世界にたった一つのダイヤモンド
「君は小さいね。僕の方が価値がめちゃくちゃ高い!」
『君はすごいね。僕とは比べられないくらい高い。』
「この世界は僕を求めてるんだ!」
『有り得るかもね。』
「僕は罪だなー!」
『あ、僕は加工されるみたい。』
『じゃあね、また話そうね。』
「あ、加工されちゃった......」
「ま、まあ僕は価値が高いから仕方ないんだな!」
ーーーある日、ダイヤモンドが地球からなくなった。一つを除いて......
「皆、いなくなっちゃった。」
「ま、まあ僕が特別だから僕はいなくならなかったんだろうけど、
皆どこにいっちゃったんだろう?」
ーーー世界にたった一つのダイヤモンドを争い、戦争が巻き起こった。
「僕は罪だなー!」
「人たちは、僕がそんなにも欲しいんだな!戦争までしなくいいのに。」
「やっぱり、僕は特別で、価値がめちゃくちゃ高い!」
ーーー戦争で亡くなった人たちの想いでダイヤモンドは厳重保管された。
「何も起こらないな。」
「人たちも入ってこない。」
「誰もいない。」
「価値が高すぎるとこうなるのか。」
ーーー宝石を含め、ダイヤモンドは盗まれた。
「久しぶりの人だ!」
「盗んでまで欲しいんだな!これから戦争とか起こっちゃうのかな」
「まっ!特別だし、価値が高いから仕方ないしな!」
ーーー盗人は、存在を知らなかったダイヤモンドを海に捨てた。
「あれ?特別すぎてプレッシャーに感じちゃったのかな?」
「まっ!特別すぎて価値が高いから仕方ないか!」
「誰かに僕が取られちゃって後悔しないといいけどな!」
「また戦争とか起きるのかな?仕方ないのか。」
ーーー年月は流れ、ダイヤモンドを知る者は少なくなり、ダイヤモンドは奥底に落ちた。
「まだ、人たちは拾わないのか。」
「特別だし、価値が高いからだよな!!」
「あれ?下に何か......」
「この硬さは......」
「ダイヤモンドだ!!!」
「こんなところにいたんだな!!!」
「聞いてくれよ!君たちがいなくなって僕がいるから戦争が起き始めちゃったんだぜ。」
「今も、全力で探してるんだろうな!」
「聞いてるのか?」
「意識が、ない......!?」
ーーー更に年月は流れ、次第と世界にたった一つのダイヤモンドの魂は消え掛かっていた。
「もうすぐ、皆に会えるんだ。」
ーーーその数日後、魂は去り、皆と眠ったのであった。




