第4話 憧れ
第4話は鈴木絢音目線でのエピソードになります
天音が熱弁の勧誘が終わったところからスタートです
天音の熱い熱弁を振るい必死に勧誘したSTTが少し気になりはじめた綾音は部活に入ろうか迷いながらも下駄箱をあけてローファーを履いて学校の校舎玄関をあとにしょうとしていた
そんなとき後ろから肩を軽く叩く感触あり振り返ると肩を叩いた本人であるメガネをかけた背の高い美しい女性が立っていた
私はふと卓球部が天音が話していたもう一人の部員であるのではないかと思い質問をした
綾音「夕月先輩ですか?」
夕月「すごいね!もう私のことが知りわたってるのかな?」
「えーっと名前は?」
「鈴木綾音といいます!よろしくお願いします」
夕月「よろしくね!私は夕月遥 3年生だけど気を使ってくれなくていいからな」
夕月先輩も寄宿舎生だとわかり一緒に寄宿舎までの道を歩くことになった
歩き途中で
私は天音が1年生教室にきて卓球部の勧誘ヲしていたという旨を一部始終細かく話した
夕月「そうなんだ~天音がねーなんか大きい声出してなぁーって思ったらやっぱり卓球部だったのね!」
近くでみるとわからなかったが夕月先輩は本当に美しい
クリーム色のカーディガンから隠れるようにブラウンの制服に鮮やかにみえ 紺色のスカート 身長が高いからか黒のローソックスから伸びる足がものすごいきれい
容姿端麗 メガネをかけていてサラサラそうなロングヘアの髪は普段からどのくらい手入れされているかわからないほど艶めかしい髪だった
綾音「制服って指定なんですが?」
夕月(うんうん、制服はなんでもいいんだよ」
ふと私の制服と違うことがわかり焦ったが大丈夫なんだと安堵の表情を浮かべる
夕月「私の制服もかわいいけだ彩ちゃんの制服もかわいいよ!
上下紺色のセーラー服から浮かぶ大きな胸と
白のソックスからみえる太ももがすごいかわいい!後ろから抱きつきたくなっちゃうね」
「彩ちゃん!?」
唐突に自分のことを一瞥する発言に信頼できる先輩だと思ったが忌避する人なのかと困惑する
夕月「ごめんごめん ついつい後輩の女の子がきちゃうとはしゃいじゃうのよね
天音ちゃんはロリかわいいで彩ちゃんは美人ちゃん!
夕月「まぁ天音に抱きつこうとしたら怒られちゃったがな」
綾音「はぁ」
予期せぬ先輩の変態ぶりに戸惑いながら目的の寄宿舎についた
…
寄宿舎につくとすぐに寄宿舎の先生がお出迎えしてくれた
先生「夕月ちゃんごめんね 急なんだけどオリエンテーションの司会参加と準備手伝ってくれない?
夕月「あ!いいですよ、喜んでお伺いします」
先ほどまでの変態発言からの対比でこの神対応はさらに私を迷わせていくのであった
しばらくして夕月先輩が返ってくると寄宿舎の先生とともに部屋を案内された
部屋に入るとかわいい女の子が出迎えてくれた
私の部屋はふたり部屋でもう一人は小学校の子
「お姉ちゃんと一緒の部屋だぁーすごい嬉しい」
やっと長い1日のひと息をつこうとしていた
夕月「お部屋はどうだい?」
綾音 「はい!とってもいいですね」
夕月お姉さん後で春休みの宿題教えてー
夕月「おーいいぞーってもう春休み終わったのにまだ宿題終わってなかったのか」
女の子は可愛く首をかしげるのであった
しばらく夕月先輩と舎内を歩いて居ても次から次へ誘いやお願いがまよいこむ
それをナニも嫌な顔をせずにすぐに解決する姿はまさに堅気にふさわしい
私は子供の頃から人になにかを頼まれることがない夕月先輩とは真逆の無頼の人
そんな真逆の人間 夕月遥に次第に憧れを募らせるのであった
私は唐突に自分でも予期せぬ言葉を放つ
綾音「卓球したいです!
彼女の瞳に映る夕月先輩は彼女にとって閃めく存在
綾音「あの!コレを言っては失礼かもしれませんが名前で呼んでもいいんですか?」
遥「別にいいぞ!」
綾音「ありがとうございます!」
じゃ明日放課後体育館で卓球あるから来てね
夕月先輩は優しく私の入部を祝福してくれたのであった
やっと卓球部の話かけますわー(笑)