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sea of trees ~樹海~

――――――――俺の目を覚ましたのは、生い茂る木々の間から広がる木漏れ日だった。


「ん……ここは……?」


たしか……変な男に銃を突きつけられて……撃たれて……


「……で……ここどこ?」


まるっきり手詰まりだ。


「ここは全部のネットワークを束ねる超巨大電子式汎用計算機。通称「ゼウス」の中だ」


その声に驚き、顔を上げると、


「……!!」


「よぅ」


ひときわ大きい木の、その中で一番大きい枝に、俺の命を奪ったあの男が座っていた。


「てめ……!!!!!」


そこから先は言えなかった。


そいつの後ろには、その枝に匹敵するかのような、馬鹿でかい固定型ライフルが設置してあったのだから。


「ひぃっ!!」


慌てて後ずさる俺。


「あぁ?……あぁ、これか。安心しろ。こいつは対ヒト型データ用じゃねえから」


あっけらかんと言う男。


……というか。


「ヒト型データ用?」


「まぁ、その話は長くなるから後だ。まずは……」


男はそこで言葉を切り、右手を差し出してきた。


三鷹 総治郎(みたかそうじろう)だ。よろしく、皇 九亜」


「……」


いろいろな疑問が頭を駆けめぐったものの、俺はとりあえず、その手をとった。

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