詩・虚
ボクにはなにもない。
感情もココロもそれに意思もない
けれど体は何故だか動いている。
どうしてだろう。
わからない、知りたくても考える力がない
ボクは虚。
ボクはココにいてココにいない存在なんだ。
だからだろう、ボクは歩く。
持ってないものを探すために。
欲しいモノを手にするために
探して探して。
いつしかボクの周りにはいろんなものがあった。
その時だとたんに涙が溢れた。
心がないから泣けないはずだったのに
ボクは泣いたのだ。
ボクは虚。
それでもボクはここにいる。