全ての始まり
ママ『あんた宛の手紙来てるわよ』
俺『だれやろ?ママ〜持って来てー!』
俺は22歳の現役ニート。部屋から出るのはトイレと飯くらい。運動音痴で成績不良で完全完璧ニートの俺宛の手紙だと?...異世界でチーターになって無双人生送りませんか?みたいな感じかな?
ママ『もう。自分で取りに来なさい。』
俺『すまそ。ありゃと。』
カシャア...
なんだこれ?
勇者様へ。この手紙を受け取ったあなたは異世界に転生することができます。どうか異世界にきて魔物を倒してください。
アテナより(ハート)
...。どんなイタズラだよ...誰だよこんな事したやつ。馬鹿らしい。ネトゲやるわ。
...!?
あなただけに用意されたチートを駆使して魔物を無双ください!
最後まで読んでよかった!なら行くわ!wってイタズラだってわかっててもなんか気になるな。
暇だし最後まで読んでみることにした。
勇者様へ。この手紙を受け取ったあなたは異世界に転生することができます。どうか異世界にきて魔物を倒してください。
アテナより(ハート)
あなただけに用意されたチートを駆使して魔物を無双してください!
もし来てくださるのならリンクスタートと唱えてください。
やっぱ時間を無駄にしただけだわ。
『リンクスタート』
...。
ママ『あんたどうしたのいきなり。』
俺『...。(知ってた。)』
俺『なんでもないわ。』
....
......
.........
え。ここどこ。
そこにはこの世では一度も見るはずもなかろうものが多数あった。空を見上げるとそこには赤い大きなドラゴン。足元を見ると歯のようなものがついた花が俺を噛み付いていた。
『っばか。いてーよ。』
一歩引いたら噛み付くのをやめてくれた。
左上を見るとHPゲージが1割程削れていた。
...!?!?!!?!?
おいまて。色々つっこませてくれ。待ってマジでこれ異世界?ママはどこいった?ドラゴン?噛み付くお花?噛み付かれてHP削れたのか?HP俺低すぎね?レベル1だから?
???『勇者様あなたが本当に来てくれたことを感謝します。』
あ。
アテナ『私はアテナと申します。手紙を送らせていただきました。』
あと一回だけつっこませてくれ。
俺の想像してたアテナちゃう。お前おかめ納豆のあいつだろ。
俺『あ、あの。その、えっと。』
異世界でも安定のコミュ障。
アテナ『細かいことは気にしないで。さぁラスボスを倒す旅に出かけてください!こちらが始まりの剣とあなたのために用意したチートツールでございます。では』
おい消えんな。せめてチュートリアルくらいねーのか...
ここから俺のラスボスを倒す旅が始まった。
次回をお楽しみに〜!