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STT 「サウンドテーブルテニス」  作者: 太陽
夕月遥

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49/55

天然あざとい天才少女

 

 僕の名前は夕月遥(ゆづきはるか)

一人称は僕だが 僕は別に男の子ではない 花の女子高生だ


キャピキャピガールとは一緒にされたくはないがな


僕は新潟盲学校では生徒会長 卓球部の部長

軽音部の部長 文化祭実行委員 寮祭責任者を歴任してあり 自分でいうのもあれだが学園トップの秀才だ


まぁ盲学校の生徒が少ないから必然的に3年生である僕が1位になるんだがな


 前置きはこのぐらいにして君たちが聴きたいのは「なぜ天才少女である天音が卓球部の部長にできないのか?」 が聴きたいんだろうが その話は追々話すとして その前に私の過去の話をさせてほしい なぜって? 

その方が僕が言っている意味がわかるからさ



 僕が卓球をはじめたのは小学生の時だったな 最初は親 お父さん進められて卓球をはじめて好きになった まぁお父さんがコーチをやっている関係もあってのことで卓球一家のご家庭ならよくあるやつだ  それが僕たちの家庭でも脈々と受け継がれていたんだ



 言い忘れていたが僕は小学校中学校の時は目がみえていた もっといえば他の子よりも視力が高かった


なぜ 視力が落ちてきていったかもおって話すことにしょう


 僕が通っていた双葉中学校は卓球の名門中の名門だ

何度も全国出場をしている由緒正しい古豪である


そこで僕は試験をくぐり抜け 全中 全国中学校卓球大会に出場した


僕はすでに小学生から全国大会を経験していたから


古豪と言われる双葉中学校であるが全国出場をしているのは僕ともう一人ぐらい 双葉全員 全国区ってわけではないことを知っておいてほしい



 僕とその人は実績を積み上げもう3年連続全国中学校卓球大会に進むことができた

3年生になればコーチたちに期待され 年々しつこさがましてくるように感じた



今日も霧がかかっていた空で朝早いということがわかる時間帯に朝練をさせる鬼コーチにはとっても参ったものだった


そして僕は全国中学校卓球大会に出場し全国ベスト16という成績を残した



そして僕は全中ベスト16という輝かしい活躍のまま 双葉高校に入学した 中高一貫高校のエスカレーターなのだが




 「ドン!」




体育館のドアに悪態をつきながら体育館を入る  朝練の時間にはまだ1時間も早い体育館はやはり静まりかえっている


なぜきたのかを自ら自問自答しながら体育館を出ようとすると中から コンコン という

リズミカルな音ともにラケットがあたる音が聞こえる


傷一つない真新しいローファーに何枚も織り込まれ短くなった制服のスカート。胸は僕よりも大きいが標準的で手足も長い、髪は卓球に適した髪 黒髪ショートボブにしていている


女子高生の僕でも可愛いと想えるその少女は卓球をするには不向きな恰好でスマッシュをパシパシと打っている



僕はわかっている こんな朝っぱらから制服姿で体育館に卓球マシンを1人で持ってきて黙々と練習するやつは僕の知る限り一人しかいない




「愛花 早いな」



愛花は丁度最後の一個をスマッシュを打ったところで僕に振り返った



「あっ! やっときた!待ってたよ?遥ちゃん?」



満面の笑顔でこちらに微笑む女子高生 そう そのもう一人の全国クラスの卓球少女だ




「遥ちゃんが来ないからすっごい退屈してたんだけど 遥ちゃんが来てくれたから元気になれた! 手を握ってくれたらもっと元気になるんだけどなぉー?」 




「 それは断る」




 「なんでなんで?なんでなんで? こんなにかわいくおねだりしてるのに?」




彼女はちょっとやばいやつだ 自分大好き 私がよければいいというお嬢様気質のところがある 同じ全国区でも一緒に関わりたくないくらいだ つまり性格が真逆ということだ



愛花「遥ちゃん? これ教室に忘れてたでしょ?」


遥「そうだったか?ありがとな」



 受け取ろうと手を伸ばすが、愛花は僕が受け取ろうとする前に手を引っ込める




愛花「うへへ 返すんだけどその前に私と卓球やってくれないかな? いい加減、マシーンで練習するのも飽きてたんんだよねぇー。遥ちゃんの愛のカットで私を受け止めてくれないかな?お願い!」




「あー。時間ない 悪いな」




 愛花「こら!君は卓球をするために来たんでしょ?だったらお願い!私の全てをあなたにあげるから」



 「はいはい」



(もし 僕が男子だったら完全に虜になっていただろうな)




愛花「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!卓球してくれたいと!私が帰らない! 絶対ここにいるもん!」



遥「よかったな 今は朝だからずっと体育館にいろよな?」





愛花「遥ちゃん ホントいじわるだよね!」




遥「もう少し待てば他の奴らが来るだろ、僕はそこまで卓球に興味がないし」




愛花「遥ちゃんじゃないとダメなの!! …他のやつは弱すぎて話になんないもん!」




愛花「 …どうしても駄目?


 


遥「仕方ないな 少しだけだけやってやるよ」



 

 愛花「やったー!遥ちゃんってまじでチョロイわぁ」



遥「やってやれるか!帰る」



愛花「ウソ!ウソ!ウソ!遥ちゃん 私がそんなこと言うはずないじゃーん!ね?」



愛花「私の目をよーくみて?」



  じーーー



遥「あざといな」



愛花「ガビーン!」






そんな彼女が僕の次に強いなんて天地がひっくり返っても認めたくない信実だな



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