブリンはバランスを崩れ地面に倒れた。ゴブリンが持っている剣を奪って、ゴブリンの左胸を刺す。やっぱ強化魔法がいないと上手く入らないな。
さっき二体のゴブリンから二つ木剣を抜くと思っただけど、全然抜かない。
「【ダークソード】」
スキルを発動して簡単に抜けた。
残りは二体、後ろ向く、ゴブリンは睨み付ける。まぁそうだな、目の前で仲間を殺せば、どんな種類だって怒るよな。
「こい!」
二体のゴブリンへ進んだ、でもいくら俺にしても、二体同時に相手をするなんて無理だ。【ファントム】使い続けるも出来ないし。ここは傷を受ける覚悟する。
せめて一匹を減らしたい。
考える時間もない、ゴブリン前に近づいた。まぁ何となるだろ。
左へ大きいステップを踏む、ゴブリンも反応して剣を俺の身体へ向かう。やっぱり速いけど、この程度なら俺は避けられる。避ける同時に左手が剣を振った、簡単にゴブリンを二つにさせる。気持ち悪い。残り一匹、ん?どこ?
「危ない!!」
ルビーの声が聞こえて同時に重いもの地面に割いて音がする。振り返すと赤いの大検と真っ二つになったゴブリン。
「...早いなルビー!」
「ふん!ゴブリンごときは当然の結果です。話し合い時間もないよ、本番だ!」
普通のゴブリンより高く、170メートルも達つだろ。太っているデブのように、手は黒い大き鉄棒を持ち。正直怖そうだ。
「こいつが俺がヤる」
「正気?」
「うん、俺に任せて」
一対一だから平等だともいえるだろ。俺にとってこれは二戦目になるんだ。あぁーちょっと運動したんなのに、もう疲れた。【ダークタイム】のせいか。ズボンにあったまなポーションを飲み干した。
まずい!でも確かにちょっと前よりもマシになった。
「俺がお前を倒す!」
ゴブリンリーダーに立ち向かう、臨戦態勢を整える。
「こい!」
俺へ走ってくるゴブリンリーダー、大き体割に、よく速いスピード出せた。
近い距離に来て、ゴブリンは大きく鉄棒を振って、でも重い武器のせいか、あまり速く振られないだ。これは簡単に避ける。
左足後ろに90度を踏む、ゴブリンの左胴体を攻めるつもりで。でもまるで俺の動きを先に読まれて、ゴブリンは斜め左に俺を向けて速い速度で黒鉄棒を振っていた。
「な!?」
あまりにも驚く、反応がちょっと遅くなった。
「がぁっ!」
ぎりぎり腹部を防ぐけど、大きダメージを食らって1メートルほど飛ばされた。痛い!崩れそうだ。でもルビーには及ばない!俺は大勢を直した。
「ハー...油断した。よく…やったな、お前は!」
言葉が理解出来るのように、ゴブリンリーダーの顔は笑顔に歪んだ。あぁー、醜い。
一回目の攻撃はわざと手加減に降って、二回目の方はこいつの実力だろ。確かに普通のゴブリンは比べにならないの能力だ。
右の剣は逆手持ちにして、木剣は約70センチだが本当に軽く、箒以下の重さでいた。ダメージを与えるのかはわからないけど、この方はもっと速く動けるはず。
俺はゴブリンへ駆け出す、ゴブリンはまた大き鉄棒を上から振ってる。
「避けてたまるか!」
右手を高く運べ、刀身で鉄棒を流させた。
重い!手首と腕が痛くくらい。鉄棒は速い速度で地面に打った。これなら短い間にまだ攻撃できないはず。
身体右の方向にひねて左手の剣をゴブリンの身体向けて斬り裂いた…が。
「なん...だと!」
剣はただゴブリンの胴体当たってなんも傷付なかった。あの時と同じか、陽子の藁人形打って、切るという感触もなかった。
「ガッガッガッ」
ゴブリンリーダーはこ横柄さ混じった不気味な笑い声漏らした。
後ろへジャンプして、距離をとった。
「さてと…どうすれば」
なんの理由で強化魔法はこいつに効いてない。流石に初の装備ではボス倒せないか。そもそも何で陽子が俺を止めないか?アイツなら勝利もない戦いへ許されるなんてありえないから。つもり俺は勝てる出来る!
