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 風がざわめいて、鳥は羽ばたいた。


 朝の光を身に受ければ、あくびが涙を促した。


 ベッドに残る温もりに背を向けて、真新しいシャツに袖を通す。


 軽快にリズムを踏む足が、僕を玄関まで運ぶ。


 期待と不安を抱えこんで、ドアを大きく開けた。


 きまぐれに口笛を携えて、風を追って自転車をこぐ。


 加速した体は風をよく受けていた。


 肌寒さが、道往く人の温もりを教えてくれた。


 もう少し、早く行こうか。


 なんだか、今日もがんばれる気がした。

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