部長としての責任
監督「しっかりと全国まで行ってくれよ?愛花は部長なんだから」
愛花「はい、先生 私、部長ですから」
あの事件からクラスから嫌われ肩身が狭くなった愛花にとって 全国大会で優勝することこそが愛花が愛花でいられる唯一の希望であった
朝練から練習をし 放課後は夜遅くまで多球練習 土日の日に至っては8時間以上の練習が当たり前であった
僕は帰り導 愛花と一緒に帰る時があった
その時に愛花に辛くないかと思いを伝えてみる
すると愛花は満面の意味で「大丈夫だよ」と明るく声を出す
遥「無理しなくていいんだぞ?」
愛花「私、部長だから」
部長としての責任 監督からの熱い期待 メディアからの視線 生徒からの圧力 その重圧がまだ中学生の小さな身体にひたひたと覆いかぶさっていくのが後ろ姿からも伝わってくるようだ
来る日も来る日も僕と愛花は練習を重ね疲労も高まっていった
いささか愛花のスマッシュの威力もカットしながらだが落ちてきているように感じた僕であったが 愛花の熱意から 「やめようか」という言葉は発せられることなどない
むしろ 「もっと練習しなければ」という無口の嘆きが愛花の心を蝕んでいるようであった
大きくジャンプをしてスマッシュを打った愛花は着地する体勢が不味かったのかその場から倒れてしまう
遥「大丈夫か?」
僕はラリーをやめて愛花に近づくが愛花は笑顔だった
愛花「来ないで! もっと練習しないといけないの!」
さすがに不味いと思った僕は制止しょうとするが愛花がやめようとはしない 愛花のあの時の表情は今も忘れることなどできない
愛花「私は部長なんだから!」
愛花は部長という肩書に縛られているようだった
放課後 今日は全国大会に出場する大会まであと3日に迫ったとても大事な日 その日はいつも練習の風景とは違ったことがあった
それは愛花が辞めさせた女の子たちもあつまってきて卓球をしていたからだった
女の子たちもどうやら反省をしたらしく愛花に直接謝りたいという内容で特別に練習に参加したという
女の子「許してくれる?」
愛花「うん!特別に許してあげるょ 私は心優しい部長だからね」
愛花は相変わらずだったが満面の笑顔同士で握手をしたので和解したのだろうと思った
愛花自身もこれ以上の仲違いは部活動としての活動が滞ると思ったのだろうか それよりもこれ以上部員数を減らしたくないという苦しさの現れだろうか
愛花「練習始めるょ!」
愛花の駆け声とともにコンコンとラリーが始まる
僕たちはいつものように愛花がスマッシュを打って僕が遠くからカットで返すという練習方法だった
「カーン!」
「コーン!」
「パコーン!」
「パーン!」
女の子たちもその強烈なスマッシュとカットラリーに興味津々なご様子で愛花の周りにあつまってきていた なにやらこそこそと話し声が聞こえてくる
愛花「これで決めるからね!遥ちゃん!」
愛花はここ1番とみて思いっきり高く飛び上がってスマッシュを打っ
(ニヤ)
女の子たちはそれをみて 大量のローションの入ったバケツを愛花の着地するところにローション入りのバケツを愛花の足下にこぼしたのだ
「バシャーーー!」
愛花「え?」
愛花が着地した瞬間 ヌルヌルスベスベのローションは体育館に放たれ愛花はそれに足を滑らせて盛大に転んでしまった
「ゴーーーン!」
愛花「ウゥゥウゥゥ」
女の子「ハハハ!ハハハ!愛花まじでざまぁ 私があんたのこと許すと思ったの?バカ!バーカ!(笑)」
たださえ疲労困憊の愛花を足を襲ったその行為は許させれることではない
顧問も先生たちも一斉に生徒を取り押さえた
女の子「バーカ!バーカ!お前なんか○○!」
遥「愛花大丈夫か?」
愛花「うぅあ ウゥゥ うーん」
「あ、}
その犠牲は凄まじい 愛花の足の骨がよからぬ方向に曲がっていたから
このシリーズ自分で書いてて苦しいな