じゃ、こいつの弱点は?鈍いか遅いか?否、どっちも違う。じゃ俺はゴブリンリーダーより、何を優る?
それは知恵だ!学校から学んだ知識、練習した武術。今は全てを活用するだ。普通よりもっと力を出せるには【流れ】を従うだ。流れを従えば俺は無敵だ。
俺はゴブリンリーダーを向かった。ゴブリンリーダーはまた大き鉄棒上から振ってた。
「あまいよ!」
双剣で混じり合う鉄棒を塞いた。やっぱただの力では押される。でも全身の部分を全てを使えば勝てるはず。
「なー、お前知ってるか?動きの順番、どう動くか、どの時、どうなように力を出すれば強くになる。。。知らないよな、お前には。だから、この戦いお前は敗者だ!」
右足を前を踏む、重心と両肩も下げ。双剣は鉄棒の柄まで滑りとき一気に全身を上げて、双剣を左右対称斜めを前広げて。ゴブリンリーダーはそれを耐えない、後ろ倒れた。
でも、すぐに立ち上げて、俺を殺すの目見えた。
「やっと本気か」
さっきの一撃気付いた、こいつの弱点…それはあの大き鉄棒だ。あの程度ではその武器を持てないだろ。もっと自分を知れば俺を勝てるのにな、残念。
この先はただの体力戦と運ゲーだろ。
ルールは簡単だ。一攻撃をくらえるなら、俺が負け。その鉄棒を振って体力切れなら、ゴブリンリーダー負けだ。
。。。
。。
。
約30分経過したんだろ。俺はただ避け、反撃、ゴブリンリーダーの足を叩く。やっとゴブリンは立ち上げられない。この勝負俺の勝ちだ。正直もう少しい続ければ俺も持てないだろ。
「ハー…ちゃんと…始末しなく…ちゃ」
あ!始末出来る武器がない!
「おぉーいルビー!」
はぁー、言っただけで疲れる。
「はい!わかってるよー!」
ルビーは走ってくる。いつもそばに腰の小さな斜めカバンから、ナイフを引く、俺に渡した。
「自分でしなさい」
「そうつもりだ」
ルビーからナイフを持って、ゴブリンリーダー元へ歩いた。
「おやすみなー」
ゴブリンリーダーの心臓を刺して。ゴブリンリーダーは逝去した。俺も草の地面に大の字に空に仰向け寝転んだ。
「疲れた。ちょっと休ませて」
【レフォナ】に来て慨嘆は何度目だろ。まぁどうでもいいや。
「いい天気ですね」
「陽子か。そうだな、いい天気だ」
「横で座っていいですか?」
「あぁ、構わないよ」
「ゴブリンリーダー勝ったね」
「うん…勝ったよ」
「信じました誠くんなら、出来るって」
「お前は信じてだからこそ俺は出来るんだ」
「ふふ、じゃこれからも色んな事信じますね」
「あぁ、構わないよ。ちょっと休むよー」
目をつぶって眠りを落ち込んだ。
......
ん?
隣のゴブリンリーダーの身体から、不思議な光に包まれて、ゆっくり消えてゆく。
「...これはあれか?例のシステムかー」
「そうですね、あれはモンスター自分の居場所に帰ってと言われます。実際の事は分からないです」
「まぁ、帰れるならいいな」
「そうですね」
◇
「さてと、帰りましょ!」
もう夕焼けになった。
「晩ごはんは肉してねーようこちゃん」
あの日と同じ時間、でも違った空、違って色、違って繋。本当にこれでいいのか?これが俺がすっと探している事のか?ただ単純な事。誰かと話し合い事、一家族のように食事をすること。
「そうですね、今日は誠くんの好きなカレーにしましょか」
前に歩んだ陽子が後ろに振り返す、笑顔を見せた。
この気持ちはなんというだろ。はぁ、それはきっと【幸せ】というんだな。
この世界では陽子がいた...それだけが【幸せ】だ。
陽子の頭に手を置き、なでなでした。
「ななななんですか!!?」
「そうだな、全部食ってやる!」
「全部の肉食ったら殴るよー!」
「出来るなら俺を止めてよ!バーカ!」
「いってましたねー!待って逃げてないで!!」
「いきなりどうしたんですか?誠くんは、ふふ。待って二人とも!」
また長い一日が終わった。
ありがとうございます!